竣工110日前 工事打合(4)床材の切替(トイレ・ランドリールーム)
2018年03月12日(火)スタジオ打合の続きです。
打合事項(4)床材の切替
umiieは、特に僕(夫)の好みで「できるだけ同じ床材を連続させる(部屋ごとに切り替えない)」ことを大切にしてきました。
その結果、LDK・ラナイ・浴室・階段等、全て同じ床材(タイル品名「ダスト」)の予定。
(イメージ)
出典 sanwacompany
しかしここで、ぐーさん(妻)から一部の室に「床材を切替」希望が出ました。
「トイレ」と「ランドリールーム」です。
ちなみに切り替える場合は、子供部屋にも採用している「ザ・Pタイル」。
Pタイルなので、硬くなく、冷たくなく、高価でもない。
Pタイルなのに、マットな質感。
優れた点が多い良品と思っています。
(イメージ)
出典 sanwacompany
①トイレの床材
僕「磁気質タイルの<ダスト>は、ラナイや浴室(屋外・水回り)にも使っているから、清掃面でもトイレにも適しているとは思うよ?」
ぐー「うーん…。でも『目地』が入るんでしょ?タイルは大丈夫でも、『目地』は汚れが目立ったり掃除しにくい気がするよ。」
②ランドリールーム
僕「ランドリールームは、トイレみたいな汚れの想定はないから、できれば洗面スペースから連続で同じ<ダスト>が良いかなと思うよ。」
ぐー「うーん…。なんとなく、ここも<ザ・Pタイル>に切り替えたいかな…。」
僕「ふむふむ…。例えば、無意識にこんな理由とか?(だったら納得)」
■洗濯作業時の負担:磁気質タイル<ダスト>は硬くて疲れる
■洗濯作業時の寒さ:磁気質タイル<ダスト>はキンキンに冷える
■真っ白なランドリールームが気持ちよくて好み
(イメージ)
出典 Home to Love
ぐー「うーん、いや、そういうわけでもない笑。」
「ずこっ汗」
理由(ロジック)は無いけど、希望は結構強いパターンのようです笑。
こんな時は、逆ロジックにより自分(夫)を納得させます。
「トイレもランドリールームも基本「扉が閉まっている」から、床材が意味もなく切り替わっている違和感は最小限。…のはず笑。」
今日の一曲:Mugi wants to be mum/Mugison
竣工110日前 工事打合(3)キッチンの高さを上げる
2018年03月12日(火)スタジオ打合の続きです。
打合事項(3)キッチンの高さを上げる
キッチンの高さは、暫定で85cmとなっていました。
この「85cm」の意味を改めて考えます。
家づくりの世界では、
住宅ローンの金利計算と並び、
フィボナッチ数列よりも重要とされる
「キッチンの高さ=身長÷2+5cm」。
僕(夫)とぐーさん(妻)に当てはめると、
夫:身長178cm÷2+5cm=94cm
妻:身長158cm÷2+5cm=84cm
つまり現案「85cm」とは結果的に、
「ほぼ90%ぐーさん(妻)にキッチンに立ってもらう想定」を意味していました。
【85cm案の趣旨】
①夫婦間の現状スキル
仮に「成人男子の料理力」を
100点:妻よりキッチンに立って戦力になれるレベル
50点:必要に迫られれば簡単なメニューなら頑張れるレベル
0点:包丁・火は使いたくない(電子レンジかポットのみ駆使)レベル
としたら、この時点の僕(夫)は30点〜40点あたり。
②「低いは高いを兼ねる」理論
ずっと以前トーヨーキッチン様のショールームでいただいた助言
「大きい食材…例えばスイカやカボチャ…は、普段ぴったりの高さのキッチンだと切れない時もあります。」
出典 トーヨーキッチン
それを受けて「なるほど、夫婦のちょうど中間の高さよりは、身長の低い方(妻)に合わせるのも一理あるのか」と納得した記憶もあります。
しかし今計算すべきは、フルサイズのスイカやカボチャを切る頻度は、果たして1年間で、いや生涯にあと何回あるのか、ということ笑。
・・・・・・
そして、この日の打ち合わせで、2つの趣旨から、キッチン高さを「90cm」に上げる変更を伝えました。
【90cm案の趣旨】
