楽しい家づくりの終わり 第04話 スタジオマネージャーへの宿題
2017年9月1日(金)
前回記事でも書いたように、
このチーム(状態)のまま「引き続きお願いします」と続行したところで多分umiieが建つことはもう無いと、一度見切りをつけました。
多少「きつい施主」と思われる(場合によっては嫌われる)ことも割り切って、2つの「ドライ(ビジネスライク)なアプローチ」へと動きます。
【アプローチ1】スタジオマネージャーへの宿題
昨晩のオグリさん(スタジオマネージャー)の
「契約破棄も覚悟していたので、一度死んだつもりで頑張ります…!」
という言葉を信じて、
今までよりはかなりビジネスライクなメール(長文)で宿題をお願いしました。
以下、メールの要点(抜粋)です。
宿題①:見積額の変動(1100万円アップ)内訳の資料・説明
見積の変動額(2900万円→4000万円)の要因・差額内訳を、施主(素人)が簡単に分かるように整理された資料を作成願います。
特に、いつから、どの部分(〇〇の計上漏れ当)の誤りが原因で生じているのかを明確に。
見積積算の担当者がオグリ様以外の方であれば、その担当者の方に同席いだき、見積の責任者から説明をお願いします。
宿題②:スケジュール(約6か月遅延)の内訳・責任の明確化
11月(設計契約)から8月(見積精査)までの、各工程の予定と実績の差は、どの担当者(設計事務所も含む)がどのぐらい遅れたか、その原因はそれぞれ何だったのか。
各担当者の予定と実績の差を可視化するため、簡単な工程表様式をこちらで作成したので、これに遅延要因を分解して記入願います。
宿題③:見積額の変動(約1100万円アップ)への対応確認
昨日オグリ様からは「見積額が大幅に上がってしまったもののハウスメーカーのようにその分値引きをできるかというと難しく、申し訳ありません」とうかがいました。
それは、オグリ様(担当者)だけの判断なのか、工務店T社としての回答でしょうか。
一度、財務部門の権限を持つ責任者の方の回答をいただければ幸いです。
最後に:責任者と負担者について
仮にいくら昨日の見積額(1100万円アップ)の方が本来に近い額であったとしても、これだけ長期間の打ち合わせの最後に提示されて、そのまま納得することは到底難しい結果でした。
業者様(工務店・設計事務所)側の原因で上昇した1100万円を、「ローン借入額を500万円上げることも検討します」「減築したら大幅に減額できるのであれば」と、施主だけが負担する案しか出なかった、昨日の打ち合わせにも疑問が残ります。
スケジュールについても同様に、業者様(工務店・設計事務所)側が毎回工程を遅延させても、特にその分をどこかで挽回していただける訳でもなく、100%施主が負担し続けるだけでした。
工程遅延も契約金額も、「プロ側で生じたマイナスを顧客が全て負担し続ける」という体制のままでは、この家づくりを進めていくことは、難しいと感じています。
…
犯人捜ししたいわけでもなく、
顧客の立場の時だけ「あなたもプロなら…」みたいなプロフェッショナル論を簡単にかざすのは大嫌いなんですが、
それぐらい施主として限界であることを伝えないとumiieは建たないと切羽詰まってのメールでした。
このメールを送って数日が経っても、オグリさんからの返信はありません汗…。
その間に並行して、「ドライ(ビジネスライク)なアプローチその2」を進めます。
今日の一曲:リメンバー・ミー / シシド・カフカ feat.東京スカパラダイスオーケストラ
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