VE≠減額調整 第37話 さよならAJ WALL

 

減額調整も終盤となってきました。

これ以上減額したら…いや、既にumiieはスカスカです。

もう限界や…。

 

f:id:guuma:20190421025732p:plain

カヤマ常務「…ウマさん、高価な照明を選ばれてるんですね(驚)。」

 

f:id:guuma:20190528003227j:plain

僕「ぎくっ(汗)」

 

 

1.減額前

 

ダイニング(2灯)と階段(3灯)は、アンティークショップで購入したペンダントライト。

各10,000円程度なので、減額対象にはなりません。

 

問題は、 1F廊下の3灯。

1957年、SASロイヤルホテルと一体で設計されたArne Jacobsenの「AJ WALL」。

 

(イメージ) 

f:id:guuma:20201115112246j:plain

出典 FINNISH DESIGN SHOP

 

価格は、約9万円×3灯=約27万円…!

減額調整編において目を背けられない数字です涙。

 

 

2.減額案

 

①「Toldbod(トルボー)」

約7~8万円。

ルイスポールセン社内のデザインチームが開発(※正確にはポールへニングセンは直接設計していない)、今や看板照明の1つです。

 

(イメージ)

f:id:guuma:20201115120018p:plain

出典 lekkerhome

②「VL38 wall」

約5~6万円。

Vilhelm Lauritzen(ヴィルヘルム・ラウリッツェン)が、1945年ラジオハウス(デンマーク放送局)と一体で設計した名作です。

 

(イメージ)

出典 lekkerhome

 

 

f:id:guuma:20190528003227j:plain

僕(うーん・・・汗)

 

素敵な照明は他にいくつもありますが、AJ WALLをあきらめる割にはそこまで減額できません笑。

 

そもそもブラケット(壁付)ライトに限定する必要もないのでは?

ペンダント、なんならダウンライトまで立ち戻る?

 

減額調整の数か月前、「AJ WALL」に辿り着いた検討をもう一度なぞることになります。

guuma.hatenablog.com

 

 

そして、いよいよ「禁断の実」をかじることを考え始めます。

 

③「AJ WALL」(ジェネリック版)

 

建築家に依頼する施主様は、特に本物志向の方が多い気がします。

その中では禁止技的に扱われる、デザイナーズ家具の「非正規品」。

 

ちなみに、以下の整理により本記事では「ジェネリック」と表現させていただきます。

「リプロダクト」=正規メーカー自らの再生産・復刻品

ジェネリック」=デザイン版権期限(20年)後の他社生産品

 

2003年秋、ジェネリック家具という言葉が誕生しました。それまで単にコピー品と呼ばれて揶揄されてきたリプロダクト品に、弊社は「ジェネリック家具」という名称を付けました。

(「E-Comfort」様 HPから抜粋)

 

 

3.減額調整の結果

 

ジェネリック版に若干の後ろめたさがないわけではありません。

安価でも本物(別製品)を選ぶ方が良いのかもしれません。

しかし…

 

(イメージ)

f:id:guuma:20201115134958j:plain

出典 A.S.Helsingo

 

減額前:「AJ WALL」(正規品) :9万円×3灯=27万円

減額後:「AJ WALL」(非正規品):2万円×3灯=6万円

減額効果:△21万円

 

「AJ WALL」デザインへの固執と減額効果の大きさに、屈することを選択したいと思います笑。

 

 

 

今日の一曲:The Ground/Tord Gustavsen Trio

 

 

 

 建築家と素敵な家を建てられている方々のブログがランキングで読めますっ。

にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 建築設計事務所(施主)へ