「ハ〇ム」編 第01話 孝太郎
ふらっと立ち寄った住宅展示場を機に営業を進めてくれた大手ハウスメーカーは、
「Su社」(住〇林業)と実はもう1メーカー、
セキスイハ〇ムさんがいました。
家づくりあるあるなので、「積水ハ〇ス」と「セキスイハ〇ム」の関係性を簡単に整理します。
名前が似ているだけあって、さすがに母体は同じ「積〇化学工業」。
積〇化学工業の住宅部門が、赤字のため分社化(切り離)されて独立した会社がまず「積水ハ〇ス」。
「積水ハ〇ス」が予想外に儲かっているのを見て笑、積〇化学工業がもう一度社内に作った住宅部門が「セキスイハ〇ム」。
だから、積水ハ〇スは「会社」名、セキスイハ〇ムは「(あくまで積〇化学工業という会社の中の)ブランド」名みたいです。
ハ〇ムの営業マンは、営業日焼けして、少し接待太りと思われる、小泉孝太郎似。
ゴリゴリ押してこず、あくまで丁寧に説明等をしてくれる営業スタイル。
試しに少し細かい希望を伝えると、正直に「それは弊社では難しいかもしれません」と答えられる勇気も、好感度高いです。
孝太郎「弊社の家は、一日あれば窓まで付いた家が建てられるので、建築中の雨風の心配が一切ありません。」
2人「一日ですか?汗」
ハ〇ムの最大の特徴は、「できる限り(約90%)工場で作ってきた家(鉄骨ユニット)を、現場で組み立てる」工法。
(イメージ)
まさに積〇化学「工業」ならではの、限りなく工業化された住宅。
だから反面、ナチュラルな「オウチ」からは最も遠くなりそうです…。
(イメージ)
今日の一曲:春も嵐も/山崎まさよし
「Su社」編 第13話 磁場
(「Su社」編、とりあえずの最終話です)
家づくり当初のなんとなくの予算は、
土地1000万円+家2000万円+諸経費500万円=総合計3500万円でした。
幸いにも「umitochi」なら土地500万円に収まるので、欲さえ出さなければ総額3000万円以内も不可能ではなくなっています。
ジェイムソン「それでは、現段階のプランをベースにした御見積を提示します。」
2人(どきどき…)
ジェイムソン「念のため、土地代はもちろん、各種手数料、印紙代、なんなら地鎮祭費用まで、込み込みですからね。」
2人(念押しが逆に怖いっす笑…)
オープン。
さんぜん・・・
き、きゅうひゃく・・・
「3,931万円」也。
間取りプラン等もまだまだ「住みたい」にはほど遠い家に、4000万円…。
床材、キッチン等も、Su社標準の中からは多分決めれないと思うので、ここから更にまだまだ上がりそうです。
ジェイムソン「イニシャルコスト(建てる時の費用)は確かに安いとはいえません。ただしランニングコストもトータルすれば、むしろ高くないと思います。」
(Su社から拝借)
通常は10年に1回程度、床下の防蟻(白アリ対策)処理、外壁の塗り替え、屋根の防水工事等のメンテナンス費用が必要であることは、他の工務店さんからも聞いています。
その点、Su社(大手ハウスメーカー)の外壁や屋根材等は、「そもそも30年間メンテナンス不要なぐらい特別な建材」を使用し、更にもし不具合が起きても無料でメンテナンスしてもらえる保証があると。
そこで確かに500万円ぐらいSu社が差を縮められることは、シミュレーション値からも一応そのとおりのような気がします。
それでも、まだ実質3500万円。
ものすごく気に入った家プランなら、ぎりぎり検討できる範囲ではありますが…。
この時点ではまだ、検討(打ち合わせ)中の全5社のプラン・見積は全部出そろっていませんでした。
だからもしかしたら、なんだかんだ「Su社」が一番バランスがよかった、という結果になる可能性もあります。
ただ、僕たちはこの時まだ、ジェイムソンというベテラン営業マンの本気のトーク力を知らず笑、「お申込み制度」枠いっぱいの中で保留検討させていただいていました…。
「Su社」編 第12話 ズレータ
正式な契約前(お申込み制度内)とはいえ、2Fも1Fも、なかなかイメージどおりの家に近づけるのは難しそうです。
