VE≠減額調整 第26話 洗面ミラーの配置とテイスト
(→前話からの続き)
1.洗面ミラーの配置パターンを検討
2ボウル死守か、1ボウルへ減額か。
いずれにしても洗面台幅自体は、2ボウル分(180cm~200cm)が前提。
ミラーの配置パターンを、大きく3つから検討しました。
①ツインミラー
たとえ1ボウルになっても、せめて鏡だけでもシンメトリーに2つ掛けて、2ボウル「風」に笑。
(イメージ)
出典 NASHSTYLE
洗面ボウルや水栓は減額しつつ、ホテルライクな贅沢感は残す、バランスとしては十分かもしれません。
②大型ミラー1枚
洗面台の幅に揃えた1枚もののミラーも、建築家住宅らしいイメージがあり、素敵です。
(イメージ)
出典 wayfair
ただ、既製品をうまく見つけるのが難しくなれば、ミラーも造作=コストアップになってしまうかもしれません。
③壁全体をミラー化
②(大型ミラー)を突き詰めていくと、「支度しやすい鏡」から、「空間の広がりや明るさのための鏡」にシフトしそうです。
(イメージ)
出典 PLANETE DECO
上画像のように「両サイドが壁」の場合に採用するのが、鏡と壁の見切りもできずに空間が自然に広がってベストな気がします。
その点、umiieの洗面の配置では、鏡と壁の境界が生まれてしまいそう。
「洗面室が広い(と思ったら実は全面鏡だった)」ではなく、「枠デザインもない大きい鏡を壁に貼っている」になってしまうリスクもあるかも汗。
2.洗面ミラーのテイストを検討
ホテルライク(←もはや言いたいだけ笑)な洗面スペースが希望と言っていますが、
「どんなホテル(ライク)か?」という雰囲気も夫婦で整理した方がいいかも。
2人とも、ラグジュアリーやミニマルな雰囲気はイメージになく、幸い好みのズレはあまりなさそうです。
①クラシカルなホテル(ライク)
派手さはなく、むしろ質素なのに、伝統的な格調を漂わせる…そんな都合のいい洗面、あったらいいなと…笑。
(イメージ)
②アンティーク・シャビーなホテル(ライク)
「甘い」テイストや、ゴリゴリの洋館みたいにならないようには、気を付けたいと思います。
(イメージ)
ただ、実際に素敵なアンティークミラーを見つけて提示すると、ぐーさん(妻)が鏡部分を見て、NGが出ます。
ぐー「フレームの経年は素敵やけど、鏡部分まで本当に傷んでる(錆、黒ズミ等)のはさすがにちょっと…汗。」
それは言うとおりかもしれません笑。
③プリミティブなホテル(ライク)
プリミティブ=「原始的」。
個人的なジャンル(分類)かもしれませんが…。
まるで大昔の古城のような、石材や古木といった退廃的な空間の雰囲気に、萌えてしまいます笑。
(イメージ)
ぐー「…さらに鏡が汚れてそうやね汗。」
僕「いやー、まあ…そうっすね…笑。」