2ndプラン変更点③ 階段(スケルトン→箱型)

 

2ndプランから大きく変更した点③は、階段です。

 

 

1stプランの中で特に惹かれたポイントの1つ、階段室。

海を見ながら階段を降りれるよう、南北の2面は全面ガラスのイメージ。

 

【2F】

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ゾノ先生「階段室の灯りが外に広がってキレイだと思います。」

と、スケルトン(蹴込が無い)階段のイメージで提案していただきました。

階段下を、有効活用するのを我慢する代わりに得られる(かもしれない)、ギャラリーのような贅沢感。

非常に楽しみでした。

 

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(イメージ/出典 石川淳建築設計事務所

 

 

しかし、残念ながらスケルトン階段をあきらめる方向に。

2ndプランでは、1Fのサニタリーゾーンが子供部屋に配置換えされたため。

ゾノ先生「1Fは、階段下にトイレを配置した方が良さそうですね。」

 

【1F】

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2人「うーん…」

ケルトン階段を優先して、いっそ「1Fトイレ無し」も検討したぐらいでした。

トイレ設備の減額、清掃の半減というメリットもあるし。

 

2人「あー、でも…」

夜中起きて、1F寝室から2Fトイレ行くのは、大変そうです笑。

1Fは子供部屋もあり、子供なんて更に無理そう。

 

 

ゾノ先生「スケルトンではなく箱型階段になっても、デザイン的にそこまで落ちないと思いますよ。」

2人「だとありがたいです。」

 

ゾノ先生「蹴込をポリカーボネイトにして、間接照明化したりとか。」

 

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(イメージ/出典 タテイシ広美社)

 

店舗も多数手掛けるゾノ先生、すぐに代替案さすがありがたいです。

でもせっかくですが、それはかなりモダン住宅な感じがして要検討。

 

あとなにより…トイレ使用中で灯る階段は、ちょっと(照)。

 

 

 

今日の一曲:New Beginning/Pascal Pinon

 

2ndプラン変更点② キッチンのパントリー

 

2ndプラン変更点②は、キッチンのパントリー(食品庫)。

 

 

ゾノ先生の他の設計事例でもよく見られるように、

キッチン背面はスッキリ見せるウォークインパントリーを提案していただきました。

 

【2F】

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天井高いっぱいまで、多様なものを詰め込める収納力と、その生活感を隠せるのは、確かに魅力的です。

 

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(イメージ/出典 Room Clip)

 

 

僕たちは「キッチンは絶対こう」という料理や家事スタイルを確立できているわけではありませんが、

強いて言えば(ウォークイン)パントリーではなく、背面収納を希望しました。

 

 

理由①

 

ウォークイン部分に必要な空間が、キッチンに立つ面積と更に別に必要なのが、少しもったいない(気がする)。

 

(朱色部分が導線面積に結構とられる汗)

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理由②

 

収納庫(空間)の中に出たり入ったりして、

冷蔵庫を開けたり、炊飯器やレンジで調理の一部をするイメージが難しかった。

 

 

理由③

 

ゾノ先生は、キッチン用品だけでなくリビング収納も兼ねたイメージで提案してくれました。

でも、食品や調理用具と、掃除機等の清掃用具(もしかするとゴミ箱まで?)を、一緒に押し込んでおくのが、ちょっとだけ違和感。

潔癖症ではないですが笑)

 

 

理由④

 

 

パントリーを作らないとしても、ゾノ先生は整然と隠す収納派。

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(イメージ/出典 http://www.amstyle.jp/2011/02/

 

美しいのは間違いないんですが、ストイックな空間の緊張感もあるので、僕たちはもう少しだけ「出しておく」方が余裕を持てる気がします。

(かといって「見せる収納」の自信があるわけでもないので、不安はかなり残るところです汗。)

 

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(イメージ/出典 www.desiretoinspire.net)

 

 

 

今日の一曲:さよならの向う側/三浦祐太朗

 

2ndプラン変更点① 寝室のWIC ~ワールドダウンタウンを添えて~

 

2016年10月頃。

1stプランに数か所の変更が反映された、2ndプラン。

大きくはあともう数か所変更して、正式に設計契約を締結しました。

 

