VE≠減額調整 第28話 洗面水栓 ~KOHLER 対 三栄~
洗面ボウルがKOHLER社のようなクラカルなイメージであれば、
洗面水栓も自然とクラシカルなものに絞られていきます。
1.洗面水栓:妻の希望
ぐー(妻)「こういう水栓ステキ。」
(イメージ)
出典 JAPAN KOHLER
ぐー(妻)「レバーが離れているタイプは、さらに可愛いね。」
(イメージ)
出典 JAPAN KOHLER
ぐーさん(妻)は、2ハンドル+8インチタイプ=クラシカルに惹かれるようです。
僕(夫)もこれらの素敵さに異議ありません、ただ…
僕(クラシカル…つーか単にKOHLER狙いなだけやんっ怖)
2.洗面水栓:夫の希望
一方で、僕(夫)にはまた別の捨てがたい洗面イメージが2つありました。
①壁付(壁埋込)式
(イメージ)
出典 DORNBRACHT
壁付(壁埋込)式=
水栓を伝う水滴が少ないという清掃性の高さも人気の理由だと思いますが、
海外のホテルのようなラグジュアリーな雰囲気がします。
ちなみに上記の「DORNBRACHT(ドンブラハ)」なら、約40万円(怖)…!
まるでフリーザ様のあの名言のような絶望感です。
②1ハンドル・バルブ(シングルレバー)式
(イメージ)
出典 Hans Grohe
2ハンドルは、「水」と「湯」のハンドルが分かれて、それぞれをひねって混ぜて温度調節。
その手間を、まるで豆から挽いてドリップで淹れるコーヒーのような、クラシカルで豊かな手間ひまという見方も大切かもしれません。
しかし僕は、毎日何度も使うメインの洗面水栓には、1ハンドルのシンプルな操作性・機能の方を優先したいと思いました。
あと、海外のホテルのような広い空間でもないumiieの洗面スペースには、2ハンドル×2ボウルは少しガチャガチャしそうな気もします。
3.夫婦間の調整・交渉
「壁付・1ハンドルのKOHLER(コーラー)製」水栓があれば、夫婦の希望がかなり両立されるのですが、あまり見つけられませんでした。
そこで、
(1)1階トイレ前のサブ手洗スペース
(2)2階のメイン洗面(2ボウルの可能性あり)
どちらかにそれぞれの希望を反映することに。
僕(夫)から交渉したのは、
1階サブ洗面の真正面は「壁」でなく「FIXガラス」のため、壁付水栓の採用が難しい(…から消去法でKOHLERは1階サブに回ってもらえないか笑)という点。
KOHLER水栓のお値段だと、2ボウルではなく1ボウルに抑えないといけないかもしれない点。
カブレラ(海外カブレの妻)「うーん…いいでしょうっ。」
4.三栄水栓「cye(サイ)」シリーズ
ありがたく壁付水栓を選ばせてもらう中で、とても好みのシリーズに会いました。
三栄水栓の「cye(サイ)」です。
(イメージ)
出典 三栄水栓
しかし、一番ツボだった「マットブラック」色は公式価格なら約100,000円…汗。
日本製ながらKOHLER並の価格、これでは結局2ボウルは難しい値段です。
5.減額調整結果
こんな時に、いつもサンワカンパニー様に頼ってきた(もはや依存(笑))のですが、
取扱のある壁付水栓は1種類のみのイメージでした。
(カクダイの「ラベンナ」:31,900円)
出典 Sanwa Company
(うーん、2ハンドルだし、青(水)と赤(湯)の印とか、工業テイストなハンドルデザインがちょっと気になるけど…)
と悩みながら、久しぶりに同社のHPを覗いてみると、新作が載っていました。
(Paffoniの「stick」:34,100円)
出典 Sanwa Company
GROHEでもここまでシンプルな水栓はなかったと思います。
イタリアのPaffoni社という海外の空気感、3万円台という価格。
色展開はクロムしかありませんが、「答え」の1つと感じました。
(※2020年現在、なんとマットブラックも追加展開されているようです(興奮))
減額効果:KOHLERやcyeとの比較 △14万円(2ボウルの場合)
今日の一曲:At Home/Tord Gustavsen
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