「Si社」編 第01話 機能美
大手ハウスメーカー「Su社」「ハ〇ム」のブランド力、
工務店「Y社」のYじいの安心感、
それらより期待値が高い工務店「Si社」がありました。
「Si社」の建てた家(の外観)は、とにかくシンプル。
窓・軒・樋等が、極力削られています。
(イメージ)
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デザインを重視した代償として、
住みにくい家、値段が高いデザイナーズハウス、
というイメージも無いとはいえません。
「Si社」のスタッフブログは、
休日のランチのインスタグラムとかは一切載っていなく、
毎話毎話「(Si社の)家づくりの考え方」のような記事ばかり笑。
でもブログを(過去の記事まで)読み進めていくたびに、
デザイン重視ではなく、
「暮らしやすさを追求した意味のあるデザイン」重視だという理念だということを理解でき、
気が付けば「Si社」ファンになっていました笑。
素人の僕が間接的に解説すると理論が雑になってしまいますが、
一例として「窓の無い外観」の考え方を紹介します。
「(なんとなく)南向きに大きい窓を作ったLDK」。
直射日光が強すぎたり、外からの視線が気になったりして、
結局カーテン(場合によっては雨戸まで)閉めっぱなし。
↓
いっそ壁にした方が、防犯性、気密性、断熱性もアップ。
カーテン代、窓代のコストもダウン。
↓
プライバシーの高い採光・通風を「中庭(コート)」で確保。
(イメージ)
↓
南向きや角地といった人気の土地でなくてよくなり、土地代も抑えられる。
↓
住宅ローン返済額を抑えて、家を建てた後の暮らし・子育てに余裕を持たせる。
「Si社」の場所は、車で1時間以上かかる、決して中心地ではありませんが、
一度モデルハウスでお話を聞くアポをとることにしました。
今日の一曲:Destiny/エレファントカシマシ
恐怖のソファー選び 第05話 Bo Concept
(ソファー編はこの1話で終わりです。)
「Bo(ボー)」は、デンマーク語で「生活」。
60年の歴史を持つデンマークのインテリアブランド「Bo Concept」へ。
(イメージ)
なにやら、「ブラックセール」(?)中のようです。
「黒色(濃いグレー含む)」のアイテムはなんと20%OFFらしく、
ソファーも「生地(の色)」によっては20%OFFになるとのこと。
座り心地、価格帯、デザイン的には「Cenova」というモデルが、2人の好みで一致しました。
問題は、生地選びです。
Bo Conceptに限らず、ソファの生地は、僕とぐーさんで微妙に好みが分かれます。
僕は、
「黒色(限りなく黒に近いグレー含む)」のソファは存在感がありすぎて、
ソファの向こうの海の眺めと喧嘩しないかなと腰が引けます。
ぐーさんは、
「黒色(濃いグレー)」もOKですが、
できれば「シャリ感がある生地」ではなく「ヌメ感がある生地」が好み。
(説明下手ですみません笑)
「トープ色」(フランス人にとってのグレージュ?)は、
僕は結構好きですが、ぐーさんはあまり好みではないようです。
そんな2人の好みと「ブラックセール」の条件を満たしそうなグレーの生地を選んでみるものの、
店員さん「これは…ブラックセール対象外(の薄いグレー)ですっ。」とか、
20%OFFだろうが関係ないぐらい高額なグレードの生地だったり。
そして、せっかくのブラックセールの効果が薄まる問題点が、もう1つありました。
Bo Concept様は四国の顧客を想定してくれていないのか笑、
別途「配送料(設置・運搬費)」が10万円近くかかるとのこと汗。
更に、2Fリビングの間取りを伝えると、
店員さん「この間取りだと、階段から2Fへ上げれないかもしれません。」
店員さん「ユニック車で2Fベランダから吊り上げ搬入の分、「ユニック代」が更に上乗せされると思います…。」
(イメージ)
もはや第1希望のアイラーセンより高額な話になったところで笑、
ソファ選びも保留することにしました。
昨日の一曲:くちなしの花/渡哲也
恐怖のソファー選び 第04話 馬場ちゃん
徳島県の、また別のインテリアショップ。
