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「Su社」編 第11話 1Fの制約

 

上空から見た土地の位置関係は、以下のイメージ(上が北)です。

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諒くん案では、東に主寝室、西に子供部屋でした。

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これを逆にして、西に主寝室の方が希望です。

主寝室は、できるだけ「奥まった」位置が落ち着くからです。

家族を含む訪問者が玄関を行き来するアプローチ上に、主寝室(特に人が出入りできる「掃き出し窓」)だと、なんとなく落ち着きません笑。

 

さらに、WICが北、寝室部分が南の配置も、逆が希望です。

ハウスメーカーのセオリー的には「居室はできるだけ南」かもしれませんが、寝室にはそこまで採光を重視しません。

 

強いて言えば、寝室にも「朝日=東側」は大切だと思いますが、この土地だと、東側は土地③の家族も通る「道路」があるので、やはり西側が落ち着きます。

 

そんなに無理なリクエストではなく、単純な位置組換えだけのつもりで、そう要望したんですが…

 

諒くん「うーん…ちょっと「計算」してみましたが…無理かもしれません。」

2人「えっ、そうなんですか?」

 

「Su社」のシステムで構造的な計算値も算出し、全項目が「OK」にならない変更はできないとのこと。

諒くん「寝室+WICを西に持ってくると、「直下率」や「偏心率」が当社のOK値を下回るんです。」

 

直下率:1Fと2Fの柱や壁がどれぐらい整合しているかの率。1Fと2Fが全く同じ間取りなら直下率100%。

偏心率:建物の「重心」(平面上の中心)と「剛心」(地震等の水平方向の力に対抗する中心)の離れ具合。建築基準法上は「0.3以下」でOK。

 

諒くん「2Fの東がリビング(大きい空間=柱や壁が少ない)なので、1Fの東に子供部屋(=柱や壁が少ない)を持ってくるのが、NGと出ます。」

 

2人「うーん…ストイックな計算による制約があるのはとりあえず分かりました。」

 

後から振り返ると、Su社のビッグコラムの特徴の1つに「(柱自体の強度により)上下階の柱の位置の制約が少ない」とあります…。

 

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(Su社より拝借)

 

「じゃあビッグコラムって何なんですか諒くん!ジェイムソン!」

と今なら突っかかりたいと思います笑 

 

 

今日の一曲:ハル/Mr.Children