VE≠減額調整 第13話 キッチン本体(4)~MORTEXかLAMINAMを~

 

「格安システムキッチン+造作」の可能性をもう少しだけ検討してみます。

 

  

5.サンワカンパニー「Kプレーン」+天板「モールテックス」

 

「案4.オッソ+カウンター」(前話参照)の課題点をクリアさせる視点です。

 

課題のクリア(1):収納オープンタイプ→収納扉タイプ

 

キッチン本体の一案は、サンワカンパニー「Kプレーン」。

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出典 SanwaCompany

 

サンワカンパニー縛りでなくてもいいんですが、やはり以下の理由が大きいです。

・納品価格が明瞭(表示価格)=減額を検討しやすい。

・全般的にデザインもシンプルで素敵、なのに格安。

・「住宅設備」メーカーというイメージがgood。(例えばIKEAニトリのキッチンはお安くて凄いとは思いますが「インテリアメーカー(のキッチン)」というイメージに躊躇)。

 

課題のクリア(2):カウンター立ち上げ→フルフラット

 

今まで以上に素人の浅知恵ですが、

(①キッチン本体+②造作収納)を、③フルフラットのワークトップで一つに覆うことで、表面的には好みのキッチン外観にできるのでは、というイメージ。

 

(当時の落書きメモ(恥))

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そして、天板(ワークトップ)だけの面積ぐらいなら、キッチンの理想イメージの一つだったベルギーBeal社のmortex(モールテックス)を採用しても、大丈夫な範囲の増額で済むのでは…。 

 

(イメージ/画像拝借)

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出典 Beal mortex

 

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カヤマ常務「うーん…モールテックスの施工にはかなりの費用が発生しそうです。申し訳ないですが施工できる職人さんが身近にいないので、施工講習を受けに行ってもらうか、施工できる職人を遠方から呼ぶ出張費等が発生するためです。」

 

今思えば

「今後の県内の建築事例の幅を広げるためにも、この機会にモールテックス職人さんを(折半…できればT社様負担で笑)増やしませんかっ?」

ぐらいの視点から相談して、モールテックスに喰い下がる方法もあったかもしれません汗。

 

あと、「プレーンK」は最安価格(なんと15万円程度)を優先しすぎるあまり、「妻の必須要望③スクエアシンク」を満たしていないことに気づきました汗。

プレーンKミディアム ホワイト

出典 Sanwa Company

 

 

6.サンワカンパニー「クビレキッチン」+天板「ラミナム」

  

スクエアシンクが備わる最安のシリーズ「クビレキッチン」を再候補にします(それでも28万円程度!)。

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出典 Sanwa Company

 

システムキッチンと造作収納を一繋ぎにするワークトップ素材は、

モールテックス以外なら、やはりkitchenhouseのようなメラミンや、リクシル「リシェルSI」のようなセラミック系の意匠が好みです。

 

イタリアLAMINAM社製の「ラミナム」という磁器質大板セラミックタイルが、とても素敵で、今のニーズにドンピシャで応えてくれそうでした。

「ラミナム」の画像検索結果

出典 建材ナビ

 

1枚がなんと「300cm×100cm」という大判タイル。

umiieのキッチン天板は「255cm×90cm」のため、ちょうどタイル1枚から天板をシームレスに切り出せそうな気がします。

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出典 ローマタイルジャパン株式会社

 

98種類のラインナップから、例えば好みの「FOKOS(フォコス)」お値段は1枚70,000円前後と、割高感はありません。

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出典 ローマタイルジャパン株式会社 

 

こ、こらラミナムで決まりちゃいますの…!?

 

しかし…

 

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コウセイさん「タイル自体の単価は安いんですが…うーん、確か加工・施工は販売代理店側しかできないシステムで、その料金がかなり高額だったような気がします…。」

 

これも今思えば、もう少し時間と余裕があれば、正確に見積額やシステムの確認を依頼して、「これぐらいの増額なら」と採用に向かえるよう、もう一歩踏み込んで検討するべきだったかなと、少し後悔が残ります。

 

 

7.工務店T社が直接造作

 

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オグリさん「コウセイさんの設計図どおりでよければ、当社(から依頼する家具職人?)であれば、おそらく減額後の予算(100万円程度)の範囲でイチから造作できると思います。」

 

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ウマ「それはありがたいです。」

 

少し以前から、その可能性は提示いただいていたんですが、僕が若干こじらせてしまい、あえて「最後の手段」として位置付けていました。

 

理由①:設計図上は天板がステンレスだったんですが、モールテックスやラミナムのような素材の可能性を追いたかったため。

理由②:工務店T社に設計図そのまま造作依頼する=シンプル過ぎる工程・解決だったため。偶然出会った地域の造作家具屋さんに依頼したかったように、いわゆるちょっとしたストーリー(思い入れ)が欲しかったんでしょうか笑。

 

苦し紛れの組み合わせも何案か検討してみましたが結局、

僕たちの要望をすでに十分理解してくださっているコウセイさんの設計図を、そのまま工務店T社様にフル造作していただくことに決めました。

(建物の施工とキッチンの施工がスムーズに連動しそうです。)

 

減額効果:約△100万円程度

 

(コウセイさんのumiie造作キッチン設計図)

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今日の一曲:虹/HIGE

 

 

 

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