ロバートの馬場ちゃん似の、ファッショナブルな店長が、熱心に営業をしてくれます。
(イメージ)
馬場ちゃん「ソファはやっぱり家の中でも一番触れる時間が長い家具ですから、座り心地だけは重視してほしいんですよねー。ソファーの下の床に座ってソファーにもたれるスタイルになってしまうのは残念ですよね。」
馬場ちゃん「こちらのソファは、〇〇県の職人さんが作ってて、比重の違う高密度ウレタンとフェザーを組み合わせてつくられてて、固めのセッティングですねー。」
馬場ちゃん「クッションまでハンガリー産マザーグースのスモールフェザーなので、つぶれてても、ちょっと叩いたらすぐ元通りになる、クッションの復元の速さ見ててくださいね(パンパンパンパン!)」
息つく暇もない怒涛のトーク。
1時間以上経ったかもしれません。
奥から女性スタッフが麦茶を運んできてくれているのが見えました。
しかし…
馬場ちゃんは、トークを止めないまま、数m手前から女性を手の合図で制止。
馬場ちゃん「…ちょっと失礼します。」
麦茶の女性スタッフの方に立ち上がり、小声で何か話しています。
穏やかではありません。
馬場ちゃん「ヒソヒソ…何で今のタイミングで麦茶持ってきた?接客の流れ断ち切る気か?」
女性スタッフ「…すみません(怯)」
2人(き、厳しー…汗)
なおも馬場ちゃんの接客は続きます。
少し向こうには、テーブルに広げられた生地サンプル等を片付けている女性スタッフ。
馬場ちゃん「…ちょっと失礼します。」
今度はもう小声でなく、僕たちにもはっきり聞こえる指導。
馬場ちゃん「そんな片づけ後でいいから怒。3階にお客さん上がってるやろ、そっちの接客にどんどん回れよ怒。」
2人(はわわ…汗)
仕切りなおして、馬場ちゃんは3階の展示ソファーも紹介してくれます。
事務所スペース的なミニキッチンで、コーヒーメーカーを操作している別の女性スタッフ。
馬場ちゃん「…ちょっと失礼します。」
2人(もしかして、また…汗?)
馬場ちゃん「何してんの?なんでまだ用意できてないん?」
女性スタッフ「…でも、これが…。」
馬場ちゃん「は?「でも」ってなんなその態度?…もういいわ、俺がやるからそこで見とけ。」
2人(…もうええてー笑)
このお店で買ったソファーで、とてもではないですがくつろげる気がしませんでした笑
今日の一曲:戦う男/エレファントカシマシ
恐怖のソファー選び 第03話 ギャツビー
香川県で立ち寄った、大手インテリアショップ。
デキる物腰の、オシャレな男性スタッフ(中田(仮名))が付いてくれました。
ガツガツしていなく、調べながら確実な情報提供をしてくれます。
(イメージ)
やっぱり、アイラーセンの空気感と座り心地は、2人のどストライクです。
価格やデザイン的な入門編は「ストリームライン」。
少しモダンな「脚」に、2人の好みは若干別れました。
僕は、この浮いている脚で部屋を広く感じるのと、ルンバ等で掃除もしやすいのはいいのかなと思います。
ぐーさんはどちらかといえば、「脚」が無い方がクラッシックで好きみたいです。
アイラーセンの中でも特にクラッシックなモデル「ギャツビー」。
裾がスカートタイプなクラッシックさに、ぐーさんも僕も惚れました。
ただ残念なのは、「ギャツビー」はカウチタイプが無いとのこと。
オットマン(フットスツール)を組み合わせて、半カウチにする対応策はあるかもしれません。
サイズや生地サンプルまで、中田がいろいろ確認してくれます。
気が付けば閉店の時間。
中田「年末に15%セールがあるので、またご検討ください。」
2人「そうですね、まだ新居も半年以上先の話ですし。…にも関わらず長時間ありがとうございました。」
2Fのソファー売り場を後にして、
1Fの広い雑貨フロアを閉店時間までまだ少しブラブラ。
…すると、奥のレジから突然、怒声が響いてきました汗。
遠目に覗くと、中田が、店長らしきおっさんに怒鳴られています。
店長「あんだけ時間かけて接客して、「またセールありますんで」だけで帰すってバカかお前は!」
…みたいな感じの説教でした。
2人(はわわ…汗)
