見積精査待ち中 第15話 デザインとは
(Halloweenということで…イメージ/画像拝借)
出典 Balsamhill
2017年7月頃
失礼な部分もあったかもしれませんが、
施主の僕たちが工務店と建築家の間に入って日程調整をしたり、
実施図面に施主の検討・要望を付記したメールを送ったり、
「次回の打ち合わせは、途中報告や問題発生報告の時間ではなく、前に進むような時間にしていただけないでしょうか」と念を押したり、
この状況をなんとかしようと僕たちなりにもがいていました。
ゾノ先生からは丁寧なお詫びと了解の返信の上で、
予想外の(逆)質問が届きました。
ゾノ先生「今後の打ち合わせを充実させるために、改めての質問よろしいですか?
ウマ様の考えられる本建築(umiie)の本質についてお聞きしたいです。」
ウマ(・・・え? ホ、ホンシツ・・・?汗)
ゾノ先生「デザインとは、課題開拓と問題の本質的解決だと僕は思っています。」
ウマ(・・・ふ、ふむふむ・・・汗)
ゾノ先生「それが細かな個所に反映されていない事が、問題の根本のような気がしています。
もちろん、御指摘いただいた箇所は修正しますが、それに加えて新たなご提案もできるとなお良いのかなと考えていますので、お願いできれば幸いです。」
・・・・・・
け、建築家(アーキテクト)のスイッチが入った(僕が入れてしまった)のかもしれません…汗
もちろん、開き直ったりプロから素人への逆指摘とかの趣旨ではないのは、ゾノ先生の人柄等から十分承知できるんですが…
もしかしたらゾノ先生は、
僕が図面にいろいろコメントを付記してるからなかなか図面修正が終わらないと思われているのであれば…
「ちゃうねや!汗」
ウマ(メール返信)
「本建築の本質と言われると、素人の僕には難しいですが…
(仕様やディティールではなく)どういった暮らしがしたいか、ということでしょうか?」
(←違った笑)
「ゾノ先生がおっしゃるとおり、
本来は先生方に本質的なご提案・助言をじっくりいただきながら進むことができれば理想だったのですが…
構造の変更、設計図の作成期間、見積の精査発生等、予定外の遅延が重なっていく上に、
ここ数か月は各回までに完了していることが前提の作業が途中のままでの打ち合わせが続いていました。
それで「本質的な」相談や打ち合わせにも至らないことが続いたので、
やむを得ず、せめて素人なりにでも「その建物に住む人間」(施主)の目線から感じる観点だけでも並行して整理しておかないと、
建築完成のメドが全く見えてこなかった…という思いでした。」
かなり具体的にこちら側から見ている状況や思いを伝え、
ゾノ先生と改めてお詫び(こちらからも)と共有をしていただけたようで、
やっと少しだけ状況は改善したようにも思えました。
ゾノ先生「広島から徳島に伺える日は先になりそうなので、ウマ様の提案どおり、まずはSkype(遠隔)で簡易な打ち合わせを進めていきましょう。」
昨日の一曲:イノチミジカシコイセヨオトメ/クリープハイプ