着工開始 第13話 家づくり最良の瞬間
家づくりの中で、「最も感動する場面」とはどこでしょうか?
引き渡し(完成)の瞬間?
(イメージ/画像拝借)
模型・間取りのファーストプランと対面した瞬間?
そんな僕のなんとなくの予想と、現実は少し違いました。
ゾノ先生から「umiie」のファーストプラン(模型・間取り)を見せていただいたのは、2016年9月10日(日)。
この日から529日間、「umiie」のことを考えない日はありませんでした。
遅延の対応がまた遅延していく。
小さな部品までグレードを下げ、数cm単位の減築を受け入れる。
何百回図面を見て、何百時間悩んだでしょうか。
「工事請負契約書」も締結した今は、「着工開始」編だったはずです。
その1か月後に地鎮祭もしました。
毎日仕事帰りに、土地の前を通ってみています。
529日前から全く変わらない「更地」のまま、建つ気配がありません。
少しずつumiieは、
「もし建てるとしたらこんな感じ?」
「こんな家だったら住みたいかもね」
ぐらいの、どこか想像上・仮定だけのもののような。
いつのまにか「検討」が、手段じゃなくて目的化しているような。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
そんな家づくりの中で、「最も感動する瞬間」にはどこで出会えるでしょうか?
2018年2月20日(火)夕方に、「その時」は訪れました。
その日も、日課というよりもはや惰性のように笑、仕事終わりに土地の前を通り過ぎようとした時。
(ん…?)
車を停めて、車を降りると…。
(…っ!!)
土地の入り口部分に、アコーディオンフェンスが。
土地の上に、ぽつんと1台の小さなショベルカーが。
試運転程度に、僅かに土を掘り返した跡が。
それだけ。
「進展」というには、あまりに些細な変化。
たったそれだけですが、
umiieは想像上の建物じゃなかったんやと笑…
umiieはもしかしたら現実に建つのかもしれないと笑…
心が震えました。
これでようやく
「シン・着工開始編 ーumiie最後の130日間ー」
に入れると思われます笑。
今日の一曲:Home To You /Sigrid