VE≠減額調整 第02話 駐車場のブロック壁

 

できれば減額調整は、

設計事務所が「施主の満足度をできるだけ落とさない範囲で」コストを下げられるポイントを見つけ出し、提案する。

工務店が①のコストダウン額を算出する。

③そこから施主が優先順位を考える。

…を繰り返していく余裕が欲しかったところです。

 

しかし、もうumiieの見積額と工程遅延から、そんな余裕はありませんでした。

③+①施主(僕たち)が先に優先順位と減額項目を整理して、

工務店がコストダウン額を算出し、

④施主が想定しきれないリスクやデメリットがあれば助言してもらう。

…という流れで進めていきます汗。

 

  

また、数百万円規模の減額を目指すために、

「同等品で別メーカーを探す」とか「グレードをちょっと落とす」規模の見直しでは限界があり(その積み上げもやりつつ)、

思い切って「これは不要(無くす)」という視点が重要です。

 

 

 

【減額(案)項目01】:駐車場のブロック壁

 

(赤枠の部分↓)

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ここは、ファーストプラン・模型の段階から、ゾノ先生が提案してくださっていた部分。

素材は一般的(安価)なコンクリートブロック案ですが、馬目地に積み上げるイメージだと素敵です。

 

 

【メリット・機能】

外構デザインの向上:道路に面したファサード(家の正面側)から、駐車している車や、庭の生活感が見えなくなる。

 

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しかし【デメリット】も考えられました。

せっかくの庭が、このブロック塀で分断されます。

 

例えば、海を眺めながらBBQをできるのは、ブロック塀の「前」の庭部分だけに限られることになります。

(赤枠↓)

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また、家族でキャッチボールとかバドミントンしたいと思った時(そう無いかもしれませんが笑)、ブロック塀が相当ジャマかも。

 

 

 

ぐーさんは、庭に虫がいそうだったり、休日はゴロゴロしたいため、BBQもキャッチボールもそこまで乗り気でない分(笑)、ブロック塀を「残す」未練もあったようなので気が引けますが、

「絶対に必要」な仕様以外は全部仕分け対象にしてもまだ足りないぐらいなので、まずはここから減額の第一歩に。

 

減額効果イメージ:△20~30万円

 

僕たちにしては結構思い切ってバッサリ頑張ったつもりでしたが…ゴール遠(とお)っ!泣

 

 

 

今日の一曲:Remember Me/MAN WITH A MISSION

 

 

 

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