1stプラン変更点② ラナイ

 

ファーストプランを初期の段階で変更した点②は、ラナイ。

 

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ハワイでの建築設計もしているゾノ先生は、ベランダ部分を「ラナイ」と呼びます。

 

ラナイは、ハワイ(語)のベランダ。

おそらく海を眺めるという共通点からの、ゾノ先生の遊び心だと思います。

響きだけの問題でも、そういうちょっとしたニュアンスもありがたいですね。

(チョッキじゃなくてジレ、みたいな笑。)

 

 

ただ、奥行きが1モジュール(91cm)の点は、変更希望でした。

 

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(奥行1モジュールのイメージ/画像拝借)

 

 

以前も少し書いたとおり、いつまでもくつろげるような、限りなく居室の延長のアウトドアリビングが、僕の家づくりの第一希望です。

 

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(イメージ/画像拝借)

 

guuma.hatenablog.com

 

 

ウマ「…ということで、リビングを狭めてでも、ラナイの奥行きは3モジュール(273cm)以上欲しいなと…。」

ゾノ先生「うーん…。」

 

ウマ「サンラウンジャーで寝転んで、本読んだりもしたいですし。」

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ゾノ先生「うーんそうですか…。」

 

 

ゾノ先生は、こちらの要望に(良い意味でも)簡単には「できますよ」「そうしましょう」とは答えてくれません。

素人の僕たちのように数値から入る「広さ」では当然考えていないし、

単純にリビングを狭くするだけでなくもっとトータルバランスでの最善を考えてくれています。

 

 

しかし、僕の要望を聴くゾノ先生の空気が少し変わる場面がありました。

  

ウマ「…あとですね、2人(僕とぐーさん)の間で、リビングでのくつろぎ方が大きく違うのも理由です。」

ゾノ先生「…?」

ウマ「僕は窓を開けて風が通るリビングが好きなんですが、ぐーさんはそうではありません。」

ゾノ先生「…!」

 

 

ぐーさんは、「虫」が大の苦手。

セミとかハエの大きさなら僕も若干苦手ですが、言われないと僕には気づかないぐらい小さい虫一匹でも部屋にいると僕に駆除依頼が来ます笑。

 

今のアパートも近くに田んぼが多いので、小虫対策には必死。

特に、虫が大量発生する田植え時期、ぐーさんが玄関ドアを開閉する幅の小ささと速さは、多分県内一です笑。

僕が窓を開けてベランダに洗濯物を干したりとりこむ時間帯が「夜」の場合は、明かりに虫が集まってこないように、室内のテレビや照明を全て消して真っ暗にした状態、「闇干し」が求められます笑。

 

そんなぐーさんにとってはさらに、海沿いのumiieでは砂や潮風も、あまり窓を開放的に開けたくならない要素でしょう。

 

 

ウマ「…というような、「室外」に対する2人の感覚にかなり差があります。」

ゾノ先生「なるほどですね。」

 

ウマ「なので、ラナイは僕にとってのセカンド…いえ、ファーストリビングになるかもしれませんっ。」(←言い過ぎ笑)

ゾノ先生「確かに…ラナイは3モジュールにしましょうっ。」

 

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(イメージ/画像拝借)

 

ちなみに本場ハワイの「ラナイ」も、

大型家具を置いて居室の一部のような空間の位置づけで、

景観を損ねる理由から洗濯を干すのも禁止らしいです。

 

 

施主の「要望」ではなく、あくまで「ライフスタイル」を軸に考えてくれるゾノ先生のスタンスに感謝です。

 

 

 

12月8日の一曲:Happy X'mas(War is over)/John Lennon