着工開始 第12話 妻に内緒で増額調整(オーバーヘッドシャワー)
工事契約後3か月経過。
土地にまだ変化(着工)は見られません。
「浴室のシャワー」について、悩んでいました。
1.現行(減額調整後)の浴室シャワー仕様
hansgrohe社の「crometta(クロメッタ)160」。
hansgroheブランドかつオーバーヘッドシャワー付きというプチ贅沢さもありながら、「60,000円台」というコスパも光る逸品。
減額調整の荒波の中で「充分」だと夫婦で納得したシャワーです。
しかし、本当はぐーさん(妻)の満足度にはギャップがあることを、僕は知っていました…。
2.妻が望む「オーバーヘッドシャワー」を知っておこう
ぐー(…オーバーヘッド感が少し足りない気がするのが残念ではあるけど…。)
来ました笑。
「ぐーさん(妻)自身もまだ見えていない理想形を、僕がヒアリングで引き出していかないといけない」フェーズです笑。
①オールインワン型
僕「も、もしかして、こんなラグジュアリーなタイプがいいってことですか汗…?」
(イメージ)
ぐー「いや、こんなセレブなタイプは苦手です汗。パイプ(バー)=ユニット感をなくしたいのかも…。」
②ウォールタイプ(壁付式)
僕「ハンドシャワーと独立してる、こんなタイプ…?」
(イメージ)
出典 ArchiEXPO
ぐー「うーん…まだ何かが引っかかる…笑。壁付けだと、パイプ(バー)の時とシャワーの位置自体はほとんど一緒だからかな汗。」
③シーリングタイプ(天井付)
僕「ふむふむ…天井から降り注ぐまさに「レインシャワー」感が求める要素だったってことかな?」
(イメージ)
出典 Homary
ぐー「あ、良い感じ。あとは…「四角」じゃなくて「丸形」が好きかな…笑。」
僕(ま、まだあるんすかっ笑)
…
とはいえ確かに、スクエア(角形)だとモダンな豪邸テイストっぽい気がして、僕もラウンド(丸形)が好きです。
④ヴィラ「バルバーリック」タイプ
ヒアリングが進み、2人の間に1つのイメージが重なってきました。
それは、2015年、ぐーさんの誕生日に泊まったヴェネツィア郊外のホテル。
「Villa Barbarich(ヴィラ バルバーリック)」。
ぐー「うん。あのホテルの浴室・シャワーが好きだったのかも。」
僕たち2人にとっての、オーバーヘッドシャワーの「型」に辿り着いたのかもしれません。
3.プロジェクト「バルバーリック」の始動
この流れは、思い切ってシャワーの仕様を変更(増額)した方が良いと思えました。
そして、いっそ妻には内緒で変更してみよう笑。
(サプライズというよりイタズラ)
隠密チーム「バルバーリック」招集です。
僕「お手数ですが、打ち合わせ図面や資料には出ないよう、こそこそお願いします。それでは、散っ。」
オグリさん・コウセイさん「御意っ。」
3.プロジェクト「バルバーリック」の難航
あまり高額になり過ぎず、かつ「バルバーリック」形に仕上げるのは、素人の僕では難航しました。
シャワーのパーツを単品ごとに足していくだけでは、当然かなり高額になってしまいます。
若干でもお値段が優しい気がするイタリアの「GESSI(ジェシー)」社製品で、組み合わせてみることに。
(セット例イメージ)
出典 ADVAN
△まだレールが付いてる
△天井シャワー直径が20cm(小さい)
△それでも20万円超え
うーん…汗
そうか、操作レバーは壁内側に本体「埋込部」も別途必要なのか…汗
出典 ADVAN
行き詰まっていたウマを、チームが泥沼から引き上げてくれました。
4.プロジェクト「バルバーリック」の完了
コウセイさん「僕からも提案させてください。こちらのシャワーなら「バルバーリック」プランを満たせるのでは。」
それは、1980年愛媛県創業「FONTE TRADING」社のシャワーセットでした。
たとえるなら「画家(=建築家)がより豊かな絵を描ける様に、優れた画材(特に水回り製品)をお届けすること」それが私たちの誇りであり、ミッションです。
― FONTE TRADING HPから抜粋
同社オリジナルブランド「Bagni」(バーニ:イタリア語でバスルーム)のシャワーコンビネーション。
僕(お、おおーっ…)
○シーリング(天井付け)の丸形…!
○余分なパーツがない美しさ…!
○30cmの大口径…!
○それで10万円代というコスパ…!
素人がどれだけ悩んでも両立させれなかった要素を、一発で軽々と全て満たす、まさにプロの引き出しと提案でした。
僕「おかげで妻にも喜んでもらえそうです。…あ、くれぐれもショナイ(内緒)で笑。」
オグリさん・コウセイさん「あんじょうやらせてもらいます。」
僕「くくく…」
オグリさん・コウセイさん「いひひ…」
今日の一曲:Level Up/Sigrid