 

2ndプランへの変更点①は、寝室のWIC。

 

 

2ndプラン【1F】

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1stプランでは寝室の手前にあったWICが、

2ndプランでは寝室の奥側へとゾノ先生からの提案。

 

 

モデルハウスでも見たことがあるような、

ベッド枕元の裏側に、

ウォークインではなくウォークスルーという、

ラグジュアリーな配置です。

 

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(イメージ/ヘーベルハウスから画像拝借)

 

 

しかし、1stプランのように「寝室手前のウォークイン」に戻していただくことに。

 

 

最大の理由は、「寝室と子供部屋をある程度離したい」ため。

LDK以外の個室は、家族といえども、「気配を感じれるつながり」より「プライバシー」優先でもいいかなと。

 

僕たちにとっての寝室は、テレビ等もなく、寝る(前の読書)だけの静かな空間。

かといって2人とも、僅かな物音で目が覚めるような、繊細な睡眠ではないんですが(笑)。

 

子供が自分の部屋を使うような年齢(大学生・社会人もありえる?)であれば、子供側もプライバシーが欲しいと思います。

自分の実家も、両親の寝室と自分の部屋は廊下を挟んでいた距離感があって、良かったような気がします。

 

ちなみに僕の場合、アパート・マンションの部屋を決める時の条件は、「角部屋」の優先順位がかなり高いです。

2面に窓(光と風)が欲しいのと、どちらの壁際にいてもその裏にすぐ人がいる(笑)感じに気を遣うので。

テレビとか音楽は結構ボリューム大きめが好きなのもあります。

 

 

大学時代の4年間、岡山に住んでいました。

その時のアパートが、なかなか壁が薄く、結構聴こえていた隣の人の生活音(逆に僕の部屋の音も)。

 

当時大好きだった深夜番組「ワールドダウンタウン」。

15年経った今でも、あれより笑ったテレビ番組はありません。

 

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夜中に一人でワールドダウンタウンを見て爆笑していると、

全く同じタイミングで隣の部屋から聞こえてくる笑い声。

(…隣の人もワールドダウンタウン観てる…!笑)

 

そんな部屋での4年間が、今でも影響しているのかもしれません笑。

 

 

そういう意味でも、気持ち程度の問題かもしれませんが、寝室と子供部屋の間は、壁一枚ではなく、WICを挟みたいと思います。

 

 

 

今日の一曲:WAO!/ユニコーン

 

1stプラン変更点④ 1F寝室の開口

 

 

ファーストプランを初期の段階で変更した点④は、1F寝室の開口

 

【1F寝室】

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小川晋一先生の「Lakeside-House」のような、海を取り込む全面開口の寝室は、確かに憧れです。

 

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(イメージ/小川晋一設計事務所より画像拝借)

 

「Lakeside-House」のように本当に湖面際ならよかったんですが、

umiieの1F寝室の前には、道路や前の家もあるので大開口はちょっと落ち着かないかも。

 

 

また、その開口の先には、2Fと同様、奥行1モジュールのベランダがあります。

 

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このベランダは、無くして、その分寝室(室内)を広くしてほしい。

模型がカッコいいのは、多分「2Fと1Fが全く同じような全面開口+ベランダ」で揃っているからだと思います。

今は、2Fのラナイを奥行3モジュールに広げているため、ベランダ部分は揃いません。

半屋外から海を楽しむのは、2Fラナイに集約します。

 

 

ゾノ先生「庭とのアクセスいいですよ。」

と付けてくれている開口も、せっかくですが不要です。

 

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掃き出し窓になると思いますが、生活感が強く出そうな気がするので避けたいです。

あと枕元の窓際に、知らないおっさんが立ってる時の恐怖(だから無いって)笑。

 

 

寝室は(特に1Fということもあって)、基本的に「閉じて」落ち着きたいかなと。

ハイサイドライトで、光と空が見えれば満足です。

 

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(イメージ/fevecasaより画像拝借)

 

 

 

 

今日の一曲:slide/フリッパーズギター

 

1stプラン変更点③ 子供部屋の位置(2F→1F)

 

ファーストプランを初期の段階で変更した点③は、子供部屋の位置。

 

 

