楽しい家づくりの終わり 第05話 スタジオ乗り換えを検討
1.ドライなアプローチその②
2017年9月1日(金)
仕事の昼休み、僕はある会社に電話をかけました。
「はいもしもし、ASJスタジオ(工務店J社)マネージャーのアイバです。」
僕「あの…失礼を承知で、工務店T社と家づくり中の者なんですが、うまくいかなくて困っていまして…仮に御社(J社)に乗り換えて進めるというようなことは可能なんでしょうか…?」
アイバさん「え…それはまた大変な状況そうですね汗。ちょうどこの土日、弊社が施工した建築家物件で完成見学会しますので、そちらに来ていただければお話もうかがえます。」
「ドライなアプローチ」その②は、県内に2つしかないASJスタジオ(T社からJ社へ)の施工乗り換え検討です。
T社とJ社の関係性ははっきりとは分かりませんが、かなりバチバチなライバル関係のような空気を感じます。
切羽詰まってるとはいえ、T社にもJ社にもマナー悪すぎるのかな汗…?とドキドキ。(←小物)
2.「建築設計・管理業務委託契約書」を確認
マナーが悪いなりに、ルールも気にしておきたいと思います(自分たちのためにも)。
「設計契約書」の条項を改めて確認していました。
(以下抜粋・概略)
第12条(契約の解除)
3.施主は、工務店か設計事務所が以下の事由を是正しない時は本契約を解除できる。
①(施主側に理由なく)本設計契約後1年以内に着工できない場合
②(施主側に理由なく)工事金額が予算等に対し相当に過剰になる場合
(こ…怖いぐらい当てはまってるがな汗)
第17条(特約事項)
1.施主は、第15条(他社での設計プラン施工)の禁止に関わらず、施主が一定金額(省略)を支払うことによって、設計プランを他社との施工に自由に利用できる。
第17条をそのまま適用するには難しそうでしたが、
例えば本契約手付金として支払済の50万円は放棄する代わりに、このumiieプランをJ社に持ち込むことが可能なら、そちらの方が希望があります。
3.J社のオープンハウス探訪
2017年9月3日(日)
アイバさん「お待ちしていましたウマさん。イッセイ先生が設計し、私たちJ社が施工したお宅です。」
オシャレパーマ×眼鏡、いかにもモテそうな建築家先生。
手がけた物件は「住人十色」でも放映されたという実績と人気も凄そうです。
イッセイ先生「はじめまして。どうぞご覧になってみてくださいね。」
玄関からそのまま土間続きのモルタルダイニングが素敵なお宅です。
(イメージ/画像拝借)
出典 renoverisu
吹き抜けと空中廊下によって2Fから届く1Fの明るさ。
(イメージ/画像拝借)
出典 homify
アイバさんとイッセイ先生に、umiieが難航していることを相談すると、2人は納得したように同じ第一声でした。
イッセイ先生「ゾノちゃんは、時間かかりますよー笑」
アイバさん「ゾノ先生は、長期戦の覚悟必要ですねー笑」
(業界でどんだけ有名やねんあの人…!汗)
4.チーム「J社」の魅力
アイバさん「イッセイ先生は、デザインはもちろん、スケジュール管理も大切にされていて、実施設計が僅か1か月とかもあるんですよ。」
僕「木造から鉄骨造への変更も発生したので、遅延と増額にもなったんです泣。」
アイバさん「イッセイ先生なら、例えば柱を兼ねる壁面収納等の提案もできたと思いますよ。」
イッセイ先生(照れちゃう…)
イッセイ先生の設計事例を見た2人「このヘリンボーン床も素敵です!…でも今回の予算大幅オーバー発覚で、それも減額調整にかけられてるんです泣。」
アイバさん「…うーん、それはもうヘリンボーン床の問題ではないですよね汗。」
2時間近く、僕たちの悩みを聞いてもらったり、チームT社とは違う建築家・工務店の視点や魅力を勉強させてもらいました。
4.チームT社からJ社に乗り換えるかどうか
今はまだあくまで、こちらもアイバさん側も「J社へ乗り換える可能性を検討しておく」程度です。
アイバさん「もっと早く(T社より先に)お会いできればよかったです。…もしよければ、ASJのエリアマネージャーにご相談されてみるのもいかがでしょうか?」
な、なるほど…!
ASJサイドのスタッフを見たことがなかったのと、切羽詰まってたこともあり、その発想がありませんでした汗。
そのアプローチが正解だった気がします笑。
・・・
今日の早朝は「家の中に鶯(ウグイス)入ってる…!」と勘違いしてぐーさんを起こしたぐらい美しい鳴き声で目が覚めたので、この曲を。
今日の一曲:春の夢/齋藤和義
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