見積精査待ち中 第18話 Skype打ち合わせ:WICの出入口変更・寝室の拡大
1.WICの出入口変更
実施図面上、寝室に対してWICは下図↓のように開いていました。
この場合のメリットは、
①ベッド(就寝前後)とWIC間の導線が(微差ながら)最短
②寝室に入った時にはWICの存在(生活感)が見えない
等が考えられました。
ですが、
「寝室」
=ベッドに寝ている時間が一番長い空間
=ベッドに寝ている状態から見える雰囲気を一番優先
という思いから、
「ベッドからWICの中が常に見えてしまうのは、相当美しい服や小物だけ見える状態を維持しないといけないのでは」という不安もありました。
(イメージ/画像拝借)
僕たち夫婦がどう頑張っても、これぐらい↓の生活感(素敵なお部屋ですが)は出てしまいそうです汗。
出典 ARCHZINE
そこまでベッドの足元側を気にするなら、やはり一時期検討した「ベッドヘッド側のWIC」がいいのかもしれません。
(イメージ/画像拝借)
出典 Happymodern
でも、子供部屋との間にWICを挟むことで、互いのプライバシー度を上げたい方をやはり優先します。
guuma.hatenablog.com
ということで、WICの出入口は、寝室入口側に変更していただきました。
これで、ベッド足元の景色が何も無い美しい壁になるのにも加えて、壁掛けTVやプロジェクター投影の可能性も残せそうです。
(イメージ/画像拝借)
出典 Alleideen
2.寝室の拡大
ファーストプランから一貫して、寝室の広さは【6帖】の図面です。
寝るだけの空間と割り切れば、キングサイズのベッドを置いても余裕のある【6帖】は、狭いわけではないという見方もあると思います。
僕たち夫婦も、寝室は寝るだけの用途です。
…しかし、頭では分かっていても、何故か個人的には「寝室はできるだけ広くとりたい」優先順位がかなり高く、図面の【6帖】にモヤモヤしていました。
ちょうどその時期に、N社が手掛けた個人住宅の完成見学会がありました。
小栗さん「ふふふ…ウマさん、いかがですかこの寝室?ちょうど同じ6帖で参考になると思いますが、狭くなくはないですか?」
ウマ「…すみません…正直に申し上げると、ベッド置いていない今の状態でもとても狭く感じます笑」
小栗さん(がっくり涙)
寝室を拡大するための案①
WICをあきらめて、壁一面のクローゼットに変更。
名著『間取りの方程式』でも確か学んだように、
収納量を落とすことなく、WIC内の導線(無駄)部分を、寝室の広さに振り替えられる案です。
ただし当然、壁一面が収納扉となるデメリットも考えられます。
❶機能重視感が強い雰囲気の空間になりそう
❷扉を開け閉めしないといけない(収納物が一覧できない)煩わしさ
❸壁(収納)の前には家具やコンセント等を配置しにくい
❹かなりの数の(造作)扉によるコストアップ
これぐらい↓素敵な壁面収納をコーディネートできるなら、❶の不安は多少無くなりそうですが…
出典 Helsingo
特にぐーさん(妻)の希望により、やはりこの案はボツとしました。
寝室を拡大するための案②
寝室の南北幅3モジュールを4モジュールに拡大するために、他の空間を1モジュール(約91cm)縮める。
仕分け対象にできる空間は、2候補ありました。
仕分け候補(1):子供部屋
現在は1部屋あたり3モジュール幅(4.5帖)×2部屋分。
子供が子供部屋として使う期間は数年間、また最終的に子供を2人授かるかも不確定、という点から、
心が痛みますが笑、寝室の広さの優先順位が高いと考える案です。
仮に1モジュール縮めると、1部屋3.75帖×2室になります。
ベッド、机、収納等のサイズ的には、ギリギリ「あり」というシミュレーション笑。
ハイロフトタイプのベッドが前提になります汗。
出典 IKEA
仕分け候補(2):ピロティ
ピロティの幅は現在5モジュール(約4m55cm)。
ゾノ先生「ギリギリですが夫婦の車2台同時に停められなくはない幅」としてくださった設定です。
夫婦で話し合った結果、車2台同時に停めたい想定はありませんでした。
それよりも、毎日このピロティを車で(時にはバック駐車で)くぐる時に、「通れるけど結構スレスレ」だったらプチストレス、という心配が(特にぐーさんに)ありました。
そこで、ぐーさんの心配を払拭するためのドライブへ。
僕「ぐーさん、この高架下、ちょうど幅360cm(1モジュール縮めた後のピロティと同じ)でっせ喜。」
ぐーさん(わ、わざわざメジャー持ってきて測ってる…恥)
(イメージ/画像拝借)
シミュレーション運転の結果、思ったよりは余裕をもってくぐれたので、
仕分け候補(1)(2)どちらを縮めてもいい方向で決定。
ゾノ先生に要望を伝えた結果、子供部屋を縮め、寝室を拡大することでOKとなりました。
今日の一曲:Past Three O'clock/The Chieftains
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