VE≠減額調整 第41話 減額終了~工事請負契約へ~
1.減築による減額結果
断腸の思いで、umiieを約△12㎡減築しました。
僕の苦渋・苦悩ぶりを見かねてか、工務店T社様が気休めの言葉をかけてくださいます。
「単純計算では、坪単価約90万円×△12㎡(約3.6坪)=△300万円以上、これで減額できますよウマさんっ。」
僕「ぐすん涙…減築のかいがあります。」
後日、減築による工事費の減額結果が出ました。
減額結果は「△180万円」。
僕「え、あれっ…!?(絶句)」
イメージの、半分程度の減額にしかなっていません汗。
カヤマ常務「う、う~ん…ウマさんすみません、上がるときは予想以上に上がる(増額する)のに、下げる時には予想以上に下がらないという…難しい世界でもありまして…(恐縮)。」
僕「そ、そんなー涙。」
いや、理屈は合うことに気づきました。
間取り等を変えないまま縮めているということは、構造上重要な部分(=坪単価が特に高い部分?)を避けて削っているから。
逆に考えれば、「坪単価が特に安い部分」しか削られていないからなんでしょう。
だからといって、これ以上追加で減築は、もう無理です汗。
2.工務店T社のフォローケア
実は、工務店T社様側でも並行して、ある調整をしてくださっていました。
「umiieの構造変更による増額と遅延」
「umiieの見積誤りによる増額と遅延」
これらの責任に対する対応を、オグリマネージャーが社内に諮ってくださっていたのです。
オグリマネージャー「ご迷惑をおかけした遅延や見積額に対して、その全てを補償できている内容ではなく恐縮ですが、当社として以下のような対応をさせていただくところまでは取り付けました。」
提示いただいたのは、確かにこちらに生じたマイナスを埋め切るには程遠い補償内容です。
でも、社内でオグリマネージャーがこの補償の決裁を得るのは相当大変だったのではと想像できる、誠意を感じられる補償内容でした。
(T社との約束のため、補償内容詳細は非公開とさせていただきます。)
3.「建設工事請負契約書」の締結
ここまでで、減額調整を完了としました。
umiieの工事金額は、いくらにできたのでしょうか。
当初の予算(希望)は、2500万円でした。
鉄骨造に変更することになって、見積2900万円になりました。
見積に誤りがあり、本当は見積4400万円だったことが判明しました。
そこから、減額調整を重ねてきた着地点は…オープン。
「3,006万円」
夫婦「お、おお~っ…」
喜べるのか微妙ですが、思ったよりは戻せた気がして、とりあえず満足です。
でも、詰めの甘くない施主様であれば、きっとこう考えられるでしょう。
「いや、あと△6万円頑張ろうぜ」と笑。
さらにイメージを大事にされる施主様なら、
「なんならあと△7万円で「2,000万円台」やがな」と笑。
しかし、僕にはもうその気力は残っていませんでした。
むしろこの3,006万円というキリの悪さも、
僕たちがもがいたumiieのリアルさと、
詰めの甘い僕たち夫婦らしくて案外悪くないと思いました。
平成29年11月19日(日)
「建設工事請負契約書」締結。
(減額調整編 終了)
4.(おまけ)
幣ブログを読んでいた妻から一言:
ぐー「え、あれだけ打ち合わせの話続いてて、まだ契約前だったの?…怖(こわ)っ。」
今日の一曲:光の方へ/カネコアヤノ