見積精査待ち中 第21話 Skype打ち合わせ:西側の小窓
1.現案の窓(西面)
umiieの西面には、各室に共通的な窓(小窓)が付いているのみです。
【実施図面】
おサッシ(窓だけに…汗)のとおり、「外観から」考えられた窓を配置いただいています笑。
海の見える大きめの開口(ワイドウィン)がメインにあるので、それ以外の窓にあまりいろいろ求め過ぎなくてもすんでいるのかもしれません。
2.小窓の必要性(窓に求める要素)
①景観
便利さを引き換えにしているせっかくの田舎なので、室内にいながら空や山、そして海が感じられる機能として「窓」が必要です。
②(間接的な)明るさ
暗いよりは明るい家(部屋)がいいですが、かといって「直射日光」で眩しすぎ・暑すぎるのも避けたい。
光源(グレア)は不快だからということで間接照明が人気なのと、似ているかも。
特に、夕方は家にいないことが多いとは言え、西側=西日をそこまで積極的に取り込む窓の大きさ・数は必要ありません。
③通風
これも②と同様、「それなら外に出たら?」と促されそうなほどすごい通風(窓の数・大きさ)は求めていません笑。
空気がなんとなく流れているような気持ちよさがあれば十分です。
ぐーさん(妻)の虫ブロック的にも、延々と窓を開け続けることはないかもしれません。
④「窓がある」風景が好き
住宅設備(機能)としての窓は多くなくてもいいんですが、外観やインテリアにちょこんと「窓」がある可愛らしさが好きです。
(イメージ)
出典 insidewarp
3.小窓の種類
夫婦2人で一致していたのは「引き違い窓は使いたくない」。
一昔前(実家等)の住宅感が強いイメージで…汗。
断熱や防犯等の性能的にも少し弱い(古い)、と聞くことも理由でした。
せっかくの連窓(2連窓)なので、ウインドキャッチの観点から【縦】滑り出し窓が第一希望でした。
出典 YKK AP
しかし残念ながら「正方形」タイプが見当たらなかったので、形状の好みを優先して断念することに。
【縦】滑り出し窓は、縦長タイプが基本みたいで、縦長の窓が多いとモダンな住宅感が強くなるかなと…汗。
ということで、【横】滑り出し窓に決定。
3.小窓の数・間隔
規則正しくシンプルで美しい小窓の配置・構成を提案いただいていましたが、強いて言えば少し気になる1点がありました。
「全て2連窓のため、引き違い窓の雰囲気が顔を出している笑」です。
【外観図】(再掲)
ゾノ先生達と相談の結果、引き違いのように見える「2」連窓をやめ、「奇数」連窓へ変更。
【外観図(変更後)】
子供部屋の窓(明るさや通風)が半減するのが少し不安ですが、元から小さい窓なのでそこまで影響ないかなと、「引き違いに見えない」方を優先しました笑。
変更前は「全てが同じ規則性・連続性」の美しさはありましたが、今思えば若干「ビルやアパート」のような雰囲気もありました。
奇数(1か3)連窓になったことで、デザイン性もむしろ下がっていない気がします。
ゾノ先生「外から見て内部の部屋割りの想像がつきにくくなったのも面白いと思いますよ。」
4.小窓の大きさ
図面上は全て「640mm×640mm」でした。
大きいとまた一昔前の住宅感が強くなりそうだし、更に小さい方が可愛いのかも…と「450mm×450mm」で図面上にシミュレーションしていただきました。
(イメージ)
シミュレーションの結果、
(1)外観とアンバランス
(2)1単体窓しかない子供部屋が「独房」みたいになりそう汗
ということで元の「640mm」に戻ってきました。
5.小窓の高さ
【矩計図】
①LDK
窓の外側はすぐ建物が隣接しているわけではなく、また2Fなので、特段ハイサイド(高め)に配置しなくても大丈夫です。
むしろ、キッチンに立った目線やダイニングテーブルに座った目線に合わせて、若干低めに配置。
②寝室
近くの建物の2F等から見下せそうな位置、また一番プライベートな居室ということもあり、開閉に手が届く範囲でできるだけ高い位置を希望。
※カーテンや、チェーン操作は希望しません。
③子供部屋
②寝室と同じ高さに揃えることが大前提。
(ある程度大きくなった)子供が開け閉めできる高さの範囲で、②③の高さを揃えました。
今日の一曲:Amen Flutes/múm
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