実施設計中 第03話 床材(バーンウッド)
家の快適性とデザイン性を一発で大きく左右してしまう要素の一つ、LDKの床材を検討します。
【2F平面図】(グレー色部分)
幸い、夫婦2人の好み(方向性)はほぼ同じでした。
グレイッシュな雰囲気のLDK。
サンワカンパニーの「スウェーデンパイン」(ストラクチャーオイル仕上げ/グレー)のイメージ写真は、いきなり2人とも好きな感じです。
出典
https://www.sanwacompany.co.jp/shop/pagefiles/pc/S/S0238_SWEDENPINE_main.jpg
「早まるな!」
どこからか声が聴こえて、サンプルや拡大写真をよく見ると…ちょっとイメージが違いました汗。
「塗ってる感」が強いというか…。
出典
2人「あっぶー汗。」
ニッシンイクスの「シルバーベイオーク」。
まさに店舗っぽくて格好いいです。
出典
http://www.nissin-ex.co.jp/entry-images/silver-bay-oak-2.jpg
でもやっぱり、グレーの下から木の色が混ざって、甘い乳白色(乳灰色)なのが、2人とも少し気になりました…汗。
同じニッシンイクスの「ルーズオーク」。
ぐーさん(この人、ニッシンイクス好っきゃなー笑)
僕「塗った(人工的な)グレーじゃなくて、色褪せたシルバーグレー。…これじゃない!?喜」
出典
http://www.nissin-ex.co.jp/entry-images/loose-oak-2.jpg
ぐーさん「表情は素敵やけど…え、段差とか隙間あるよ汗?」
確かに、[土足専用]とあります笑。
段差も、海外のカフェっぽくて愛せるといいたいところですが、さすがに子供やムニ(猫)に優しくありません。
行きついたのは、創業安政六年、木にこだわり続けて160年。
京都の古材市場(株)丸 嘉(まるよし)さん。
カナダ等のバーン(農機具倉庫)に使われていた木製外壁材を解体する際に一枚づつ丁寧に採取してきた古材板を扱われています。
ぐーさん「だから、そういうのは段差があったり、なんなら釘とか刺さってるから、LDKには厳しいって笑。」
僕「それが…当社では、本気のバーンウッド以外にも、国産杉の表面を人工的に風化させたバーンウッドも用意があります。」
ぐーさん(誰?)
出典
https://www.kozai-ichiba.jp/syouhin/barnwood/img_barnwood/BW-BB_01.jpg
あくまでモノ自体は、新材。
だから当然、全てサイズや厚みも同じ。
釘も刺さってないし、虫も住んでません笑。
美しく風化された、やり過ぎていないシルバーグレー。
価格も9,146円/㎡と、メインの空間になら出せる価格帯。
…しかし、ぐーさんには樹種のストライクゾーンもあるのを、忘れていました。
ぐーさん「節(ふし)が気になるかも…ごめん笑。」
節(ふし)が強い傾向にあるシダー(杉)やパイン(松)はNGでした笑。
けど確かに分かる感覚でもあるので、別の検討をしたいと思います。
今日の一曲:君はロックを聴かない/あいみょん