冷静にはたから見ると、「Su社のデマンド(提供できるもの)」と「僕たちのニーズ(欲しいもの)」はズレていると言っても、もういいのかもしれません。
野球ファンの人たちが言うところの、「ズレータ」です。
そんなところへさらに、ダメ押しのズレータが打席に立ちます。
これは正直、僕たち2人が悪かったかもしれませんが笑…
2人「LDKのフローリングは、モルタルとかにも憧れてます…えへ。」
(イメージ)
諒くん「う・・・」
ジェイムソン「ぐ・・・」
「木と生きる幸福」を掲げ創業300年、「木」の家づくりに関しては国内最高峰といってもいいSu社(住〇林業)。
「木」をメインに考えない家を建てようとする顧客。
ズレータです。
…ここまでなのかもしれません。
しかし、ここまできた以上、ジェイムソン(営業所長)は、僕たちがSu社で家を建てる方向で進める以外ありません。
ジェイムソン「ゴホン。現段階の見積額を提示いたします…。」
今日の一曲:僕の果汁/ズットズレテルズ
「Su社」編 第11話 1Fの制約
上空から見た土地の位置関係は、以下のイメージ(上が北)です。
諒くん案では、東に主寝室、西に子供部屋でした。
これを逆にして、西に主寝室の方が希望です。
主寝室は、できるだけ「奥まった」位置が落ち着くからです。
家族を含む訪問者が玄関を行き来するアプローチ上に、主寝室(特に人が出入りできる「掃き出し窓」)だと、なんとなく落ち着きません笑。
さらに、WICが北、寝室部分が南の配置も、逆が希望です。
ハウスメーカーのセオリー的には「居室はできるだけ南」かもしれませんが、寝室にはそこまで採光を重視しません。
強いて言えば、寝室にも「朝日=東側」は大切だと思いますが、この土地だと、東側は土地③の家族も通る「道路」があるので、やはり西側が落ち着きます。
そんなに無理なリクエストではなく、単純な位置組換えだけのつもりで、そう要望したんですが…
諒くん「うーん…ちょっと「計算」してみましたが…無理かもしれません。」
2人「えっ、そうなんですか?」
「Su社」のシステムで構造的な計算値も算出し、全項目が「OK」にならない変更はできないとのこと。
諒くん「寝室+WICを西に持ってくると、「直下率」や「偏心率」が当社のOK値を下回るんです。」
直下率:1Fと2Fの柱や壁がどれぐらい整合しているかの率。1Fと2Fが全く同じ間取りなら直下率100%。
偏心率:建物の「重心」(平面上の中心)と「剛心」(地震等の水平方向の力に対抗する中心)の離れ具合。建築基準法上は「0.3以下」でOK。
諒くん「2Fの東がリビング(大きい空間=柱や壁が少ない)なので、1Fの東に子供部屋(=柱や壁が少ない)を持ってくるのが、NGと出ます。」
2人「うーん…ストイックな計算による制約があるのはとりあえず分かりました。」
後から振り返ると、Su社のビッグコラムの特徴の1つに「(柱自体の強度により)上下階の柱の位置の制約が少ない」とあります…。
(Su社より拝借)
「じゃあビッグコラムって何なんですか諒くん!ジェイムソン!」
と今なら突っかかりたいと思います笑
今日の一曲:ハル/Mr.Children
「Su社」編 第10話 1F(玄関)の生活感を無くす要望
正直1F(寝室や子供部屋)は、「海を取り込む2F(LDK)にできたら、それに合わせて柔軟に変更」程度しか考えていませんでした。
とは言いつつ笑、一応、諒くんのプランをベースに要望を伝えていきます。
諒くんのプラン:
不可なく、バランスのいい、一般的な1Fじゃないでしょうか。
強いて言えば、玄関入った時の生活感をもう少し消したいです。
下駄箱(←言い方の問題?笑)は不要。
その分エントランスクロークを広げられるなら靴収納量は確保できます。
(靴の脱ぎ履きのための?)「手摺」も不要。
どうしても必要な年齢になってから後付で十分です笑。
「階段下収納」(と明らかに分かる折れ戸)も、玄関から正面に飛び込んできてほしくありません。
(イメージ)
そもそも、家の中央に玄関ホールがあり、そこから階段・トイレ・各室に分かれる空間が、住宅感・生活感が相当強いです笑。
