実施設計中 第06話 ダイニングテーブル
2016年11月頃
ゾノ設計事務所が実施図面を書き上げくれている間、優柔不断なので余裕のあるうちにインテリア(家具)も決めていくことに。
特に、ダイニングテーブルから優先的に検討しました。
テーブルの大きさ・置く位置から、ペンダントライトを吊るす位置も連動して変わってくるためです。
リビングダイニングの広さは、平均的な範囲内?の16帖。
来客はもちろんパーティーなんてあまり無い想定で、「ゆったり4人掛け」程度の大きさのテーブルが適当かなという方向に。
家族の団らんの中心をリビングではなくダイニングと想定するなら、もっと大きいテーブルも良いと思います。
でも我が家は、ぐーさんが圧倒的にソファでごろごろしたい派のため、ソファの大きさ優先です笑。
香川県に「UTSUMI Oriental」さんという、アンティークやオーダーの家具・キッチンを扱う素敵なお店を見つけ、訪ねてみました。
そこにはモールテックス製のテーブルも。
機能的にもデザイン的にもとても素敵でしたが、
我が家は床材もグレーのタイルで検討しているため、くつろぐためのLDK空間が石々(いしいし)してクールになり過ぎないか、家具ぐらいは木材の温かみをプラスしたいかなという話し合いに。
カフェの雰囲気も欲しいなら、既製品よりやはりアンティークでしょうか。
有名なロイズアンティークスさんは、さすがの高級品揃えです汗。
ただし、あまり伝統的なタイプだと、上手く他とのバランスをとらないと、洋館の方向性になってしまいそうです笑。
特に赤みが強いマホガニーは、2人にとって敷居が高いところです。
素朴なテイストなら、フレンチカントリー系やシャビーシックなテーブルは、タイルの床とも引き立て合って相性が良いかも。
このあたりも、他とのコーディネートに気を付けないと、甘すぎるというか、姫系になる不安があります。
そうなると、僕よりもむしろぐーさんが敬遠する方向です。
じゃあ逆に、オイル塗装した天板、アイアンの脚で、インダストリアルな感じだと…まさに男前すぎて、敷居が高いです汗。
出典 RoomClip
甘すぎず、男前すぎず、シンプルで温かみのある、北欧ヴィンテージ。
神戸にあるお店「北の椅子と」さんもとても素敵でした。
出典 北の椅子と
北欧ヴィンテージは、チーク材が多いイメージ。
チークも赤みと艶がかなりあって、僕たちには上級です。
そして、2人ともがドストライクな品ぞろえと雰囲気のお店を、ぐーさんが見つけてくれました。
高松の「dodo(ドド)」さん。
フランス語で「うたた寝」という意味らしく、店名からしてキザすぎずヒネりすぎていないセンスが、もう好きです笑。
枯れた古材感のある家具が多いものの、決してジャンクな感じもありません。
良い意味で退廃的で、どこか教会のような静謐さが漂う、店内と家具たち。
当初の目当ては、イギリスのバタフライテーブルでした。
華奢で質素な雰囲気、脚に架かったアーチ状のアイアンも素敵すぎます。
出典 dodo
dodo店長「せっかく県外から来ていただいたのにすみません…売り切れてしまったんです。」
残念でしたが、ちょうど次の買い付けが到着した中に、同じぐらい2人とも好みのテーブルがありました。
同じくイギリスから、オールドパインテーブル。
天板も152cm×98cmと、まさに4人でゆったりサイズ。
出典 dodo
試しに座らせていただくと…
1回目は大学時代に友人4人で、2回目はぐーさんと2人で訪れ、そこでしばらく休憩して浸っていたモンサンミシェルの食堂を思い出すほどの、素敵な空気感でした。
(画像拝借)
dodoさんはいつも「四国価格で設定させていただいています」とおっしゃっているんですが、全般的に信じられないほどリーズナブルです。
アンティークのダイニングテーブルといえば、30万円ぐらいしてもおかしくないイメージなんですが…dodoさんはなんと10万円を切ってきます汗。
2016年12月10日
パインテーブルが、クロネコヤマト家財便でアパートに届きました。
しかし、ギリッギリ、測ってみると本当に1cm差で、玄関からテーブルが入らないトラブル発生。
僕は「いやいや、たった1cm差なら、角度や方向ちょっとずらしたりすれば大丈夫なはず」とのんびりしていましたが…
搬入出のプロの方たちがいろいろトライしてくれるものの、どうやってもその1cmを抜けられないことが判明しました。
僕たちの部屋はアパートの2階。
急きょ、追加料金5,000円を支払い、2Fベランダから紐で吊り上げる方法をとって、無事搬入されました汗。
(なんか奇才のアート作品みたいになってます笑)
今日の一曲:青空ばかり/斉藤和義