VE≠減額調整 第15話 IHクッキングヒーター ~カブレラを打ち取れ~(1)
もう1つのキッチン設備、「コンロ」の減額検討です。
コンロには以下の要素が必須と整理していました。
①ガスコンロではなくIHヒーター(清掃性重視)
②オールブラックなガラストッププレート
③海外ブランド製
【条件②の補足】
キッチン本体がフルフラット+2階LDKに上がってすぐの位置(キッチンが丸見え)のため、
ダークカラーなキッチン本体と一体化して溶け込むようなデザインのIHヒーターが良いという趣旨です。
(イメージ)
出典 tip top
条件①~③を満たそうと思うと、
Teka(テカ)社かAEG(アーエーゲー)社のスタンダードモデルなら多少抑えられそうですが、それでも定価25~27万円(税別)…。
出典 AEG
僕たち夫婦の料理の本格度からすると、やはり贅沢な気はします。
僕「うーん…食洗機を25周年モデル(特価)とはいえMieleにしたし、IHヒーターはもう少し減額できるモデルでもいいかも。」
そこで、国産のIHながら、デザイン・価格・設置等のバランスが最高と思える安心の定番「三菱ユーロスタイル」を候補に。
出典 三菱電機
しかしここで、大きな壁が。
ぐーさん(妻)の、IHヒーターに対する海外かぶれ(通称「カブレラ」)の強さを、見誤っていたのです汗。
Alexander Alberto "Alex" Cabrera
第1打席:海外メーカー製は絶対条件
三菱製「ユーロスタイル」への変更案を受けたカブレラ(妻)は、これまでにない不満と苛立ちを滲ませました汗。
「・・・。」
「…あのさ、<必須条件>として③海外製を挙げてたよね。」
確かに、必須条件を満たさない代案(ユーロスタイル)は代案とは言えない点は、分かります汗。
僕「(言い訳がましいけど笑)いや、ぐーさんも会社(MieleかTekaとか)までは全くこだわってなかったから、(海外ブランド製のような)洗練されたデザイン、っていう観点が重要かなと思って。」
「食洗機は(あんまり見える場所じゃないから)国産のRinnnaiも良いねって言ったけど、IHヒーターはLDKの雰囲気にけっこう影響するよね。」
つまり、たとえデザインが全く同じバッグや財布でも、ここで重要なのは「HERMES」や「PRADA」といった海外ブランドそのもののオーラ、ということ…なんでしょう汗。
第2打席: オールブラックも絶対条件
これは僕自身も正直ユーロスタイルに「惜しい」と薄々思っていたことですが…
「排気口カバーの主張が強いから、完全なオールブラック天板ではないのが気になる。」
これも、第1打席と同様「必須条件を覆すなら何のための必須条件か分からない」ということになります汗。
カブレラ(妻)は、たとえgaggenau社様のIHが無料だったとしても笑、ステンレス外枠があるタイプ(下図イメージ)は断る覚悟があるほど、断固「完全オールブラック天板」派。
出典 N.TEC
良くも悪くもぐーさん(妻)に感心する時があるのは、
間取りの導線やインテリア等「全体」にはあまり主張が無い代わりに、
たまに物凄くニッチな一点に(好みに対する)完璧を求めるところです笑。
(※ただ、僕が全然どうでもいいと思うポイントばかりだともっと調整が大変だったかもしれませんが、僕も理想は妻と同じ好みではあるのが幸いです笑。)
…とは言え、今は家づくり初期の段階ではなく、「減額調整の章」なので、バランスが良いところで夫婦が納得したいところです。
→続く
今日の一曲:What's New/Lars Jansson
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