多少圧迫感や導線の無駄が生じても、いっそ「廊下を伸ばす」方がシンプルで好きかも。
その代わり、廊下の先が、FIXガラスで海を切り取って、解放感や遊びを確保するとか(居住空間ではないから、もし素敵な景色を取り込めるなら、外から見えてもOKです)。
(イメージ)
階段も、オーソドックスな「木造の箱階段」(それが玄関の正面の位置)は、生活感が強いです。
できれば、鉄製のストリップ階段、螺旋階段のヌケ感で遊べないか(それはそれでモダン過ぎて少し違うのかもしれませんが)。
理想は、壁から踏板だけ生えたような、キャンティ(片持ち)階段です。
(イメージ)
キャンティ階段の隙間から漏れる光(と影)まで計算してデザインする人もいるぐらい、美しい階段ですね。
しかしここは、やはり大手ハウスメーカーとしてストップが出ます。
ジェイムソン「隙間から子供は落ちますから、両側壁の箱型がベストですよ。」
諒くん「子供が大きくなるまで、結局ネットを張り続けることになり、イメージどおりのデザインは意外と得られませんよ。」
費用も、「木製の箱型」階段が最も安く、鉄製・ストリップ・螺旋等にすると相当コストも上がるデメリットはあると聞きます。
あと「1Fの生活感」というテーマとは関係ないですが、
僕たち(特にぐーさん)は、「手洗い場がトイレの中だけ」があまり好きではありません。
飲食店でもたまにありますが、省スペース型の洗面ボウルが、ちゃんと手洗いしにくくてちょっと…(僕たちはその小ささから、手洗いではなく「爪洗い」と呼んでいます笑)。
だから、広いトイレ室内に通常の大きさの洗面台を併設するか、さらにできれば、トイレと洗面台は別室(独立)が希望。
(イメージ)
諒くん「なるほど、分かりました。」
階段以外は、構造的な部分でもないので、割とすんなりこちらの要望どおりに変更していただけました。
しかし、この後、部屋の配置や大きさを変える制約が、想像以上に難しいものでした。
今日の一曲:四月の風/エレファントカシマシ
「Su社」編 第09話 ビッグコラム
(※連続更新です)
2016年09月05日(月)もSu社と打ち合わせ。
さすが大手ハウスメーカー(のお申込み制度)なのか、どんどんSu社との打ち合わせの回数が伸びていきます。
細かい仕様等は本契約後でもいいので、Su社にはあと2点だけ、海を臨む家(umiie)づくりの可能性について要望を伝えます。
(たたき台↓)
1点目:
2人「リビングからベランダへの「立ち上がり」を無くして、掃き出し窓だけでフラットに繋げられませんか?」
この「またぎ」部分が、実家感や賃貸感が強く、また海へ続くフロア感を無くしています。
(景色関係なく、家事導線の観点から無くしたい方も結構いるみたいです。)
(希望イメージ)
ジェイムソン「1Fのテラスなら可能ですが、2Fでは(1Fへの)雨漏り防止のため、この「立ち上がり」を無くすことはできません。」
他社(工務店)さんなら「(ベランダの床レベルを下げたりして)可能」と言ってくれるので、Su社の厳格な制約なんでしょうか。
2点目:
2人「ベランダの右部分に出てきている壁も、ガラスにできないでしょうか?」
諒くん「構造上、ここか、別の海側の壁に、必ず「ビッグコラム」が来てしまうので、難しいです…。」
「ビッグコラム」とは、Su社が「木造でも鉄骨並」の耐震性、間取りの自由度等を実現するために採用している、通常の5倍もあるいわば「すごい柱」のこと。
これを使った建て方が、Su社の「ビッグフレーム構法」というものです。
(Su社より拝借)
この2点は些細な要望のようで、家づくり全体の「可能性」を占う意味では、大きいところでした。
Su社は、並行検討している5社の中では最も高額な家になるはずなので、逆に「他社が無理な細かい部分も実現できる」ぐらいでないと、契約は難しいかもしれません。
この後、1Fの間取り検討でもその追い打ちがかけられます…汗。
今日の一曲:さよなら春の日/くるり
