実施設計中 第11話 リビングから海への開口(ワイドウィン)
「実施設計中」編の補足:
2016年12月から3か月間、設計事務所が図面を完成させてくれるのを、待ち続けていた間の検討箇所です。
umiie(我が家)の中で特に重要度が高い仕様の一つ、「リビングから海への開口」。
【2F】
眺望やデザインだけの理想でいえば、「三角屋根の勾配天井」に、袖壁・垂れ壁が一切ない「全面FIX」でした。
(イメージ/画像拝借)
我が家の開口サイズは、幅3600mm×高さ2400mm。
既製品でも、素敵な窓サッシがありそう(対応できそう)な範囲の大きさです。
候補①(本命):リクシルの「ワイドウィン」
出典 LIXIL
商品HPでも「幅は3600mm、高さは2830mmまで対応できます」と、まさにニーズにドンピシャです。
FIX部分は、フレームレス。
「下枠フラット構造」により、リビングとラナイの床がフラットにつなげるのもgood。
…しかし、ワイドウィンはあきらめていました。
別の会社(Si社)でもワイドウィンを検討していた時に、
ゴンさん「ウマさん、リクシルに聞いたところ、幅3600mmにすると、高さ2400mmは無理みたいです。」
ウマ「ええっ汗。じゃあHPで謳っていたのは、両立できるサイズではなかったんですね…泣。」
となったためです。
候補②:YKKAPの「APW501」
出典 YKK AP
ワイドウィンと同等の、デザイン性+大開口です。
ぱっと見の仕様が「幅2600mm(まで)」だったので、もしそれが限界であれば少し足りません。
大開口の商品は他にも幾つか検討しましたが、一部の理由から候補の対象外となりました。
リクシルの「オープンウィン」(フォールディング)
出典 LIXIL
YKKAPの「ワイドオープン」
出典 YKK AP
YKKAPの「ワイドスライディング」
出典 YKK AP
観点(1):
我が家は、大開口を「開け放ちたい」時はあまり想定にありませんでした。
むしろ、ぐーさん(妻)の「虫が入ってくる」リスクから、海や風を感じたい人は、さっと開け閉めして笑、ラナイで過ごす。
リビング開口に求める機能は、「通風」等ではなく「眺望」です。
観点(2):
折りたたみの窓、掃き出し窓は、ハウスメーカーのモデルハウス等のイメージが強く、積極的には採用に踏み切れませんでした。
リクシルの「オープンウィン」(スライディング)
出典 LIXIL
観点(3):
こちらの商品は、袖壁に収納することで全開放できる特徴のため、観点(1)に加えて、袖壁を作りたくない僕たちにとっては、やはり候補から外れました。
候補③:オーダー(特注)のサッシ
(イメージ/画像拝借)
出典 NP.CO
カッコいいのは当然なのかもしれませんが、高額なうえに、断熱等の性能も(既製品と比べると)なんとなく心配です。
2人「デザインと機能のバランスが好きなのはワイドウィンなんですけどね…」
ゾノ先生「え、ワイドウィン大丈夫と思いますよ?」
2人「あれ?汗」
以前Si社から「3600mm×2400mmの両立は無理」と聞いたのは、ワイドウィンの中の「HK」(サイドスライドが1つだけ)の場合だったようです。
「HKK」(サイドスライドが2つ)であれば、我が家の開口サイズも大丈夫でした。
ゾノ先生「オーダーのスチールサッシも格好いいですが、やはり既製品の安心感、レバーで最後「グッ」と締まる感じとか、良いですよね。」
一番気にしていたリビング開口なだけに、
あきらめかけていた第一候補ワイドウィンを採用できることになって一安心。
…
それにしても、実施図面作成中として3か月間も待ち続けています汗。
相場は分かりませんが、少なくとも小栗マネージャーが組んだスケジュールからはもうかなり過ぎてる時期。
2人は、不安と焦りを感じ始めていました。
今日の一曲:mure/Hashimoto Hideyuki