見積精査待ち中 第04話 照明(1F廊下)

 

1F廊下の初期設定は、ダウンライト×4でした。

狭く、(良くも悪くも)長めの廊下なので、空間を邪魔しないダウンライトが、まずは間違いないのかもしれません。

 

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反面、ダウンライトに頼らなくてもいいのかなという理由がいくつか考えられました。

 

理由①:単なる導線のゾーンだからこそ、照明の機能(明るさや調光等)がそこまで必要ではない。

 

理由②:玄関を開けて入った時の家の第一印象となる空間(玄関ホールのような感覚も兼ねる)のため、インテリア要素が欲しい。

 

理由③:ダウンライトはできれば補助的に使う照明と考える(前話参照)。

 

 

 

まず焦点を当てたのは、床材がヘリンボーンという点。

せっかく表情や意匠性があるこの床材の近くに光源があると、良い廊下になるかもしれません。

ホテルや旅館のように、フットライト案。

夜中は、寝室からトイレに行くという導線でもあるので、覚醒しにくいという機能性も持っているかも。

ただし、狭い廊下なので、掃除等も含め、邪魔にならないかは少し心配。

 

(イメージ/画像拝借)

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出典 DESIGN STUDIO CROW

 

 

ペンダントライト案。

 

 

(イメージ/画像拝借)

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出典 JOYTRIBOUT

 

好きなんですが、廊下の天井高が2400mmというのが引っかかりました汗。

ペンダントライトは、コードがある程度長くないと可愛くないような気がします。

(海外は、天井が高いからペンダントライトが格段に似合ってうらやましい。)

かといってコードを長くすると、それこそ導線である廊下だけに、当たらないように避けないといけないのはさすがに嫌になりそう笑。

 

 

 

子供部屋と寝室でドアが3つ見える廊下なので、各ドアの横にブラケットライト(ウォールランプ)が灯ってホテルっぽいイメージが、ハマりました。

 

アンティーク系、カフェ系のブラケットライトも好きなんですが、

ヘリンボーン床、框の開きドアと、既にかなりクラッシックな建材の廊下に合わせると、コテコテの洋館になりそうな不安もあります汗。

 

往年の名作デザイナーズランプが、クラッシックな廊下にはバランスが良いような気がしました。

 

 

 

シャルロットぺリアンの「CP1」(フランス)。

女性的で繊細なカッコよさ、シンプルで、狭い廊下にも合わせられ、フラップで光の仕切りを可動させられる点も素敵です。

 

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出典 soup/clozzet

 

コウセイさん「パチモン…もとい、リプロダクト造れますよ笑。」

小栗さん「試作品を我が家に勝手に付けられてたんですが、フラップの可動が変でしたよ笑。」

 

 

そして最終的には、王道の名品に絞りました。

イームズシェルチェアと同じく、あえて避けようとしても、傑作品のオーラに吸い寄せられてしまいました。

アルネヤコブセンの「AJウォール」(デンマーク)。

 

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出典 LOVINHOME

 

個人的には、画像のように「横から見る」角度が特に美しいと思っていたので、そこが決め手の一つでした。

廊下全体に光が拡散し過ぎず、床材をぼんやり灯してくれそう。

ただし、壁から出る幅がかなり大きいので、その点には注意したいと思います。

 

 

 

照明の候補が決まったところで、あとは配置を検討。

廊下だけでなく、いっそ隣の洗面所まで同じ照明器具(AJウォール)に変更。

廊下と洗面所の間は扉はないため、できるだけ一続きの空間の感覚の方がいいなと思いました。

 

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あの計算し尽くされた、神の領域ともいえるシェードデザインを、ただの「三角形」でしか表現できない僕をお許しください…笑。

 

 

 

今日の一曲:mochilon/梅林太郎