「Su社」編 第08話 「前の家」が見えてもいいから
2016年08月28日(日)
海側に配置された階段問題はいったん置いておいて、それ以外の要素からも「海を取り込む」空間に近づけていきます。
(たたき台↓)
①ベランダの「腰壁」を「手摺」に変更。
②ダイニングの「窓」を床レベルまでの「FIX(はめこみ)ガラス」に変更。
①②は、
「前の家を、壁で切り取って見えなくする代わりに、海も見えなくなる」諒くんの方向性とは逆に、
「前の家が風景に入ったり、前の家からこちらが見えるリスクを背負ってでも、海が見える方がいい」という方向性への転換です。
当初は、ストイックに「一面、海しか見えない風景」を追求していました。
(あくまで理想のイメージです)
ただ、Su社の3Dシステムで「前の家」を配置シミュレーションしてもらう限り、やはりなかなかそれは難しそうです。
また、建築雑誌等を見ていて、意外と他の建物が視界に入っていても、十分素敵な眺めかなと慣れてきたためです。
(イメージ)
③ベランダと階段の間の「壁」も「全面FIXガラス」に変更。
④階段の「腰壁」も「手摺」に変更。
あとは、一応のイメージとして、フローリングをホワイトかグレー系で表現してみてもらいました。
リビングから海側を見た角度:
【Before】
【After】
ダイニングからリビングを見た角度:
【Before】
【After】
いいですね、なかなかの眺望になってきました。
年配のジェイムソンからは(【Before】でも十分眺めが良い家なのに、【After】なんて住みにくいですって…)という空気を感じます。
そんなジェイムソンには申し訳ありませんが、僕たちにとってこの①~④の変更はスタートラインで、細かい要望はここからです笑。
今日の一曲:夢を信じて/徳永英明
「Su社」編 第07話 階段の位置
2016年08月22日(月)の打ち合わせからは、少しずつ僕たちの要望を伝えていきました(5万円払ったしね笑)。
諒くんの間取りプラン(2F)はこちら。
上が北(海側)です。
良いと思ったのは、西(画像の左側)に直線に配置された、水回り導線。
特に、海を眺められるバスルームの位置は、温泉好きの僕にとっては素晴らしいです。
(ぐーさんや、もし娘がいれば、女性にとっては眺めよりプライバシー優先だとは思うので要相談ですが汗)
逆に、変更希望の点は、階段の位置。
ここが結局、諒くんと僕たちの間で、決定的に最後まで平行線の部分だったかもしれません。
諒くんは「階段を上がっていく途中で海が飛び込んできて、素敵だと思います。」という意図を込めてくれていました。
ただ、その割には、高い(海を眺めるというより空を見上げる)位置に、普通の大きさの窓しか付けてくれていません汗。
(↓人物の頭のあたりが、階段です)
「階段×海」に重点するのであれば、階段の向こうをいっそ全てFIXガラスにしてほしいぐらいです。
(イメージ)
それに、階段が海側(しかも家の中心)にあると、階段の腰壁が立つ分、海への眺望が削られるし、海に向かって狭く感じます。
僕たちとしては、「階段を上り下りする時間より、LDKから海を眺める時間の方が圧倒的に長い」から、LDKの前に階段が無い方が好みでした。
(イメージ)
他の部分はかなり柔軟に要望を反映させてくれた諒くんですが、
この階段の位置だけは、
本人的には(構造のバランス等も考慮して?)よほどベストだったのか、
その後も打ち合わせの度に「後はやっぱり、階段の位置だけが…笑」と伝えても、
諒くん「うーん、この位置がいいんじゃないでしょうか…」と譲ってもらえませんでした汗。
今日の一曲:メトロに乗って/斉藤和義
「Su社」編 第06話 マドベーゼ
2016年08月22日(月)
ファーストプランから2週間後、ブラッシュアップの打ち合わせ。
西側の外観、屋根の「耳」を無くしてくれています(…ほっ笑)。
ジェイムソン「「耳」取っただけで80万円ほども見積下がりました(…営業の私もほっ笑)。」
