VE≠減額調整 第21話 浴室(03:カランの必要性)
umiieの浴室水栓は下図のように、
①シャワー
②バスタブ用のカラン(水栓・蛇口)
という一般的な構成です。
1.減額前
①シャワー
hansgrohe(ハンスグローエ)の「crometta(クロメッタ)」を提案いただいていました。
出典 Hits
改めてhansgroheの凄さ(一部)を並べると…
・創業120年
・made in germany
・ハンドシャワー世界シェアナンバーワン
・世界で初めてシャワーウォールバーを商品化
・世界で初めて切り替え式のハンドシャワーを商品化
しかも海外かぶれな僕たち(特に妻ぐーさん)の希望「オーバーヘッドシャワー」も叶えてくれる「クロメッタ」。
それでいて、お値段はたった70,000円程度…!
ただし「スパウト(カラン)が付いていない」点に注意が必要ですが…
最近は、システムバスの場合でも「シャワー下のカランは使わないから付けない」家庭も多いイメージです。
僕たち夫婦も、ちょうどカランいらないと思っていたところだったので笑、むしろ最高です。
②バスタブ用のカラン
カクダイの「ラベンナ」を提案いただいていました。
出典 SanwaCompany
お値段約30,000円。
減額のための代替品を探さないといけないほど高額ではありません。
デザインは、モダンといえば十分モダンなんですが…
レバーハンドルの、
水と湯に分かれていて青色と赤色に塗り分けられている「銭湯感」、
歯車のような持ち手の「工業感」、
…が全く気にならないといえば嘘になります笑。
2.減額を検討
①シャワー「クロメッタ」
上記のとおり、低価格、性能、ブランド等のバランスが良すぎるため、減額(代替品)の検討はしません。
②バスタブカラン「ラベンナ」
こちらもすでに低価格のため、他製品への変更による減額効果は少ないと思われました。
しかし・・・
度重なる素人発案の減額調整に悩み疲れてきていたのか、僕は、クレーザーと対戦する烈海王の名言を思い出していました。
もうとっくに全てを減額しているという考えは怠慢者のもの
今一度、あたかも今こそが初めてのように減額しよう
ウマ「・・・②のカランも、無くてもいい気がします。」
そう、ビジネスでの業務改善でも重視される、「減らす」ではなくいっそ「やめる」視点です。
(ま、マジすかこのウマ…汗)
「お、お湯が溜めれなくならないですかね…?」
ウマ「元から、バスタブに浸かる頻度は少ない想定です。必要な時は、①のシャワーからバスタブにお湯を入れればいいかなと…。」
これにより、カランの製品代30,000円だけでなく、給水設備自体もシンプルになる減額・メリットをイメージしていました。
コウセイさんやオグリさんは、いくら施主の要望でも止めるべきと心配してくださっていたはずです。
でも、ここまで減額調整が追い込まれているのは設計図や見積の過程にかなり原因があるという自責から、僕に「その減額はナシです」とは言いづらかったのかもしれません。
まるで「17歩」を渡る社長のように、テンパってます笑。
出典 福本信行「賭博堕天録カイジ」
3.減額後
減額検討のずっと後日。
バスタブのカラン②さえ無くなっている設計図面を見て驚いたゾノ先生が、
「えっ、…いやさすがにシャワーだけではお湯溜めれないですよウマさん汗。」
とはっきり言いきってくれたおかげで、僕は少し正気に戻り笑、②カランは復活しました。
(ほっ…汗)
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(今日の一曲)
ビートルズのような普遍性、
サニーディサービスのような日常感、
スピッツのような浮遊感、
はっぴいえんどのような叙情性、
をあわせもったような超名曲です。
こんなハイセンスな若者たちがまだ出てくるなんて、希望が溢れてます。
今日の一曲:春の香りに包まれて/The Songbards
The Songbards - 春の香りに包まれて (Official Video)
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