恐怖のソファー選び 第04話 馬場ちゃん
徳島県の、また別のインテリアショップ。
ロバートの馬場ちゃん似の、ファッショナブルな店長が、熱心に営業をしてくれます。
(イメージ)
馬場ちゃん「ソファはやっぱり家の中でも一番触れる時間が長い家具ですから、座り心地だけは重視してほしいんですよねー。ソファーの下の床に座ってソファーにもたれるスタイルになってしまうのは残念ですよね。」
馬場ちゃん「こちらのソファは、〇〇県の職人さんが作ってて、比重の違う高密度ウレタンとフェザーを組み合わせてつくられてて、固めのセッティングですねー。」
馬場ちゃん「クッションまでハンガリー産マザーグースのスモールフェザーなので、つぶれてても、ちょっと叩いたらすぐ元通りになる、クッションの復元の速さ見ててくださいね(パンパンパンパン!)」
息つく暇もない怒涛のトーク。
1時間以上経ったかもしれません。
奥から女性スタッフが麦茶を運んできてくれているのが見えました。
しかし…
馬場ちゃんは、トークを止めないまま、数m手前から女性を手の合図で制止。
馬場ちゃん「…ちょっと失礼します。」
麦茶の女性スタッフの方に立ち上がり、小声で何か話しています。
穏やかではありません。
馬場ちゃん「ヒソヒソ…何で今のタイミングで麦茶持ってきた?接客の流れ断ち切る気か?」
女性スタッフ「…すみません(怯)」
2人(き、厳しー…汗)
なおも馬場ちゃんの接客は続きます。
少し向こうには、テーブルに広げられた生地サンプル等を片付けている女性スタッフ。
馬場ちゃん「…ちょっと失礼します。」
今度はもう小声でなく、僕たちにもはっきり聞こえる指導。
馬場ちゃん「そんな片づけ後でいいから怒。3階にお客さん上がってるやろ、そっちの接客にどんどん回れよ怒。」
2人(はわわ…汗)
仕切りなおして、馬場ちゃんは3階の展示ソファーも紹介してくれます。
事務所スペース的なミニキッチンで、コーヒーメーカーを操作している別の女性スタッフ。
馬場ちゃん「…ちょっと失礼します。」
2人(もしかして、また…汗?)
馬場ちゃん「何してんの?なんでまだ用意できてないん?」
女性スタッフ「…でも、これが…。」
馬場ちゃん「は?「でも」ってなんなその態度?…もういいわ、俺がやるからそこで見とけ。」
2人(…もうええてー笑)
このお店で買ったソファーで、とてもではないですがくつろげる気がしませんでした笑
今日の一曲:戦う男/エレファントカシマシ