VE≠減額調整 第33話 壁・天井の仕上材(施主塗装/塗料の選択)

 

施主塗装の、塗料を選びます。

まずは有名な海外の2大ブランドから検討。

 

 

1.Benjamin Moore(ベンジャミンムーア)

 

(イメージ:Auraシリーズ)

Aura(オーラ) <br>ガロン缶:約3.8リットル(約20m&#178;相当/二度塗り)

出典 Benjamin Moore

 

【ブランドのポイント】 

アメリカのムーア兄弟(兄:ベンジャミン)が1883年に創業。

色数は断トツの3,600色。

 

【概算費用】

20㎡(2度塗り)分=3.8L缶=約15,000円。

施主塗装面積200㎡として、塗料代=約15万円。

 

 

2.PORTER’S PAINTS(ポーターズペイント)

 

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出典 PORTER’S PAINTS

 

【ブランド概要】 

オーストラリアの画家ピーター・ルイスが、祖父フレッド・ポーターの遺した絵具のレシピをもとに1982年に創業。

 

「色」に対するブランドプロミスにシビれます。

PORTER’S PAINTSの色は元の景色に自然と馴染むのが特徴です。
それは、経年変化に追随する発色にこだわった、世界一豊富な16色の顔料から創り出されます。
色に自然なくすみを与え、木、石、レンガ、ファブリック、植物など自然素材に高い親和性を発揮します。

(PORTER’S PAINTS HPより一部抜粋)

 

【概算費用】

オンライン(通販)もされていないため、公式価格は前面には出ていません。

あくまでネット上の参考情報程度ですが…

20㎡(2度塗り)分=4L缶=約25,000円。

施主塗装面積200㎡として、塗料代=約25万円。

 

由緒正しいベンジャミンムーアの、さらに2倍近い値段…!汗

その点については同社スタッフ様のブログにもこんなご紹介があり、納得です。

 

ご注文お受けしてから色の調合をしております。
一度に大量に作ることも、商品の質が落ちるためしていません。

高級料亭でお出しする食事と一緒です。
お客様のことを思いながら作成します。

正直なところ、安いわけが無いのです。

さて皆様はプラダのバッグを通販で買われますか?

触り心地もわからない、どのくらいの使い勝手が良いのかもわからない。
どんな色なのか見ないで買われますか?
そういったものを通販では販売すべきで無いと考えたため、通販を中止致しました。

「ポーターズペイントスタッフブログ」から抜粋)

 

 

上記の2大ブランドと同じぐらい惹かれたのが、こちら。

 

 

3.Farrow&Ball (ファローアンドボール)

出典 ColorWorks

 

【ブランド概要】

1930年、John FarrowとRichard Ballが英国で設立。

現在もイギリスの歴史的建築物の修復に使用されている132色。

 

【概算費用】

20㎡(2度塗り)分=4L缶=約25,000円。

施主塗装面積200㎡として、塗料代=約25万円。

 「PORTER’S PAINTS」とちょうどほぼ同じぐらいの高級価格帯です。

 

 

上記の海外3ブランドをあきらめさせてくれるかもしれない、日本の刺客も検討しました。

 

 

4.Imagine Wall Paint (イマジンウォールペイント)

 

(塗料缶パッケージ、3大ブランドを凌ぐカッコよさです)

 

Amazon | ペンキ 白 ホワイト 水性塗料 イマジンウォールペイント2L 通常色 【66】PU-f8A ピュアホワイト | 塗料缶・ペンキ

出典 壁紙屋本舗

 

【ブランド概要】

2000年大阪に設立された株式会社フィルの店舗「壁紙屋本舗」様で扱う商品名。

200色以上のカラーバリエーション。

 

「ノルディックヴィンテージ(北欧レトロ)カラーズ」等、オシャレで選びやすいシリーズ別に体系化されています。

また各色も、

「Swedish Lake(スウェーデンの湖)」

「Fjord Salmon Marinade (フィヨルドサーモンのマリネ)」

「Lierre sur le Vieux Chateau(古城に茂るつた)」

等、まるで旅をするような素敵なテーマ。

 

 【概算費用】

20㎡(2度塗り)分=4L缶=11,000円。

施主塗装面積200㎡として、塗料代=約11万円。

  

 

5.ペイント塗料の選定

 

検討した4候補とも、

「安全性」は高水準、

「施工性」も素人の僕には違いが分からなさそうなので笑、

メインの基準にはしませんでした。

 

「ブランドの世界観・雰囲気」だけで選んでいいなら、

3.Farrow&Ball (ファローアンドボール)に一番惹かれます。

 

でも今は「VE≠減額調整」編ということを忘れてはいけません…泣。

 

僕とぐーさんは、

電車とバスを乗り継ぎ、

大阪の大正区役所近くの「壁紙屋本舗」様のショールームを訪ねました。

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候補にしていたカラーサンプルを、室内・直射日光下等、条件を変えて吟味させていただきました。

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そんな思い出とブランドへの愛着も加味して、

「4.Imagine Wall Paint (イマジンウォールペイント)」に決定したいと思います。

 

【減額効果】

減額前:AEP塗装2,200円×200㎡(施主塗装面積)=約44万円

減額後:Imagine Wall Paint 代×200㎡=約11万円

減額効果:△33万円

 

 

 

今日の一曲:夕暮れのハイ/小山田壮平