問題発生 第03話 鉄骨造への増額

 

実施設計あたりから、ゾノ先生の代わりに、一番弟子(チーフ?)的なコウセイさんが対応してくれることが多くなっていました。

 

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例えば僕たちが仕様等に迷っている時に、

ゾノ先生は「建築的な正解」を重視してくれるとしたら、

コウセイさんは正解を踏まえた上で「僕は実はこっちの方が好きですけどね」「ウマさんたち(のumiie)にはこっちの方が合う気がします」というような分かりやすいアドバイスをしてくれるタイプです。

 

 

 

前回打ち合わせから待つこと1か月。

2017年4月29日(土)

木造→鉄骨造へ変更した場合の、ある程度正確な見積(増額)が提示されました。

 

ちなみに、木造の時の見積額は約2700万円(税込)。

ただしこれは、床暖房(2F床全面)や、Kitchenhouseのキッチン等、「できたら実現したい」設備もとりあえずフルに入れてもらっての金額です。

 

コウセイさん「お待たせしました。できるだけ増額を抑えられるような、鉄骨の太さ・本数・位置のパターンを構造計算事務所と詰めてきました。」

 

結果は…【木造】2700万円→【鉄骨造】2880万円

 

約180万円の増額。

苦しいですが…想定内ということで

2人「【鉄骨造】の方向で正式に進めていただきたいと思います(涙)。」

 

コウセイさん「申し訳ありません(恐縮)。では改めて、【木造】→【鉄骨造】の実施設計(詳細図面修正)に入らせていただきます。」

 

小栗マネージャー(工務店)「コウセイさん、2週間もあれば実施設計(修正)大丈夫ですか?」

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これ以上工程が延びないよう、小栗さんも普段よりきつめにスケジュール調整をしてくれます。

 

コウセイさん「いやー…他の案件も今かなり詰まっていて、1か月後が正直ありがたいです汗。」

小栗さん「その後、ウチ(工務店)は見積算出をなんとか2週間でやるつもりです。見積より図面修正がそんなにかかるのはありえないですよ。」

 

2人(ハラハラ…汗)

 

 

 

それから1か月後に設定された打ち合わせ前。

小栗さん「ウマ様すみません…結局、設計事務所(コウセイさん)からの図面修正がやはり厳しいらしく、次回打ち合わせはもう2週間先でお願いできたらと思います。」

 

僕たちもさすがに「まだ延びていくのか…汗」と思いましたが、

作成途中の書類(図面・見積額)で取り急ぎの打ち合わせはもういいので、待つことにしました。

 

 

 

そして更に2週間後、2017年6月11日(日)。

やっと、ショッピングモール内のレストランで打ち合わせの日。

 

小栗さん・コウセイさん「…先にお詫びさせてください。」

怖いって!汗

 

コウセイさん「すみません、実施図面を工務店(小栗さん)にやっと渡せたのが1週間前なんです。」

小栗さん「…ですので、今日の見積書は、まだ図面から単純に合計していっただけ、「精査前」の見積額です。」

 

3月に【鉄骨造】への変更案が出てから、3か月待ちました。

それでもまだ今回も「途中版」の書類での打ち合わせ…汗。

 

小栗さん「本来は、この単純合計版の見積額から、設計事務所(ゾノ先生やコウセイさん)に無駄な部分・シンプルにできる部分を精査してもらいます。」

 

小栗さん「…なので、この見積額からは下がると思ってください…汗。」

と、参考までにその分厚い見積書を見た2人は、気絶しかけました。

 

「4,400万円(税込)」

 

2人(は…?)

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2人「えーと…4月に、【鉄骨造】へ変更したら+180万円(=2,880万円)だったから【鉄骨造】をOKしたんですが…汗。」

小栗さん「はい汗…ここから精査によって下がっていきますので…。」

 

 

 

混乱してきましたが… 

じゃあ、その精査さえ待てば、晴れて予定どおり2,880万円まで下がり(?)、そこから減額調整(VE)にやっと進めるなら…。

 

言いたいことはありましたが、1か月に1度もない貴重な打ち合わせです。

仕様の相談等、この日少しでも前に進める時間に使うことにしました。

 

 

 

今日の一曲:恋する季節/西城秀樹