VE≠減額調整 第01話 バリュー・エンジニアリング

 

まだumiieが難航する前の頃、オグリさんやゾノ先生達からよく聞いた単語。

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ゾノ先生「本見積の後は、VEに1か月みておきましょう。」

 

僕「ヴ、ヴイイーとは?汗」

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オグリさん「減額調整のことですね。」

僕(オ、オシャレやがな…笑)

 

 

 

…とか言ってたお気楽な時代は終わり、予算(目標)2500万円に対して、本見積は4400万円という現実へ。

 


ゾノ先生から、耳を疑う言葉も。

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ゾノ先生「え…ウマさん、このumiieを2500万円で建てるのは無理ですよ。」

 

僕「いや、ベースが「億」の邸宅ならともかく、この規模で+2000万円(+76%)ものブレ幅は、減額調整でどうにかする範疇を超えてます(もはや別の家です)。」

 

 

 泣く泣く、予算(住宅ローン)額を2500万円→3000万円に再設定。

それでもまだ1000万円以上の、気の遠くなるようなVE(減額調整)が要求されます。

 

 

 

そもそも「VE」の意味ですが…

VE(Value Engineering)とは、製品やサービスの「価値」を、それが果たすべき「機能」とそのためにかける「コスト」との関係で把握し、 システム化された手順によって「価値」の向上をはかる手法です。

(略)

顧客が求める機能を最低のライフサイクル・コストで確実に達成する手段を実現するのです。

公益社団法人日本バリュ-・エンジニアリング協会

 

…そう、VEの視点は、コストではなく、あくまで「Value(価値)」(の維持・向上)です。

 

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僕「…ということで、単に何かを削る・あきらめるだけの減額調整は、VEとは言えないんじゃないんですかっ?」

オグリさん「へ、へいっす!」

 

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僕「今後、オシャレな雰囲気だけで「VE」って言うの禁止で!」

ゾノ先生「へ、へへー!」

 

…って、せめてかましとけばよかったです笑。

 

 

 

今日の一曲:Jungle Drum/Emiliana Torrini

 

 

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