①「夫」の料理養成ギプス機能
「「夫」に合わせたキッチン」というコンセプトにすることにより、
夫の方がよりキッチンに立っていないとおかしい、
という無言の圧力を自分(夫)に与えられるのではという狙いです笑。
スキルや美味しさは妻の方が上だから妻がキッチンに立った方が良い、ではなく、
それでも僕(夫)の方がキッチンに立つことで少しずつ夫婦のチーム力を上げる仕組みになれば良いと思いました。
②収納力アップ
umiieのリビング収納は、キッチン台にあります。
キッチンが5cm高くなるということは、
収納棚が5cm大きくなるイメージです。
高さ+5cm×幅255cm×奥行き30cm=+38,250㎤
の収納力アップというメリットもありました。
今日の一曲:SUSHI食べたい feat.ソイソース/ORANGE RANGE
竣工110日前 工事打合(2)1F手洗い水栓の変更(増額)
2018年03月12日(火)スタジオ打合の続きです。
打合事項(2)1F手洗いスペース水栓の変更
umiieが建ち始めている今、ぐーさん(妻)に我慢してもらっているのではという気持ちが少し大きくなってきました。
ぐーさん(妻)が好きな「KOHLER(コーラー)」社の水栓を、各所(キッチン、バス、2F洗面等)ごとに一度は候補に入れながらも、減額や機能面から結局どこにも採用できていない点です。
せっかく悩んで減額した箇所ですが、本当に「KOHLER」社の水栓をそこまで諦めないといけないか、もう一度見直したい。
変更しても影響が少なさそうなのは、1F玄関とトイレの間の小さな手洗水栓。
ただし、広くない手洗いなので、大仰で凝った水栓はバランスが悪い点は、再度注意します。
そして、「Devonshire® (デボンシャ)」という、むしろ僕の方が好きなぐらいな水栓と出会いました笑。
出典:KOHLER
コテコテ過ぎないクラシカルな佇まい。
混合水栓ですが、シンプルなシングルレバー。
お値段73,600円。
減額を重ねてきた僕たちには贅沢品ですが…「KOHLER」社の水栓を1つだけでもという価値にネジを緩めることにしました。
増額結果:+5万円(約2万円→約7万円)
今日の一曲:1989's/YONA YONA WEEKENDERS
竣工110日前 工事打合(1)寝室のエアコン位置
「詳細は、また工事が進む中で決めましょう」と暫定になっていた事項について、久々にスタジオ打ち合わせです。
2018年03月12日(火):竣工まであと110日
打合事項(1)寝室のエアコン位置
以下①〜③位置案のうち、これまで暫定的に「②」としていました。
【位置①案の却下理由】
- 寝室に入って最初に視界に入るのが「エアコン」だと、雰囲気を損なう心配。
- それどころか寝室のドアが開いていれば、「玄関に入った時=umiieの第一印象」から、廊下の向こうの突き当たりに「エアコン」だけが見えるのは残念。
- エアコンの気流の向きも、一番効率が良くなさそう。
【位置案③の却下理由】
- ベッドで寝ている時・起きた時の視界にも、エアコンがない方が良い。(お世話になるエアコンに失礼すぎる?笑)
…という風な①③消去法で、暫定「②」としていました。
この日改めて、最終「②」で良いかを見直した結果…
ウマ「…すみません、やっぱり③でお願いします、えへ笑。」
一同(ゆ、優柔不断やなー汗…)
【②却下→③採用の理由】
- ②:寝てる頭上にエアコンがあるのも、なかなか抵抗がある気がしてきました。
- ③:寝室に入った時に広がるベッドヘッド側の壁にエアコンがない(美しい)のも、素敵だなと。
(イメージ)
・・・・・・
しかしその後暮らし始めてから、僕は「あ…もっと良い位置(④)があった汗」と気づくのでした笑。
今日の一曲:第三惑星交響曲/石崎ひゅーい
竣工088〜069日前 屋根・床の工事
「垂直」の軸組(建て方)が立ったら次は、「水平」面の屋根・床ができ始めました。
2018年04月03日(火):竣工まであと088日↓
