見積精査待ち中 第02話 引き戸<開き戸

 

 

実施図面上、とりあえず初期設定は6つのドア全て「引き戸」でした。

ゾノ設計事務所の他の施工事例に多い、シンプルモダンな雰囲気になりそうです。

 

(イメージ/画像拝借)

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出典 Sanwacompany

 

引き戸の場合は、やはり上掲画像のようにフルハイト(天井までの高さ)が美しいと思います。

Si社ヒラコさんからも「人間は動く物の高さで、空間の広さを感じますからね」と1年前にクンロク(説教)入れられました笑。

 

引き戸はメリットの方が多いと思います。

〇扉の向こうとの通風量、採光量の調整が簡単

〇扉の内外のスペースに干渉しない

等々

 

 

 

それを承知の上で、僕たちは「可能な限り全て【開き戸】」へ変更を希望しました。

海外の雰囲気が欲しいからです汗。

 

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出典 Studio Mcgees

 

 

海外では「引き戸」をほとんど見たことない気がします。

個人的な推測ですが、日本には「障子」「襖」という素敵な文化があるから、僕たちの暮らしに引き戸は馴染むのかなと。

 

特に「SHOUJI(障子)」の透光性等の機能とデザインの両立は、海外から見てもcoolな建材じゃないでしょうか。

彦根アンドレア先生も言ってたような)

だから、もっと「和」の家を建てるなら、是非引き戸を使いたかったです。

 

でも、どちらかというと「洋」の家・建具デザインなのに、「和」の利便性を残しているという引き戸は、僕たちにはどっちつかずになってしまいそうな難しさを感じました。

 

 

 

【開き戸】にすることになった全6ドアについて、開き方を検討しました。

 

①「内」開きか「外」開きか

 

トイレは、中で倒れた人がいる場合、外から入れなくなるから「外」開きが望ましいという絞り方はあると思います。

でも、その将来的な確率のリスクに比重を置きすぎるより、ここ10年間毎日便利な方がもし「内」開きなら、そっちでもいいかなと割り切りました。

 

あとは、(狭い笑)廊下側にドアが中から開いてくるのは危ないかなと、基本的には「内」開き(室内側へ開く)で考えました。

ただし子供部屋は狭くしてしまっているため、せめてもの広さ確保のために、例外的に「外」開き(廊下側へ開く)に。

 

【1F】

 

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②「右」開きか「左」開きか

 

ドアを開けて各室内に入る時の、身体の向きや導線が効率的な方、という(自然な)基準で決めていきました。

(そんなに導線を重視できている方ではないんですが、何か決める基準ないかなぐらいです…汗)

 

各部屋ごとに、入った後目指す場所・方向(導線)は異なります。

ランドリールームなら洗濯機、トイレなら便器の方向、が導線の向きでしょうか。

ただどの部屋に入る場合でも、ドア開けた次に共通的な目的・場所は、大体「電気のスイッチを点ける」という基準をもって、「右」開き「左」開きを決めてみました。

 

【2F】

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ということで、ドアの開き方を検討するなら、並行して電気スイッチ等の位置も考えた方が良さそうでした。

 

 

 

今日の一曲: Something Just Like This/The Chainsmokers & Coldplay