VE≠減額調整 第04話 玄関ドア
玄関ドアは、減額項目の中ではまだ比較的納得できる着地で済んだように思います。
umiieの玄関はピロティの中にあるため、「玄関=家の顔」というほどは外観に影響しない位置が良かったのかもしれません。
1.減額前(当初の要望)の玄関ドアイメージ
ぐーさん(妻)「海外のカフェみたいなグレー(か黒)のドアにできたら素敵。」
僕「良いですねー。」
(イメージ)
出典 hometoz
ぐーさん「框(かまち/モールディング)デザインも可愛いね。」
僕「良いですねー。」
(イメージ)
夫婦の(海外)かぶれた要望から、玄関ドアは「スチール製・造作」と当然のように安価ではない仕様でした汗。
2.夫婦間の好みのズレ
「さすが夫婦やで…」とバッチリ重なったように見えた2人の好みでしたが、実は微妙にズレていることも発覚笑。
ぐー「…ウマくんの玄関ドアイメージ画像全部、ガラス張りやけど、ガラス張りはちょっと抵抗が…(恐縮)」
僕「あれ!?てっきりそれが理想かと汗。」
ぐー「お店なら素敵やけど、自分の家はちょっと笑。」
ガラス張りのデメリットと、そこまでデメリットでもないかもという視点を夫婦で整理しました。
デメリット①:外から見えるのは落ち着かない。
→玄関はピロティの中(通りに面していない)なので、配達業者さんぐらいしか玄関の中を見る人はいない気もする。あと玄関から見えるのは廊下だけ(生活空間ではない)。
デメリット②:防犯上も弱そう。ピッキングとか特殊なことしなくても、ガラス割るだけで侵入できる。
→侵入者がいる前提なら、もうピッキングもガラス割られる可能性も大差ない気もする笑。でも確かに、我が家は共働き(日中留守)とか、お店ならシャッターがあるとか、リスクは上がりそう汗。
整理の結果、「ガラスは無し」の方向で絞ることにしました。
3.家の中が見えない玄関ドアのイメージ
木製ドアや框(デザイン)もクラッシックで素敵です。
(イメージ)
しかし冷静に思い直しました。
漆喰やレンガの壁等、玄関ドア以外の要素も揃って、初めてこのシャビーな雰囲気がハマるんだろうと。
umiieの外壁(玄関ドア周りのマテリアル)は、サイディングです。
サイディングという商工業的な新建材に、玄関ドアだけ自分たちが好きな海外のクラッシックさを足しこんだだけでは多分イメージと違うことになりそうな予感が。
夫婦「割り切って、ベルリンの素朴なアパルトマンのイメージ(行ったことないけど笑)で、シンプルなドアも良いね。」
(イメージ)
4.メーカー品を選定
この段階に来れば、もう「造作」に限定する必要性を感じなくなり、大手メーカー品から選ぶ方が良さそうという自然な減額の方向になりました。
お手頃でシンプルなメーカー製ドアということで、以下2つの選択肢へ。
①サンワカンパニー「スペイリー」(価格表214,000円)
出典 LIXIL
(良い意味で)どちらでも良いと思えました。
僕「強いて言えば、①サンワカンパニーの方が若干デザインが更にミニマム(シンプル)で表記価格もお安いですよね…」
カヤマ常務「いやーウマさん、購入価格で比較すると、値引き率がある②リクシルの方が随分安い(10万円強)ですよ。ご存じのとおりサンワカンパニーさんは価格表=購入価格ですから。」
あと、①の写真は、もしかしたらカタログ用に、実際の施工時には必要な「枠」等の部材を省略しているかもしれないぐらい、シンプル過ぎるという可能性の助言もありました。
あとは、防火等もうたっているし、なんとなくですが基本性能はリクシルの方が安心感があるイメージだったので、②を選択。
(工務店T社的にも取引(利益)があるという意味でリクシル推しだったかもしれませんので、win-winだったら良いです。)
減額効果:△20万円~30万円
今日の一曲:Champagne Supernova/Oasis
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