小栗マネージャー「マイホーム情報アプリ「knot」で現場進捗を共有いただけるようにしました。」
施主が通常見学できないような部分も、日々変化をみれて便利そうです。
早速、屋根に防水シートが貼られてるっ。
現場に直接確認にも行ってみました。
(あの…それだと「knot」の効果が半減してるのでは汗)
「階段」の屋根部分だけは、ガルバリウム鋼板です。
LDKの屋根は、西側(写真左側)へ2/100の排水勾配。
階段の屋根は、南側(写真手前)へ3/100の排水勾配。
2018年04月06日(金):竣工まであと085日↓
2階の床組が完了したようです。
足場だけだと「職人さんの聖域」のようでしたが、床が出来れば素人(施主)もどんどん現場見学させていただけそうです。
(いや、だから「knot」があるって…笑)
2018年04月14日(土):竣工まであと077日↓
あ、棟札(むなふだ)を発見。
本来、屋根の一番高い棟木(むなぎ)に付けるらしいですが、陸屋根(水平)なので真ん中ぐらいにサラッと付いている感じでしょうか。
すでに、電気配線が天井裏一面に這っています。
1階も、土間コンクリートの「配筋」まで進んでいます。
(イメージ)
出典 「世界で一番楽しい建物できるまで図鑑 RC造・鉄骨造」(エクスナレッジ)
2018年04月18日(水):竣工まであと073日↓
1階土間コンクリートも打設されました。
2018年04月22日(日):竣工まであと069日↓
妻と、父・弟も一緒にLDK空間を見学。
この時の、カーテンウォールみたいに壁一面が半透明で、360°眺望と明るさが射し込むバージョンのumiieに住むのもちょっと良いなと、一瞬よぎりました。
ぐー(妻)「絶対ナシです汗」
今日の一曲:天気予報/羊文学
竣工107〜098日前 建方(たてかた)
基礎工事が完了した翌日からはすぐに、鉄骨軸組工事「建方(たてかた)」に進んでいます。
2018年03月15日(木):竣工まであと107日↓
足場が組まれていました。
土地への着工がなかったように焦っていたこの3ヶ月間。
その間、実は工場で、寸分の狂いもないよう綿密に溶接されていた鉄骨たちが、いよいよ届くみたいです。
2018年03月17日(土):竣工まであと105日↓
おそらくこの1日だけの「上棟」の日。
夫婦で見学しようと、朝8:30に現場へ到着。
早くも、ちょうど記念すべき1本目の鉄骨が吊り下げられている瞬間でした。
「柱」(地面と垂直に立つ角形鋼管)が建っていきます。
(イメージ)
出典 「世界で一番楽しい建物できるまで図鑑 RC造・鉄骨造」(エクスナレッジ)
「梁」(地面と水平に渡すH型鋼)が空からふわふわと降りてきます。
その「梁」をキャッチして、「柱」に高力ボルトで接合していく職人さん達。
(イメージ)
(イメージ)
出典 「世界で一番楽しい建物できるまで図鑑 RC造・鉄骨造」(エクスナレッジ)
2018年03月18日(日):竣工まであと104日↓
2018年03月21日(水):竣工まであと101日↓
祝日。夫婦2人だけで、ジャングルのようなumiieの中に入ってみました。
「もし1階も海への眺望をフルオープンすることを選んだumiieだったら」と、玄関から突き当たりに広がっていたかもしれない、今日だけの景色を2人で眺めていました。
ちなみに、もし工期が遅れていなければ、結婚式の前撮りを、ちょうど今の美しい鉄骨姿のumiieと一緒に、名盤「ティン・パン・アレイ」のジャケットみたいに撮ってもらえないかなという秘かな願望がありましたが笑…叶いませんでした涙。
(イメージ)
2018年03月24日(土):竣工まであと098日↓
上棟式。
5000円、洗い米、塩、5円玉12枚、黄色いタオル。
地鎮祭よりはかなりサラッと執り行われました。
今日の一曲:欲望/毛皮のマリーズ
竣工122〜108日前 基礎工事(配筋・型枠・コンクリート打設)
「基礎工事」の本作業が始まります。
「基礎」の種類を整理
umiieは地盤も一般的な硬さだったので、
