土地探しの旅 ステージ8 ~umitochi(3)~

 

土地②の最大のリスク(欠点)は、

「前の土地①には僕たちが建てるより後に家が建つ」ことでした。

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①の買主は現在関東在住の老夫婦で、

定年までは徳島県にも帰ってこず家も建てる予定は無いが、

とりあえず土地①を今から買っておいて、

退職後に徳島県に帰ってくれば家を建てるつもり、とのこと。

 

それならと逆に、老夫婦に相談(交渉)をしてみることに。

もし老夫婦も「やっぱり徳島県に帰りそうにないし、家建てるのも実はもうおっくうになってるから、今となっては土地①持て余してる…」みたいな状況なら、

老夫婦は土地①を坪単価8万円で不動産屋から買ったらしかったので、

なんなら坪単価10万円出すから土地①を僕たちに売りなおしてもらうという、

Win-Win案の相談です。

 

それを土地①②③の売主であるN不動産を通じて老夫婦に伝えてもらいましたが、

答えは「家を建てる時期は今も未定(最悪建てないかも)だが、だからといってあの土地①は手放したくない」でした。

 

実はこの土地①②③(80坪✖3区画)は、

最初N不動産は240坪1区画(坪単価5万円)で売っていたようです。

それを老夫婦が「割高(坪単価8万円)でいいから、海に近い80坪だけ切り売りしてくれ」と交渉して土地①②③に分かれたとのこと。

 

老夫婦がそこまで強い希望で購入した土地①であること、

そして老夫婦がいたからこそ土地②を買えるチャンスをもらえていること、

を考えると、

土地①を譲ってもらうことは男らしく(ウマらしく)あきらめて、

土地②のリスクを受け入れて検討するべきなのかもしれません。

 

唯一の気休めは、家族構成は老夫婦だけということもあって、建てるとしても「絶対に平屋(1階建て)」とのこと。

それなら、土地②に僕たちは2階LDKを建てればなんとかオーシャンビューは確保できるかも。

 

いや、「平屋」といっても、屋根の形状や傾斜角度によって、土地②からの海の見え方はかなり変わってきます。

 土地①に建つのが「陸(ろく)屋根」ならかなりリスクが低くなります。

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 しかし「切妻(きりづま)」「寄棟(よせむね)」等だと、土地②の2階からも視界に結構屋根が入ってくる気がします。

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それに、気が変わって「やっぱり2階建て」を建てられても文句は言えません。

そうなったら、僕たち土地②の2階LDKからは、オーシャンビューどころではありません。

N不動産屋「なんなら私からも(ウマさんたちに②をスパッと買っていただきたいから)老夫婦に「平屋を建てる」という念書を書いてもらうのを協力させていただきます。」

 

ぐーさんが提言してくれた、

最悪、老夫婦が建てないまま、全然別の家族が買った(相続した)りしたら、その人たちは普通に2階建てを建てるというリスクも、

その通りかもしれません。

 

そこでN不動産には、

・現時点では土地②を第1希望として仮押さえしたい

・ただしオーシャンビューにかかる上記リスクを前提に、どんな家を建てるか、どの建築会社に頼むかを検討して、納得出来た時には土地②を買いたい

というお願いをしました。

 

N不動産も結構優しく、

・予約金、手付金はとりあえず不要

・もし他から土地②の購入希望の問い合わせが入っても、とりあえずウマさんに知らせます

・土地②でも安心できる家が建てれそうになるまで、じっくり検討してみてください

ということになりました。

 

ここまでブログに記載してきた土地やエリアはもちろん一部であり、実際はもう少したくさん(100以上)の土地を回ってきました。

価格、景観、広さ、通勤等の総合バランスは、この土地②がもしかしたら僕たち2人の最高形かもしれないと思えるぐらいの段階に来たので、

ここでいったん、土地探しの旅は終わります。

(土地②購入決定ではなく、土地②を前提に家や建築会社を検討してみるということです。)

 

ここからはいよいよ、

この土地②(「umitochi」)に僕たちが望む「umiie」は建つのかを検討する、

「建築会社選び」です。

 

 

今日の一曲:千年メダルTHE HIGH-LOWS