新人でもなく、明らかなミスをしたわけでもない、普通にデキる感じの中田でさえボロクソ怒られているのを見て、
華やかに見える(からこそ?)インテリア業界や営業の怖さと大変さを感じました。
実は僕たちがまだ店内にいたことに気付いてさすがに店長もとっさにトーンを抑えましたが、
一生懸命やってくれた中田のためにレジに向かい、
「まだお客(しかも当事者)がいるかもしれない店内でそんな怒号を響かせる店長の方が、むしろ売り上げ落としてまっせ!」
とカマ…せませんでした笑
今日の一曲:コールアンドレスポンス/エレファントカシマシ
恐怖のソファー選び 第02話 アルファベットソファ
アイラーセンのソファも置いている、県内のインテリアショップに立ち寄りました。
お客さんの数は2~3組の静かな店内。
僕(うーん…)
40歳前後でしょうか、
1人の女性スタッフが遠巻きにずっと僕たちをマークしています笑
僕たちが2階に上がれば、彼女も上がってきます。
ずっと見られています。
かといって、どちらかが話しかけるような近さではありません。
グイグイ来られるのも苦手ですが、
…正直気持ちよくはない営業スタイルです笑
ひととおり回ったしもう帰ろうかなというところで、
彼女は動きました。
彼女「気に入ったソファ、ありましたかー?ふふ」
僕「あ、はい…アイラーセンとか素敵だなと…。」
なんだろう…
「ウチに置いてあるソファ選ばないようではお里が知れてますよ」
的な自信というか、意識の高さがにじみ出ているような、苦手な営業です…笑
彼女「カウチでお探しでしたら、アルファベットソファなんかもいいですよねー。」
ピエロ・リッソーニ(イタリア)の、色々組み替えれるソファ。
「ソファのエレメントは文字のようなもの。自由に自分の言葉を作ることができる。」
そんな彼女に、無知な僕は失言してしまいました。
僕「ちなみに、同じデンマークで素敵だと思ってるんですが、Bo Concept(ボーコンセプト)のソファって、取扱いあるんでしょうか?」
彼女「あー…(苦笑)」
僕(あれ?)
彼女「(コホン)…Bo Concept(ボーコンセプト)さんは、神戸とかにありますよねー、そちらのソファお探しでしたらごめんなさあい。」
Bo Concept(ボーコンセプト)って、
「アイラーセン」みたいなソファとかのメーカー名と思って質問したんですが、
インテリアショップ(なんならこのお店のライバル)会社名でした汗。
なので僕がした質問は、トヨタのお店で「マツダの車ありますか?」レベルです。
(すみません汗)
バツも悪くなったところで、お店の出口へ向かう途中。
彼女「ご新築ということで、ダイニングセットは検討されているんですか?」
(イメージ)
ダイニングセットを購入する予定は無いことを伝えようとした返しが、またいけませんでした。
僕「ダイニングは、机も椅子もバラバラにしてみようかなと思ってるので…。」
これがまた、彼女の意識を刺激してしまったのかもしれません。
彼女「へえー、椅子揃えないなんて…カフェみたいでオシャレですね。素敵な家になりそうですね、ふふ(苦笑)」
完全に、買わない客、かじった感じ出してる恥ずかしい客として、
小馬鹿にされながらお店をあとにしました泣
今日の一曲:大地のシンフォニー/エレファントカシマシ
恐怖のソファー選び 第01話 アイラーセン
間取りも建築会社も決まっていない状態ながら、
ソファーも高い買い物になる部分なので、
並行して検討を始めていました。
2人の好みが一致した点は「色はグレー」で「カウチ型」(L字型)。
(イメージ)
ぐーさんはゴロゴロできたら(余程小さくなければ)それでいいらしく、
僕も座り心地にそこまでシビアではないので、
IKEA等にもお手頃で素敵なソファーがあるよねと2人で話していました。
とはいってもやはり、海を眺めて一番くつろぐ予定の場所でもあるので、
一応少しお値段張りこんでもいいかなという思いもあります。
品質、デザインの好み、価格(買えなくはない範囲での最高級)のバランスが高く、
惚れたのはデンマークで創業120年の「アイラーセン」社。
(ちなみにこの画像のソファは100万円ぐらいなので…無理ですね笑)
