「Si社」編 第10話 ある違和感(前の家)
ある違和感の2つ目は、「前の家」問題です。
僕たちは、海から2区画目の土地。
1区画目の「前の家」は、将来いずれ後から建つ予定。
この時点でも改めて、1区画目の土地の所有者の方に、家を建てる計画は進んでいるか(もしくはどんな家を建てる予定か)を確認しましたが、やはり「全て未定」とのこと。
だから僕たちとSi社(全ての他社も)はとりあえず、海に対して「横」に目いっぱいの間取りにしていました。
「前の家」が将来建った時、イメージしていた海の眺めが無くなるリスクを少しでも減らす保険として、
僕とぐーさんは「高さ」を考えました。
【現状】
極端な話、3階建てにして3Fリビングにすれば結構いけそうですが、そこまで大胆な路線変更には腰が引けます。
そこで、「少しずつ高くした2階建て」を考えました。
例えば、以下3要素を30cmずつ高くして、合計1m高くした2Fリビングです。
①土地の高さ(盛り土で?)
②建物基礎の高さ
③1Fの天井高(通常240cm)
【リスク減案】
中途半端な素人考えだとは思いますが笑、手を打たないよりはマシかなと。
2人「この、ちょっとずつかき集めて高くする案(笑)、どうでしょうか?」
ゴンさん「まあ、可能だとは思います。」
ただし、
①土地の高さを上げるのは自治体に対して再申請が必要になる可能性
②③建物は細長くなるほど不格好に見える
等の注意点を示されたので慎重に検討することに。
ゴンさんもさすがにこの問題に対しては、
(「前の家」が気になるのも十分わかるけど、正直どうしようもないし、全く海が見えなくなることはないと信じましょう。)
ぐらいのテンションだったと思います。
これはSi社に限らず、他社も全てそんな感じでした。
僕たちもこれはやっぱり仕方がないよねと言い聞かせながら、
Si社との打ち合わせは、契約の一歩手前まで進んでいきました。
今日の一曲:past/木太聡