「Su社」編 第05話 屋根の「耳」と前の家を切り取る「窓」

2016年08月08日(月)

Su社の若手設計士、諒くんのファーストプランと対面。

 

さすが実家新築の時のように、平面の間取り図だけでなく、きっちり3Dパース(イメージ図)で準備してくれていました。

 

 

まずは外観が、「自家自賛」No.118表紙のようにシンプルな「オウチ」かどうか…

2人「これは相当シンプルですねっ…」

諒くん「(ほっ…)よかったです。」

 

f:id:guuma:20170403234012j:plain→海

 

あれ…けど、屋根の形が少し不自然です。

な、なんか「耳」みたいな立ち上がりが気になります…。

軒等の機能も削らない範囲で、ある方向からだけでもせめて完全なシンプルにするための苦肉の策だったのかもしれません汗。

 

東西からは確かに「自家自賛」並にシンプルですが、

南側はやはり大手ハウスメーカーらしく、日当たりや機能を重視した「サービスバルコニー」や「多くの引き違い窓」によって、結構な「住宅」テイストです。

 

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外観の次は、「いかに(北側の)海を眺めて過ごせるか」。

2階LDKというプランは、僕たちもイメージしていたとおりでいい感じです。

 

海に向かって料理できるアイランドキッチン。

海に面した窓際のダイニング。

いい感じです。

 

ただ…

2人(う、うーん…)

  

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 ざっくり言うと、もっと海に対しての「解放感」(ヌケ感)が欲しいところです。 

これだと「窓際から」海は見えますが、「部屋から」海は見えないのでは…。

 

諒くんが「前(海との間)の土地に家が建つリスク」を考慮してくれてのバランスだということも理解はしました。

諒くんは、「余分なもの(前の家等)が見えないように窓で風景を切り取る」という方向性のようです。

 

ただ、僕たちの理想は、予算や構造的な問題は抜きにすると、これぐらいの開口を目指したいんです。

 

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(イメージ)

 

とは思いながらも、

プロが僕たちのためにいろいろな視点から考えて作ってくれたファーストプランに、素人の僕たちが気軽に「もっとこんなのがいい」みたいには、すぐには言えませんでした…。

 

とりあえず、これをたたき台に、次回からはいろいろ要望を伝えていければと思います。

 

 

今日の一曲:TOKYO/Owl City feat. SEKAI NO OWARI