大きく2種類に分かれる①杭基礎②直接基礎のうち、②直接基礎。
更に②直接基礎の中で「ベタ基礎」「布基礎」「独立基礎」のうち、「布基礎」です。
(イメージ/画像拝借)
基礎工事(1)配筋
基礎となるコンクリートを流す箇所に「鉄筋」(鉄の棒)が組み込まれます。
引っ張る力には弱いコンクリートを中から補強する役割らしいです。
2018年02月28日(水):竣工まであと122日↓
カチャカチャ、チャリチャリ…
恐らく「スターラップ」(あばら筋)というロの字形の鉄筋を掛けている音と思われます。
(イメージ/画像拝借)
出典 「世界で一番楽しい建物できるまで図鑑 RC造・鉄骨造」P77(瀬川康秀・大野隆司/2013年/エクスナレッジ)
冬ですが陽射しは強く、心地よい冷たさの風。
カチャカチャ、チャリチャリ…
土地にはスターラップの音だけが心地良く鳴っていて、少しずつ今umiieができているんだなと、僕はずっとそれを聴いてられました笑。
2018年03月01日(木):竣工まであと121日↓
基礎工事(2)型枠
配筋の周りに、コンクリートを流しこむ「型枠」が設置されていました。
2018年03月07日(水):竣工まであと115日↓
基礎工事(3)コンクリート打設
型枠の中に、コンクリートが流し込まれていました。
2018年03月10日(土):竣工まであと112日↓
基礎工事(4)型枠外し
コンクリートが固まった(養生が終わった)みたいです。
型枠が外され、基礎コンクリートだけが現れました。
2018年03月14日(水):竣工まであと108日↓
ずっと1/100図面だけで見てきた間取り図。
100倍の大きさとなって海の前に現れた間取り図は、とても美しいと感じました。
基礎工事完了です。
今日の一曲:Pet Milk/Homecomings
竣工130〜126日前 地縄張り〜地業工事
「130日後に建つumiie」
(某有名タイトル風に笑)
2018年02月20日(火):竣工まであと130日↓
前話のとおり、土地に初めての変化(進捗)が起きました。
序盤は、以下の工程のイメージです。
①地縄張り
②遣り方(やりかた)
③地業工事
④基礎工事
(あくまで素人の簡単な理解・整理です。)
①地縄張り
「地縄張り」とは、紐等を張って建物の配置イメージを示す作業。
(イメージ/画像拝借)
出典:金内勝彦設計工房
僕は状況確認(写真撮影)を逃したっぽいですが…きっとあったはずです笑。
②遣り方(やりかた)
「遣り方」とは、柱・壁などの中心線や水平線を設定するための仮設物(杭や板)を張り巡らせる作業。
(イメージ/画像拝借)
出典:株式会社アセットフォー
僕は状況確認(写真撮影)を逃したっぽいですが…きっとあったはずです笑。
③地業(じぎょう/ちぎょう)工事
2018年02月21日(水):竣工まであと129日↓
地面の掘削が進んでいました。
「根伐り(ねぎり)」または「掘り方(ほりかた)」と呼ばれる作業っぽいです。
2018年02月24日(土):竣工まであと126日↓
そこにコンクリートが流し込まれていました。
これが「基礎」っぽく錯覚してしまいましたが、まだ「基礎のための基礎」でした笑。
僕「こ、これが噂の「捨てコン」ってやつか…。」
(↑何故かちょっと感動)
以前から、何を「捨て」ているんだろうと疑問でした笑。
【参考整理:捨てコン(クリート)の意義】
・地面のままよりも、高さ(レベル)が滑らかに整う。
・地面のままよりも、この後の作業線(墨出し)を引きやすい。
・地面のままよりも、この後の配筋や型枠設置がやりやすい。
【参考整理:「捨て」の意味】
・鉄筋が入っていない「無筋」のコンクリート。
・無筋のため強度がなくひび割れる前提=捨て身、犠牲。
(廃棄されるのかなと想像しましたが、違いました笑。)
「④基礎工事」へ続く→
今日の一曲:アルペジオ/Homecomings
着工開始 第13話 家づくり最良の瞬間
家づくりの中で、「最も感動する場面」とはどこでしょうか?