1stプランでは【2F】にありました。

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ぐーさん「子供部屋の位置も、すごく良いね。」

広さ等ではなく、えらく配置にくいついていたぐーさん。

 

2F子供部屋自体は、割と一般的だと思いますが。

ウマ「そんなに良いのこの位置?」

 

ぐー「子供が、年頃になって、夜中とか窓から外出しにくそうやなと。」

僕にはそんな発想が全然なく、シミュレーションの豊かさにちょっと感心しました笑。

 

ぐーさんは、3姉妹の真ん中(次女)。

お姉さん(長女)が、中学高校はなかなかアクティブな方だったらしく、まさに夜な夜な窓から外出していたとか笑。

その反動で、次女(ぐーさん)と三女(妹)は、相当真面目に育ったらしいです笑。

 

ぐー「あとLDKの奥側っていうところも、子供を寝かせたりするの便利そう。」

ウマ「なるほど。」

 

 

外観からも、あえてシンメトリー(左右対称)ではなく、窓は奇数の5個。

ピロティーの幅と揃った横滑り出し窓が、リズムよくパタパタと開いているのが、とても可愛いです。

 

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でも、この子供部屋の配置は変更になりました。

ゾノ先生「ラナイの奥行を1モジュールから3モジュールに広げるために、2F子供部屋と1Fサニタリールーム(浴室・洗面所等)を入れ替えた方が良さそうです。」

 

ゾノ先生は、ラナイを広げる分、リビングを狭めることは、まずはあえてしませんでした。

一律に広いリビングが正義とは考えていないと思いますが、

僕たちumiieのLDKは、海を望むにあたり、家具を置いてちょうどいい広さではなく、もう少しラグジュアリーにした方がベターという判断のようです。

 

子供部屋(6モジュール)をサニタリールーム(5モジュール)に置き換え。

キッチン裏のトイレと収納を無くす。

これにより、リビングを狭めることなくラナイが2モジュール広がりました。

 

 

僕たちの子どもは窓から脱走しないと信じて笑。

 

 

 

今日の一曲:The First Noel/Frank Sinatra

 

1stプラン変更点② ラナイ

 

ファーストプランを初期の段階で変更した点②は、ラナイ。

 

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ハワイでの建築設計もしているゾノ先生は、ベランダ部分を「ラナイ」と呼びます。

 

ラナイは、ハワイ(語)のベランダ。

おそらく海を眺めるという共通点からの、ゾノ先生の遊び心だと思います。

響きだけの問題でも、そういうちょっとしたニュアンスもありがたいですね。

(チョッキじゃなくてジレ、みたいな笑。)

 

 

ただ、奥行きが1モジュール(91cm)の点は、変更希望でした。

 

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(奥行1モジュールのイメージ/画像拝借)

 

 

以前も少し書いたとおり、いつまでもくつろげるような、限りなく居室の延長のアウトドアリビングが、僕の家づくりの第一希望です。

 

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(イメージ/画像拝借)

 

guuma.hatenablog.com

 

 

ウマ「…ということで、リビングを狭めてでも、ラナイの奥行きは3モジュール(273cm)以上欲しいなと…。」

ゾノ先生「うーん…。」

 

ウマ「サンラウンジャーで寝転んで、本読んだりもしたいですし。」

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ゾノ先生「うーんそうですか…。」

 

 

ゾノ先生は、こちらの要望に(良い意味でも)簡単には「できますよ」「そうしましょう」とは答えてくれません。

素人の僕たちのように数値から入る「広さ」では当然考えていないし、

単純にリビングを狭くするだけでなくもっとトータルバランスでの最善を考えてくれています。

 

 

しかし、僕の要望を聴くゾノ先生の空気が少し変わる場面がありました。

  

ウマ「…あとですね、2人(僕とぐーさん)の間で、リビングでのくつろぎ方が大きく違うのも理由です。」

ゾノ先生「…?」

ウマ「僕は窓を開けて風が通るリビングが好きなんですが、ぐーさんはそうではありません。」

ゾノ先生「…!」

 

 

ぐーさんは、「虫」が大の苦手。

セミとかハエの大きさなら僕も若干苦手ですが、言われないと僕には気づかないぐらい小さい虫一匹でも部屋にいると僕に駆除依頼が来ます笑。

 

