楽しい家づくりの終わり 第03話 ASJシステムの難しさ
2017年9月1日(金)
昨夜の打ち合わせでは、契約破棄はなんとか思いとどまりました。
ただし、もう今までの延長で「引き続きお願いします」とは言えません。
僕に残っている優先順位は、ぐーさん(妻)の希望「なんとかumiieに住めたら」という点だけ。
つまり、金額やスケジュールの管理・責任問題を一番に考えて、その結果ドライでビジネスライクな関係になってもいい、umiieさえ建てばそれでいい(←荒んでる汗)というスタンスです。
責任問題を多少きっちりするために、改めて自分(素人)なりにASJのシステムの難しさを整理してみました。
1.ASJを利用しない場合
【イメージ図】
①【施主】が【建築家】に設計を依頼
②【建築家】が【工務店】を選んで施工を依頼
③【工務店】が家を建てる
2.ASJを利用した場合
まず公式イメージは以下のとおり。
個人的なポイントは、「ASJのスタジオ」=工務店という点。
スタジオとは、建築家との家づくりをフルサポートする専門店です。
建築家のご紹介をはじめ、予算計画、土地探し、建築家のプランに基づく概算見積の提示、工期スケジュール、設計契約、工事契約、地鎮祭の手配、着工、引渡し、アフターといった流れをフルサポートします。(ASJ HP)
【スタジオマネージャー】の最初の大仕事は、やはり【施主】と【建築家】のマッチングでしょう。
【イメージ図】
ただし、もし【建築家】の設計作業がどんどん遅延するような状況なら、【施主】のためにスケジュール管理をしてくれるのも、この【スタジオマネージャー】だと思っています。
【ASJ】として【施主】ファーストを突き詰めるなら例えば、
図の矢印①:【建築家】に期日を厳守するような督促・指導
図の矢印②:【建築家】が1か月遅れたらその分【工務店】の作業を1か月急がせる調整
ぐらいまで考えないといけないような大変なポジションのような気がします。
(当初からそこまで求めていたわけではありませんが)
3.ASJシステムの難しさ
しかし現実的には、【スタジオマネージャー】(オグリさん)は、三者から独立した純粋な【ASJ】スタッフではなく、【工務店】のスタッフです。
本職である「【工務店】のスタッフ」の意識に立つと…「【建築家】への督促・指導」は難しそうです…汗。
【イメージ図】
特に、オグリさんにとって、ゾノ先生は自邸(オグリ邸)の設計もしてもらっただけでなく、「施主とマッチングの成立をさせやすい信頼する主力建築家」。
オグリさんは無意識かもしれませんが、今後の長い取引(?)関係を考えると、umiie1件の【施主】より、【建築家】ファーストだったような気がします。
キノウタベタ(バレンタイン)チョコレイトの一曲:GO FOR IT/GOING STEADY
建築家と素敵な家を建てられている方々のブログがランキングで読めますっ。
↓