「Su社」編 第10話 1F(玄関)の生活感を無くす要望
正直1F(寝室や子供部屋)は、「海を取り込む2F(LDK)にできたら、それに合わせて柔軟に変更」程度しか考えていませんでした。
とは言いつつ笑、一応、諒くんのプランをベースに要望を伝えていきます。
諒くんのプラン:
不可なく、バランスのいい、一般的な1Fじゃないでしょうか。
強いて言えば、玄関入った時の生活感をもう少し消したいです。
下駄箱(←言い方の問題?笑)は不要。
その分エントランスクロークを広げられるなら靴収納量は確保できます。
(靴の脱ぎ履きのための?)「手摺」も不要。
どうしても必要な年齢になってから後付で十分です笑。
「階段下収納」(と明らかに分かる折れ戸)も、玄関から正面に飛び込んできてほしくありません。
(イメージ)
そもそも、家の中央に玄関ホールがあり、そこから階段・トイレ・各室に分かれる空間が、住宅感・生活感が相当強いです笑。
多少圧迫感や導線の無駄が生じても、いっそ「廊下を伸ばす」方がシンプルで好きかも。
その代わり、廊下の先が、FIXガラスで海を切り取って、解放感や遊びを確保するとか(居住空間ではないから、もし素敵な景色を取り込めるなら、外から見えてもOKです)。
(イメージ)
階段も、オーソドックスな「木造の箱階段」(それが玄関の正面の位置)は、生活感が強いです。
できれば、鉄製のストリップ階段、螺旋階段のヌケ感で遊べないか(それはそれでモダン過ぎて少し違うのかもしれませんが)。
理想は、壁から踏板だけ生えたような、キャンティ(片持ち)階段です。
(イメージ)
キャンティ階段の隙間から漏れる光(と影)まで計算してデザインする人もいるぐらい、美しい階段ですね。
しかしここは、やはり大手ハウスメーカーとしてストップが出ます。
ジェイムソン「隙間から子供は落ちますから、両側壁の箱型がベストですよ。」
諒くん「子供が大きくなるまで、結局ネットを張り続けることになり、イメージどおりのデザインは意外と得られませんよ。」
費用も、「木製の箱型」階段が最も安く、鉄製・ストリップ・螺旋等にすると相当コストも上がるデメリットはあると聞きます。
あと「1Fの生活感」というテーマとは関係ないですが、
僕たち(特にぐーさん)は、「手洗い場がトイレの中だけ」があまり好きではありません。
飲食店でもたまにありますが、省スペース型の洗面ボウルが、ちゃんと手洗いしにくくてちょっと…(僕たちはその小ささから、手洗いではなく「爪洗い」と呼んでいます笑)。
だから、広いトイレ室内に通常の大きさの洗面台を併設するか、さらにできれば、トイレと洗面台は別室(独立)が希望。
(イメージ)
諒くん「なるほど、分かりました。」
階段以外は、構造的な部分でもないので、割とすんなりこちらの要望どおりに変更していただけました。
しかし、この後、部屋の配置や大きさを変える制約が、想像以上に難しいものでした。
今日の一曲:四月の風/エレファントカシマシ