南側の外観、「住宅」感が強くなるサービスバルコニー(2Fキッチンからゴミを出しておく等の用途)も、無くしてもらいました。
外観は、とりあえず結構シンプルになってきました。
あとは、「窓」の種類・数・大きさ・位置が外観の印象を大きく変えるかなと思います。
ハウスメーカーは、上のパース画像のように「引き違い窓」を標準的に使用するイメージがあります。
僕たち2人や、ハウスメーカーを検討しないタイプの施主の多数はおそらく、「引き違い窓」があまり好きではありません。
僕たちがメインで採用したいのは、「滑り出し窓」です。
ざっくり比較すると、
「縦滑り出し窓」(画像左)は、引き違い窓に比べてウインドウキャッチし(室内に風を取り込み)やすい。
「横滑り出し窓」(画像中)は、引き違い窓に比べて多少の雨でも開けておける。
気密性も、滑り出し窓>引き違い窓。
なにより、引き違い窓は「住宅(実家?)」感が強く出てしまいます笑。
窓の大きさや位置(ライン)もできるだけ揃えたいところです。
「室内」からばかり窓が欲しい数・位置・大きさを考えてしまうと、外観を整えられないかもしれません。
外壁に窓が少なければ、デザインだけでなく、気密性・耐震性・防犯性もアップするというメリットもありますし。
かといって、外観だけ重視して、シェルターのように暗くて風が通らない家でもいいわけではありません笑。
そのために、中庭やトップライト(天井窓:壁窓の3倍の採光と言われています)の採用も検討するかもしれません。
(イメージ)
こちらの家とかは、壁の窓からではなく、ずれた部分の天井(トップライト)から採光してるんだと思います。
さすがに木造じゃなくて鉄骨か鉄筋でないと、耐震性能が凄そうですね笑
僕たち2人にとっては、窓は多いほどいい、というわけでもないのかなという話でした。
今日の一曲:マドベーゼ/ハナレグミ
「Su社」編 第05話 屋根の「耳」と前の家を切り取る「窓」
2016年08月08日(月)
Su社の若手設計士、諒くんのファーストプランと対面。
さすが実家新築の時のように、平面の間取り図だけでなく、きっちり3Dパース(イメージ図)で準備してくれていました。
まずは外観が、「自家自賛」No.118表紙のようにシンプルな「オウチ」かどうか…
2人「これは相当シンプルですねっ…」
諒くん「(ほっ…)よかったです。」
→海
あれ…けど、屋根の形が少し不自然です。
な、なんか「耳」みたいな立ち上がりが気になります…。
軒等の機能も削らない範囲で、ある方向からだけでもせめて完全なシンプルにするための苦肉の策だったのかもしれません汗。
東西からは確かに「自家自賛」並にシンプルですが、
南側はやはり大手ハウスメーカーらしく、日当たりや機能を重視した「サービスバルコニー」や「多くの引き違い窓」によって、結構な「住宅」テイストです。
外観の次は、「いかに(北側の)海を眺めて過ごせるか」。
2階LDKというプランは、僕たちもイメージしていたとおりでいい感じです。
海に向かって料理できるアイランドキッチン。
海に面した窓際のダイニング。
いい感じです。
ただ…
2人(う、うーん…)
ざっくり言うと、もっと海に対しての「解放感」(ヌケ感)が欲しいところです。
これだと「窓際から」海は見えますが、「部屋から」海は見えないのでは…。
諒くんが「前(海との間)の土地に家が建つリスク」を考慮してくれてのバランスだということも理解はしました。
諒くんは、「余分なもの(前の家等)が見えないように窓で風景を切り取る」という方向性のようです。
ただ、僕たちの理想は、予算や構造的な問題は抜きにすると、これぐらいの開口を目指したいんです。
(イメージ)
とは思いながらも、
プロが僕たちのためにいろいろな視点から考えて作ってくれたファーストプランに、素人の僕たちが気軽に「もっとこんなのがいい」みたいには、すぐには言えませんでした…。
とりあえず、これをたたき台に、次回からはいろいろ要望を伝えていければと思います。
今日の一曲:TOKYO/Owl City feat. SEKAI NO OWARI