VE≠減額調整 第05話 エントランスクロークの可動棚

 

エントランスクロークに、減額以外の意味でも「削る」ことを自然と選択できた部分がありました。

壁一面に取付を初期提案いただいていた「可動棚」です。

 

(イメージ/画像拝借)

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出典 S×L

 

 

1.可動棚の必要性を再考

 

現代の住宅ではかなりの割合で採用されているイメージがあります。

…しかし、抜群の収納力と可変性には惹かれながらも、「無くても(無い方が)いいかも…」と思うところもありました。

 

 

理由①:「可動」機能を使いこなせるか

 

多分ですが、自分たちの性格的にはまず間違いなく「可動しない」予感が笑。

(大幅に家族構成や趣味等が変わったらさすがに可動発動するかもしれませんが)

 

理由②:ガチャレールの雰囲気

 

可動しないことも踏まえると、個人的には「ガチャレール(ガチャ柱)」が走っている壁の雰囲気を、若干無くしたいという好みもあります。

「住宅設備」感や「収納空間」感が強いというか…汗。

特に、個室ではなく、玄関入ってそのまま丸見えの位置と仕切りなので、家に入った第一印象の雰囲気を左右しそうです。

 

理由③:外は潮風

 

エントランスクロークに入りきらない物には、ピロティ(屋外)の倉庫もあります。

 

下図左枠:エントランスクローク

下図右枠:ピロティ(屋外)倉庫

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ただし、海が近く潮風が気になるので、(今は無い物も含め)自転車、ベビーカー、楽器、スノーボード等、大きい物もできればエントランスクロークに収められるぐらい、より柔軟な空間(余白)の方が良いかなと。

 

 

2.「玄関収納」から「土間空間」のイメージへ

 

エントランスクローク(玄関収納)とは言え、最初から棚を取付けて、作り込んだ収納空間にしないことにしました。

(良いように言えば)がらんとした土間ギャラリーのようなモルタルの空間に、必要な分だけ収納家具を置いていく方向です。

 

(イメージ/画像拝借)

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出典 Sumika

(イメージ/画像拝借)

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出典 EcoDeco

もちろん、こんなにカッコよく、趣味のディスプレイや、半居住空間として楽しむ「本気の土間」になる予定はありません笑。

 

 

 

減額効果:△10万円前後

(※後付の収納家具代が必要な分、その減額ほとんど吸収されるやんという声には、耳をふさがせていただきます笑)

 

 

 

今日の一曲:Don't Wake Up/The Kissaway Trail

 

 

 

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