今のアパートも近くに田んぼが多いので、小虫対策には必死。

特に、虫が大量発生する田植え時期、ぐーさんが玄関ドアを開閉する幅の小ささと速さは、多分県内一です笑。

僕が窓を開けてベランダに洗濯物を干したりとりこむ時間帯が「夜」の場合は、明かりに虫が集まってこないように、室内のテレビや照明を全て消して真っ暗にした状態、「闇干し」が求められます笑。

 

そんなぐーさんにとってはさらに、海沿いのumiieでは砂や潮風も、あまり窓を開放的に開けたくならない要素でしょう。

 

 

ウマ「…というような、「室外」に対する2人の感覚にかなり差があります。」

ゾノ先生「なるほどですね。」

 

ウマ「なので、ラナイは僕にとってのセカンド…いえ、ファーストリビングになるかもしれませんっ。」(←言い過ぎ笑)

ゾノ先生「確かに…ラナイは3モジュールにしましょうっ。」

 

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(イメージ/画像拝借)

 

ちなみに本場ハワイの「ラナイ」も、

大型家具を置いて居室の一部のような空間の位置づけで、

景観を損ねる理由から洗濯を干すのも禁止らしいです。

 

 

施主の「要望」ではなく、あくまで「ライフスタイル」を軸に考えてくれるゾノ先生のスタンスに感謝です。

 

 

 

12月8日の一曲:Happy X'mas(War is over)/John Lennon

 

1stプラン変更点① サービスバルコニーと庭階段

 

2016年9月にゾノ先生からいただいたファーストプラン。

初期段階(設計契約締結までの2か月間)に変更を相談した点を整理します。

 

 

①2FのLDKに付いたバルコニー+庭と繋がる階段

 

 

(模型:2F人形が立っている場所)

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ゾノ先生「2Fキッチンなので(ゴミを一時的に出しておく)サービスバルコニー的にも便利ですよ。」

2人(うーん…。)

 

僕たちは、「サービスバルコニー」(響きの問題?)は生活感があるイメージで、あまり好きではありませんでした。

インナーバルコニーではなく、付け足して出っ張ったタイプは、特に。

 

模型のバルコニーは、アクリル製で(笑)存在感が無いからいいけど…

せっかくミニマムな外観が気に入っているので、実際付けると少しデコボコしないかなと心配です。

 

 

さらに、バルコニーと庭を繋ぐ、外階段。

ゾノ先生「庭でBBQとかする時、キッチンとアクセスいいですよ。」

ゾノ先生は、ストイックなデザインと両立して、遊び心も大切にしてくれています。

 

まあBBQは限定的なシチュエーションだとしても、

日々の出勤等で「LDKと駐車場の遠さ」はなかなか負担になりそう。

 

【2F】ソファから階段を降りて…

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【1F】廊下から玄関を出てピロティーの向こう…の駐車場(汗)。

 

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ここまで外に出て、もし忘れ物に気付いてまたリビングに戻ることを考えると、地獄の導線です笑。

(だからといって、直接庭階段から出勤もしないとは思いますが…)

 

 

庭階段も、模型ではアクリル製なので、カイジの鉄骨渡りばりに家の外観に溶け込んでいますが…。

 

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黒崎敏先生の「JARDIN」のような素敵な庭階段が(低予算で笑)できるなら、最高とは思いますが…。

(てか、蹴込の隙間から漏れる光までデザインされてて凄すぎです汗…)

 

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(出典:APOLLO Architects & Associates.)