回ってみた4店のうち3店も店員さんが怖かったので、
「恐怖の」ソファー選びシリーズです。
(いや、もちろん大したことないですが笑)
今日の一曲:THE FIGHTING MAN/エレファントカシマシ
「Y社」編 第03話 コの字
(「Y社」編はこの1話で終わりです。)
Yじいがついに考えてくれた「umiie」の間取りプランと対面。
最大の特徴はやはりなんといっても、Yじい自邸をオマージュさせてもらった「コの字」型のコートハウス。
プライベート感の高い、2階LDKからから海を眺める中庭(コート)。
僕たちが強引にねじ込んだだけの中庭ではなく、
Yじい自身がコの字(と中庭)の魅力を分かってくれているため、
とても自然なコートハウスに仕上げてくれています。
(イメージ)
加えて、外観は僕たちの好きな「箱型の三角屋根のオウチ」です。
(イメージ)
気になるお値段も、Su社より1,000万円(!)近く安い見積。
かといって安く上げるためだけの建材や施工ではなく、
とても安定感のある性能の家であることが、
Yじいの丁寧な説明や質問に対する的確な回答から素人の僕たちも理解できます。
やはり、Y社に依頼するのが、一番間違いないのかもしれません。
でも…
…
せっかく(もしかしたら特別に?)間取りを作ってもらっておいて大変申し訳ないんですが、
この時すでに僕たちは、Y社とは別の魅力を持つ他の会社に大きく揺らいでしまっていたんです…。
今日の一曲:暑中見舞~憂鬱な午後~/エレファントカシマシ
「Y社」編 第02話 夫人の斡旋
Y社との打ち合わせは、ライフプランから始まりました。
Yじい「お2人が建てたいお家と収入のバランスなら、資金繰りが苦しくなる時期は無さそうですよ。」
別の日は、Y社で建てた施主様の完成見学会にお邪魔します。
2人「今日のお家も素敵でした。」
Yじい「ありがとうございます。」
別の打ち合わせ。
Yじい「よければ、住宅ローンの仮審査だけでも、試しに受けてみられますか?」
もちろん「仮」審査なので、これでY社との契約や、△△銀行でローンを組まなければいけなくなるわけではありません。
△△銀行「ウマ様、ローン仮審査、OKでした。」
・・・
…ん?
…なかなか間取り提案の段階が来ないような?笑
どうもY社の方針は、間取り提案等は、契約「後」のようです汗。
2人「うーん…汗」
ざっくりでも「どんな感じの家を建ててくれるか」「細かい希望にどれぐらい対応可能か」は知ってからでないと、
いくらY社への好感度・信頼度が高いとはいえさすがに契約には踏み切れません。
ただそれでもY社への期待値は高く、懲りずにまた次の完成見学会へお邪魔することに。
その日は、Yじいの奥様(Y社長夫人)もいらっしゃいました。
超草食系のYじいとは対照的に、肉食系(良い意味で笑)の綺麗めな夫人。
イメージは高嶋ちさ子さん的な。
夫人「いつも見学に来ていただいてありがとうございますー。」
2人「こちらこそ、ご自邸まで拝見させていただいてありがとうございました。」
夫人「お家づくりは、順調に進んでいらっしゃいますか?」
2人「(ギクッ笑)…実は、「前の家」が建たない中で、Y社長邸のようなオーシャンビューの家をどう建てればいいかが難しくて…。」
夫人「(他社様も検討されているなら)良いプランできそうですか?」
2人「…難しいです(Y社様のプランに希望を託しています笑)。」
夫人「あら、そうなんですね…。」
すると夫人は、完成した家をいつものようにのんびり愛でているだけのYじいを呼びつけました笑。
夫人「ウマさん達は、他社様でも検討されてて、迷われているところなんですって。」
Yじい「ふ、ふむふむ…。」
夫人「間取り、描いて差し上げたらいいじゃないの。」
Yじい「…では、間取り、描いて差し上げます。」
2人「…い、いいんでしょうか汗。ありがとうございますっ笑。」
今日の一曲:今宵の月のように/エレファントカシマシ
「Y社」編 第01話 Yじい
地元の工務店「Y社」は、
数社を比較させていただく打ち合わせが進む中、
2人ともが常に候補会社の1~2位に位置付け続けていました。
ブロカントテイストの施工事例のイメージが多いのは素敵なんですが、