引き渡し(完成)の瞬間?
(イメージ/画像拝借)
模型・間取りのファーストプランと対面した瞬間?
そんな僕のなんとなくの予想と、現実は少し違いました。
ゾノ先生から「umiie」のファーストプラン(模型・間取り)を見せていただいたのは、2016年9月10日(日)。
この日から529日間、「umiie」のことを考えない日はありませんでした。
遅延の対応がまた遅延していく。
小さな部品までグレードを下げ、数cm単位の減築を受け入れる。
何百回図面を見て、何百時間悩んだでしょうか。
「工事請負契約書」も締結した今は、「着工開始」編だったはずです。
その1か月後に地鎮祭もしました。
毎日仕事帰りに、土地の前を通ってみています。
529日前から全く変わらない「更地」のまま、建つ気配がありません。
少しずつumiieは、
「もし建てるとしたらこんな感じ?」
「こんな家だったら住みたいかもね」
ぐらいの、どこか想像上・仮定だけのもののような。
いつのまにか「検討」が、手段じゃなくて目的化しているような。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
そんな家づくりの中で、「最も感動する瞬間」にはどこで出会えるでしょうか?
2018年2月20日(火)夕方に、「その時」は訪れました。
その日も、日課というよりもはや惰性のように笑、仕事終わりに土地の前を通り過ぎようとした時。
(ん…?)
車を停めて、車を降りると…。
(…っ!!)
土地の入り口部分に、アコーディオンフェンスが。
土地の上に、ぽつんと1台の小さなショベルカーが。
試運転程度に、僅かに土を掘り返した跡が。
それだけ。
「進展」というには、あまりに些細な変化。
たったそれだけですが、
umiieは想像上の建物じゃなかったんやと笑…
umiieはもしかしたら現実に建つのかもしれないと笑…
心が震えました。
これでようやく
「シン・着工開始編 ーumiie最後の130日間ー」
に入れると思われます笑。
今日の一曲:Home To You /Sigrid
着工開始 第12話 妻に内緒で増額調整(オーバーヘッドシャワー)
工事契約後3か月経過。
土地にまだ変化(着工)は見られません。
「浴室のシャワー」について、悩んでいました。
1.現行(減額調整後)の浴室シャワー仕様
hansgrohe社の「crometta(クロメッタ)160」。
hansgroheブランドかつオーバーヘッドシャワー付きというプチ贅沢さもありながら、「60,000円台」というコスパも光る逸品。
減額調整の荒波の中で「充分」だと夫婦で納得したシャワーです。
しかし、本当はぐーさん(妻)の満足度にはギャップがあることを、僕は知っていました…。
2.妻が望む「オーバーヘッドシャワー」を知っておこう
ぐー(…オーバーヘッド感が少し足りない気がするのが残念ではあるけど…。)
来ました笑。
「ぐーさん(妻)自身もまだ見えていない理想形を、僕がヒアリングで引き出していかないといけない」フェーズです笑。
①オールインワン型
僕「も、もしかして、こんなラグジュアリーなタイプがいいってことですか汗…?」
(イメージ)
ぐー「いや、こんなセレブなタイプは苦手です汗。パイプ(バー)=ユニット感をなくしたいのかも…。」
②ウォールタイプ(壁付式)
僕「ハンドシャワーと独立してる、こんなタイプ…?」
(イメージ)