 

 

2人「素敵ですが、バルコニーと庭階段は、削る方向でお願いします。」

ゾノ先生「そうですか…承知しました(しゅん)。」

 

 

せっかくで恐縮でしたが、削る理由がさすがに3つもあったからです。

 

(1)約80万円という高額設備

(2)部品を付け足していないようなミニマムな外観を希望

 

(3)そして最大の理由は、以前も少し書きましたが、夜、キッチンからふとバルコニーを見ると…庭から階段を上ってきた知らないおっさんの人影があった時の恐怖(だからどんな確率や笑)

 

 

 

今日の一曲:fake town babyUNISON SQUARE GARDEN

 

 

umitochi購入編 第06話 旗の代わりに羊を

 

(「umitochi購入編」最終話です)

 

 

2016年12月27日(火)

 

土地の決済日。 

この日は、2人とも仕事を午後半休とって、大柴銀行へ集合。

銀行には加藤(甥)と、行政書士のほっしゃん先生も集まっていました。

 

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応接室の外で。

 

ルー支店長代理「(ひそひそ)ウマさん、ほっしゃん先生にお支払する28万円も忘れずに合わせて口座に準備しておいてくださいね。」

ウマ「あ、はい…そうなんですね。」

 

ルー支店長代理「結構あるんですよ。行政書士に支払う分忘れてて、その場でもう一度資金準備で待たせるのは(銀行としても)格好悪いですから。」

ウマ「なるほど、分かりました。」

 

・加藤不動産宛分(土地代金)

・保証会社宛分(保証料、調査管理手数料)

・ほっしゃん行政書士宛分(抵当権設定の報酬等)

 

 

よしよしこれで大丈夫と思いながら待っていると、

少し開いたドアの隙間からルー支店長代理の呼ぶ声が。

ルー「…ウマさん、ちょっとよろしいですか汗」

 

再び応接室の外へ。

ルー「(ひそひそ)…すみません、あと印紙代20,000円が必要なの忘れてました!追加で手続きお願いします!汗」

結局、スマートな支払いができませんでした笑。

 

 

決済を待つ間、応接室で雑談。

一時的ですが何故か話の流れで、ルー、加藤(甥)さん、ほっしゃん達が「あそこのホテルはちょっと料金高くて…」みたいな若干アダルトな話に。

ぐーさんはやっぱり少しイヤに違いありません。

 

ガタン

僕は立ち上がり、

「こいつはオレが守るって決めたんでー。」

とB-BOY風にオヤジ達を指導…は勿論できませんでした笑。

 

 

そうこうしていると、無事住宅ローンから、各種代金が全額振り込まれました。

買ってしまった…。

 

 

そのまま夜は、ぐーさんの誕生日祝いのコースディナーを堪能。

浮かれた2人は「umitochiに旗立てに行こう!(嘘)」

と車を走らせました。

 

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少し雨が降る、夜のumitochiに到着。

ぐーさんに誕生日プレゼントを渡しました。

ぐー「大きいし、まあまあ重い!?笑」

 

女性だと抱えきれないぐらい大きい袋です。

インテリアショップでよくぐーさんが可愛がっていた、エストニア産の羊のスツール「エマ」

エマ君に、umitochiを見守ってほしいと思います。

 

 

あと何日かで今年も終わるから

ユニコーンの曲が車内に流れていました。

 

 

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(仲良しなエマとムニ)

 

 

 

umitochi購入の一曲:雪が降る町/ユニコーン

 

umitochi購入編 第05話 住宅ローン決定

2016年11月某日

 

今、赤字覚悟の住宅ローンを売っているらしいという噂の大柴銀行(仮称)に、僕たちは足を踏み入れました。

 

ルー支店長代理「ウマ様、この度は当行の住宅ローンを検討いただけるということでお越しいただき、誠にありがとうございます。」

 

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ルー支店長代理から、ローンの説明をいただきます。

ウマ「やっぱり、非常にやんちゃ…もとい、素晴らしいローンだと思います。」

 

ルー「ではウマさん、私たちのローンで家づくり、トゥギャザーしましょう。」

ウマ「はい。ただ、御相談があります(ドキドキ)…。」

 

ルー「なんでしょう?」

ウマ「(ドキドキ…)2つの条件について、もし、もう少しだけ便宜を図っていただけるのであれば、今日決めてもいいと思っています。」

 

 

これまでの人生、中古車を買うときも、タイのナイトマーケットでも、

ケチと思われたくなくて笑、

それまでせっかくにこやかに商談していた店員さんの曇る顔を見たくなくてビビってしまい、

値切る交渉をしたことがありません。

 

しかし、今回だけは桁が違います。

そして僕だけのお金ではありません。

ぐーさんや、更に未来の家族へ繋がるお金まで背負っています。

 

 