表面的なカフェ「風」ではなく、
あくまで自然素材を大切にしている誠実な空気が伝わってくるんです。
(イメージ)
Y社のオープンハウス(完成見学会)に、何軒もお邪魔しました。
でも、誰も営業のような話しかけをしてきません。
あくまで、僕たちは家をゆっくり見て回り、素敵な家の空気を味わうだけ。
Y社長も(良い家建てれたな、うんうん)って感じで、壁とか柱を眺めて目を細めているだけです笑。
「Y社に営業のプロはいません。…いるのは家づくりのプロだけです。」
的な!(涙)
僕たちは、そんなY社長を「Yじい」と呼んで慕っていました(陰で)。
Yじいは、郷ひろみを極限まで「薄く」「草食系」にした感じで、家づくりへの誠実さがにじみ出ている、爽やかな笑顔の男前。
(完璧ですね笑)
他社との打ち合わせで疲れたりがっかりして荒んだ時は、
2人で「Yじいとの打ち合わせで癒してもらおうー」とか言ってたほどです笑
家づくり(建築)の奥深さと素晴らしさにのぼせていたピーク時は、
(今からでも必死で建築の勉強して、
例えばY社で家づくりの仕事をさせてもらうとかいう人生もあるんじゃないか…)
とよぎった時期も正直あったほどです汗
また、以前ブログ内でも書きましたが、
海沿い(川沿い)の土地を探すことにしたのは、Yじいのリバービューの自邸に感動したからです。
(イメージ)
正直、もう「Y社」で決まりでも全然おかしくない流れです笑。
僕たち自身も「悩んでいるようなふりして、最後はY社になるのかな笑」と話していました。
でも、そうではありませんでした…。
日曜日の一曲:R.I.P/BUMP OF CHICKEN
キッチンのイメージ 第09話 kitchenhouse
(「キッチンのイメージ」編はこの1話で終わりです。)
香川県に来たついでに、インテリアショップを検索してヒットしたお店。
着いてみるとそこは、実はインテリアショップではなく、大きな工務店のギャラリーの一角でした。
お金持ちの社長宅にありそうな、JAXSONのバスタブとかも置いています。
(イメージ)
キッチン(?)のような物体が、1つ佇んでいます。
ストイックなまでに無駄が省かれた、石を切り出したような美しい素材感とフォルム。
「kitchenhouse(キッチンハウス)」というメーカーとの出会いでした。
皇室も御用達の、東京のオーダーメイドキッチンメーカーとのこと。
後日、「kitchenhouse」の大阪ショールームに行ってみました。
「営業マン」ではなく「コンシェルジュ」の男性が付いてくれます汗。
香川で見たのは「エバルト」という、メラミン素材のシリーズ。
キッチンハウスのメラミンは、
熱に強く(沸騰した鍋を置いても余裕)、
傷に強く(アイスピックでガリガリしてもOK)、
汚れに強い(油性マジックの落書きも即落ち)、
デメリットなしのレベルのようです。
全ての材料が1cm単位のオーダーメイドのためビルトイン機器の制約もありません。
むしろミーレやガゲナウを入れたい顧客がほとんどのため、
単なる「海外製にも対応可能」という範疇ではなく、
ミーレの営業マンと同等の知識で普通に海外製を提案してくれます。
ここのキッチンは事実上「不可能がない」と言ってもよさそう。
上記「エバルト」と同じぐらい惚れそうな他のシリーズも控えていました。
框(かまち)のデザインがクラシックな、「サンレミ」。
ぐーさん「ただ、白色は「甘くなり過ぎる」かもしれないから、ダーク(+マット)な框(かまち)の方が好きかも…。」
このあたりのバランス加減が、僕個人的にはぐーさんのセンスがいい(合う)なと感じます。
コンシェルジュ「サンレミ(框)のマット・ダークグレー、展示ありますよ。」
それは2人にとってのキッチンの、1つの完成形でした。
後日届いた見積額は、約200万円。
機能・品質・デザイン的には、決して高いとは思いません(高いけど笑)。
建築会社、家の間取り、建築費等がもう少し固まってきたら、
kitchenhouseのキッチンを検討できるかまた出直したいと思います。
今日の一曲:Sweet Dreams/Air Supply