「Si社」編 第08話 1Fの最終形
2F間取りが大幅に変わった(特に階段の位置)ため、
1F間取りも連動して修正することに。
【ヒラコさんのファーストプラン】
Si社と僕たちの家は車で1時間以上離れているので、
ゴンさんとの打ち合わせはいつも中間の町のカフェで。
ウマ「いっそ玄関の位置も変えて…」
ゴン「そうですね。(カリカリ…)」
ぐーさん「トイレは1個でもいいかも…」
ゴンさん「ふむふむ。(カリカリ…)」
ゴンさん「洗濯室も1Fに下ろしてもいいかもしれませんね。」
2人「うんうん。」
何回打ち合わせしても階段の位置1つなかなか変えてもらえなかった他社、
契約後でないとファーストプランが見れない他社もあった中、
ゴンさんはその場ですぐに方眼紙に何度も何度も書き直してくれ、
目の前で何度もいろんな僕たちの家が建っていくこのスピード感。
消しカスの掃除がカフェに申し訳ないほどです笑。
3人「あーでもないこーでもない…」
何回にもわたる打ち合わせの末…
ゴンさん「…これ、めっちゃ良いんじゃないですか?」
2人「この間取り図、携帯電話の待ち受けにしたいぐらいです笑。」
1Fも、Si社との最終形に辿り着きました。
【ゴンさんとの修正後】
申し分ないほどの収納量。
各室の適度な距離感(主寝室・子供部屋・トイレは隣り合ってない方がお互い落ち着く等)。
玄関からは生活感が覗かない、ホテルのような一直線の廊下。
(イメージ)
2人「1Fもファーストプランと別ものになってますが、ヒラコさん怒らないですかね笑」
ゴンさん「大丈夫です、ヒラコさんのファーストプランが素晴らしかったからこその、この間取りです。」
2Fも1Fも、他社と比較しても一番素敵と思えるファーストプランでした。
そこに更に2人の要望を盛り込んで、文句が無いと言える最終プラン。
見積額も、十分標準かそれ以上の構造・建材を使用しながらも、他の工務店と同等の適正な金額。
これだけの条件が揃ってもまだ新たに別の会社に可能性を求めにいくようでは、一生家は建てれないかもしれません。
そのはずなのに、2人の心の底には、まだ何か引っかかるものがありました…。
今日の一曲:千%/KICK THE CAN CREW