「R社」編 第05話 彦摩呂
社長の人柄、会社の実績、施工事例のテイスト、照英のプラン。
R社は良い会社だと思います。
ただ唯一、R社のイメージをマイナスに傾ける要素がありました。
浅黒く、太っていない彦摩呂といった雰囲気の男性スタッフ。
R社長が懸命に積み上げてきたR社の実績と信頼を、たった1人で揺るがすほどの男です笑。
(イメージ)
彦摩呂と初めて会ったのは、R社で建てた施主様のお家見学(※僕たち2人だけ)。
僕たちは気づきませんでしたが、彦摩呂はどうやら寝坊&遅刻してきたようです笑。
多分朝方まで飲んでいた居酒屋の匂いが付いた、昨日と同じと思われるスーツ。
彦摩呂「いやー、飲み過ぎて今日は遅刻したんですよね。」
それを僕たちに「つかみ」あるいは「武勇伝」トークしてきます。
(イメージ)
彦摩呂「(ここでキリっと真顔に切り替えて)ダメなのは僕だけで、R社は本当にいいチームなんです。」
ギャップ差狙いの胡散臭い切り替えが、腹立ちます!笑
けど遅刻したとかはR社内の問題なので別にいいんです。
R社の若手社員への当たりのきつさ。
彦摩呂「(F君が一瞬詰まったのをお客に)ね、こいつもうテンパってるでしょ笑(悪意)」
彦摩呂「(女性社員が少し段取りが違うのをお客に)ちっ…後でしばいておきますんでね笑(悪意)」
(イメージ)
「(お客様第一のための)仕事の厳しさ」とは明らかに違う、
「R社で一番権力があって仕事ができるのは俺」アピールだったんでしょうか(お客に向けて)汗。
女性はだいたいこんなん好きやろ的な語りかけも、なかなかの憎たらしさでした笑。
彦摩呂「(優しい笑顔に切り替えて)…奥さん?この壁を家族で塗る思い出、欲しくないですか?」
彦摩呂「(これで落ちんかった奥さんいまへんで的な笑顔で)…奥さん?こんな梁、欲しくないですか?」
(イメージ)
運よく(?)、2人とも梁あらわしはあまり好きじゃない(レトロすぎる?)のもあって、全く響きませんでした。
極めつけは、その施主見学の1週間後の打ち合わせ。
立ち話の中で、
僕たち「あ、ちょうど〇〇様のお宅(1週間前にお邪魔したお家)もそういう造りでしたね。」
彦摩呂「え?〇〇さんのお家、お2人見に行かれたことあるんですか?驚」
僕たち「…はい、1週間前に彦摩呂さんに案内してもらって笑。」
「僕たちのことを忘れているなんて失礼な」みたいなプライドは全く無いんですが、
「R社ともし契約したら、R社長の代わりに(社長は契約までの営業が主担当)、この彦摩呂とメインで家づくりの打ち合わせできるかな汗…」と、
R社に対する不安は大きくなっていました。