ルー「便宜…と、言いますと…汗?(すっとぼけ)」

ウマ「具体的には、

①1.2%の利率をもう少し…(下がらないでしょうか)

②保証料(僕たちがローン返済できなくなった場合に大柴銀行へ立て替えてくれる保証会社の代行料)約100万円は、僕たち2人の勤務形態なら「不要」でも、貴行のリスクはそれほど高くない…のでは。」

 

 

ルー「(ぐっ…汗)…。」

 

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ルー「…ウマさん…そのような情報、ウェアー(どこ)で…?」

ウマ「(う…えーと…汗)ローンもやはり、高額な金融「商品」である以上、売り手が調整できる部分というか、そういう概念もあるのかなと思っただけです…。」

 

ルー「例えば①は、今の1.2%でも既に赤字覚悟なんです。相場は0.01%でも結構大きい違いなので、1.20%→1.19%等ということでしょうか?」

ウマ「…できれば、1.2%→X.X%とか…。」

ルー「…(白目)…。」

 

ルー「…支店長に相談してくるので、少しウェイト(お待ち)ください。」

(ふらふら)

 

 

10分後。

ルー支店長代理が再入室。

ルー「大変お待たせしました。」

(ふらふら)

 

ウマ(ドキドキ…)

ルー「…①②のどちらか一方だけは対応させていただきます(ぎりっ…汗)。」

ウマ「大変感謝します、ではえーと…①でお願いします。」

 

 

ルー「大げさじゃなく、本当に特別ですから。もしこの条件を他言されて、別の方が来られても、本当に対応できませんので。」

ウマ「承知しています。」

 

ルー「仮に他銀行様が、後出しで更に良い条件出して来ても、そこはもう当行のままでお約束をいただけますか。」

ウマ「さすがにそこは礼を尽くします。」

 

ルー「とほほ…支店長に合わせるフェイス(顔)がありませんが、気を取り直してそれでは…」

 

ルー・ウマ・ぐーさん「トゥギャザー(契約)しましょう!」

 

 

 

 

今日の一曲:Remember me/くるり

 

 

 

umiie on the wedding cake

 

2017年10月21日(土)

ぐーさんとの結婚式を挙げました。

 

 

家づくりと結婚式準備、両方の大詰めが重なった10月は、予想以上にハードでした。

2人ともテレビも点けない日々が続きました。

 

家づくりをいったん休止も検討しました。

でも、既に予定より大幅に遅れていて、一か月でも早くumiieに住みたかったんです。

 

 

本来の予定では、結婚式前にちょうどumiieが完成。

結婚式のゲストに早速泊まってもらえたりしないかなという、小さな夢も膨らんでいました。

 

現実は、この11月中にはやっと工事請負契約を締結できそう、という進捗。

ゾノ先生に依頼(設計契約締結)したのが、去年の11月。

 

…この丸1年間、延々、設計段階という苦行でした笑。

ちなみに、僕たちが、こだわり抜いて、プランを何度もひっくり返したり、仕様や材を調べこんでいた訳でもありません。

 

いつかの小栗さんの言葉が、エコーで聴こえてきます。

「ウマさん、事前に一点だけ了承いただきたいのですが、ゾノ先生は…時間にルーズです。」

「ルーズです」

「ルーズです」…

 

 

結婚式は、当初2人とも「親族だけで」と考えていました。

でも小規模ながら友人にも来ていただくことに変更。

 

結果、本当に良い一日をいただきました。

こんな素晴らしい日をみんな何年も前に味わってたのか、ずるいと笑。

 

 

プランナーさんからウェディングケーキに何か乗せたいものあるか聞かれて、

umiieをお願いしてみました。

 

あと、愛猫のムニも笑。

(今好きなものを単純に詰め合わせるという、怪しいセンス汗)

 

 

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ピロティーや横滑り出し連窓まで再現していただき、感謝です。

ムニも強引に乗せてもらったせいで、ダサかわなケーキに笑。

 

 

2人とも、ムニと一緒にumiieで暮らせる日を待っています。

(待ってますよゾノ先生っ(笑)) 

 

 

ケーキドリップの一曲:サファイアの星/東京スカパラダイスオーケストラ feat. CHARA