出典 ArchiEXPO
ぐー「うーん…まだ何かが引っかかる…笑。壁付けだと、パイプ(バー)の時とシャワーの位置自体はほとんど一緒だからかな汗。」
③シーリングタイプ(天井付)
僕「ふむふむ…天井から降り注ぐまさに「レインシャワー」感が求める要素だったってことかな?」
(イメージ)
出典 Homary
ぐー「あ、良い感じ。あとは…「四角」じゃなくて「丸形」が好きかな…笑。」
僕(ま、まだあるんすかっ笑)
…
とはいえ確かに、スクエア(角形)だとモダンな豪邸テイストっぽい気がして、僕もラウンド(丸形)が好きです。
④ヴィラ「バルバーリック」タイプ
ヒアリングが進み、2人の間に1つのイメージが重なってきました。
それは、2015年、ぐーさんの誕生日に泊まったヴェネツィア郊外のホテル。
「Villa Barbarich(ヴィラ バルバーリック)」。
ぐー「うん。あのホテルの浴室・シャワーが好きだったのかも。」
僕たち2人にとっての、オーバーヘッドシャワーの「型」に辿り着いたのかもしれません。
3.プロジェクト「バルバーリック」の始動
この流れは、思い切ってシャワーの仕様を変更(増額)した方が良いと思えました。
そして、いっそ妻には内緒で変更してみよう笑。
(サプライズというよりイタズラ)
隠密チーム「バルバーリック」招集です。
僕「お手数ですが、打ち合わせ図面や資料には出ないよう、こそこそお願いします。それでは、散っ。」
オグリさん・コウセイさん「御意っ。」
3.プロジェクト「バルバーリック」の難航
あまり高額になり過ぎず、かつ「バルバーリック」形に仕上げるのは、素人の僕では難航しました。
シャワーのパーツを単品ごとに足していくだけでは、当然かなり高額になってしまいます。
若干でもお値段が優しい気がするイタリアの「GESSI(ジェシー)」社製品で、組み合わせてみることに。
(セット例イメージ)
出典 ADVAN
△まだレールが付いてる
△天井シャワー直径が20cm(小さい)
△それでも20万円超え
うーん…汗
そうか、操作レバーは壁内側に本体「埋込部」も別途必要なのか…汗
出典 ADVAN
行き詰まっていたウマを、チームが泥沼から引き上げてくれました。
4.プロジェクト「バルバーリック」の完了
コウセイさん「僕からも提案させてください。こちらのシャワーなら「バルバーリック」プランを満たせるのでは。」
それは、1980年愛媛県創業「FONTE TRADING」社のシャワーセットでした。
たとえるなら「画家(=建築家)がより豊かな絵を描ける様に、優れた画材(特に水回り製品)をお届けすること」それが私たちの誇りであり、ミッションです。
― FONTE TRADING HPから抜粋
同社オリジナルブランド「Bagni」(バーニ:イタリア語でバスルーム)のシャワーコンビネーション。
僕(お、おおーっ…)
○シーリング(天井付け)の丸形…!
○余分なパーツがない美しさ…!
○30cmの大口径…!
○それで10万円代というコスパ…!
素人がどれだけ悩んでも両立させれなかった要素を、一発で軽々と全て満たす、まさにプロの引き出しと提案でした。
僕「おかげで妻にも喜んでもらえそうです。…あ、くれぐれもショナイ(内緒)で笑。」
オグリさん・コウセイさん「あんじょうやらせてもらいます。」
僕「くくく…」
オグリさん・コウセイさん「いひひ…」
今日の一曲:Level Up/Sigrid