着工開始 第06話 却下される「目透かし框」仕上げ
工事契約後2か月経過。
土地にまだ変化(着工)は見られません。
この日の打ち合わせは、
ぐーさん(妻)が当初から希望している「框(かまち)/モールディング」が論点となりました。
※ 框(モールディング)の希望を整理した過去記事↓
1.現行は「目透かし框(かまち)仕上げ」
コウセイさん(設計事務所)「奥様のご要望があった箇所は全て「框(かまち)」を採り入れてます。」
カヤマ常務(工務店)「「目透かし框」という仕上げですね。」
框①:キッチン本体
框②:洗面台
框③:各室の扉(計5枚)
僕「框デザインによるクラッシックな雰囲気は図面から伝わってきます。」
(あとは妻が大丈夫であれば…汗。)
2.「目透かし框」への妻のジャッジ
ぐー「その「メスカシカマチ」って、実際にはどんなデザインですか?」
カヤマ常務「パネルとパネルの間を1~2cmあけて貼り合わせて、その隙間のような凹のラインで表現する框ですね。」
(イメージ)
引用 DAIKEN
ぐー「あの、じゃあすみませんが…わたしの希望する「框」は、「目透かし框」仕上げではないです。」
僕「で…出てしまった。妻の、框へのニッチな愛が…汗。」
しばしばこの空気になるとき、僕は「妖怪かまち」が出た(妻が憑りつかれた)と言っています笑。
(イメージ)
建築だけに「ぬりかべ」的な…笑。
恐怖ポイント①:
もっと全般的にこだわりがあり、細かいタイプの奥様なら分かります。
ぐーさんは、間取り(導線の良さ、収納の多さ)等にはほとんど意見・異議を唱えないのに、このニッチな一点集中で詰めてきます笑。
恐怖ポイント②:
他の件(IH等)同様、今回もぐーさんは「代わりにどんな框・デザインがOKか」正解は分からないものの、「目透かし框ではない」ことだけははっきりと分かる、という絶妙のライン上にいます笑。
3.「目透かし」以外の框(かまち)案
カヤマ常務「えーと、では…例えばこんな感じの框だといかがですかね?(ドキドキ汗)」
(イメージ)
引用 Marktplaats
ぐー「うーん…いえ、すみません、これもちょっと好みじゃないです汗。」
カヤマ常務(がはっ…)
妻本人も分析しきれていない「何がNG要素か」を探った結果、
おそらく「突板の繋ぎ目」が無い方が良いということが分かりました。
(イメージ:左はOK/右はNG)
引用 MODELLO
僕(そ、そんなところに全然意識なかったよ…怖わっ汗)
4.好みのモールディング部材を見に行こう
僕「框(モールディング)って、てっきり彫刻作業のようなものかと思ってました。」
カヤマ常務「いえいえ汗、大抵はあくまで装飾部品を貼るイメージですよ。」
モールディング等の装飾建材といえば「みはし」社様。
大阪 ATC(アジア太平洋トレードセンター)内の「みはし」社製品展示ブースへ。
モールディング部材の現物を参照させていただきました。
引用 みはし株式会社
装飾が強いほど海外のラグジュアリーな雰囲気は出そうです。
(イメージ)
引用 MODEDAMOUR
ただあまり装飾が強すぎると、日本人の僕たちには住みこなせないんでしょう笑。
ある程度のシンプルさも大事そうです。
(イメージ)
引用 BOCA DO LOBO
カヤマ常務「大体理解できた…ような気がします笑。では一度サンプルを作ってみるのでお待ちくださいね。(ドキドキ)」
今日の一曲:Ollie/TOKYO RAVE GROUPIE