土地探しの旅 ステージ7 ~川の流れのように(2)~
M町の、川沿いの土地。
通勤、立地、校区、値段、川沿い、文句がつけれません。
ですが・・・
たった1点だけ、「即買い」に踏み切れない大事な要素がありました。
土地と川の間に、高い土手があるんです。
しかも、その土手はサイクリングロード。
川を眺めて過ごす2階の高さと、そこを散歩する人の目線が、完璧に合ってます笑。
(イメージ)
焦った2人は、「川沿いマスター」「Mr.リバービュー」のY社長に相談することに。
Y社長「ど、どうされたんですか汗。今は会社じゃなく自邸にいますので、またそちらでもよければどうぞ。」
仮契約も何もしていない、まだ通りすがりの客の段階にも関わらず、Y社長の自邸にまたお邪魔する2人。
Y社長「一般的にはやはりまず、フェンスで視線をカット、でどうでしょうか。スリットに角度を付ければ、家からは川は見えて、土手からは家の中が見えにくいですし。」
(イメージ)
2人(うーん・・・)
なんせ、今目の前のY社長邸のリバービューを味わいながらだと、その案がいまいち入ってきません笑。
(イメージ)
僕たちも素人なりに考えた、土手(サイクリングロード)を歩く人からのプライベート空間の確保案も聞いていただきました。
案①:物凄い奥行のあるコの字
バルコニーの奥の方でいれば、土手からは見えずにくつろげるのでは?
(イメージ)
案②:できるだけ高い2階
土手よりも高い位置にどうにか2階のフロアーレベルを上げれば(極端な話3階のLDKやバルコニーなら)、土手からは見えないのでは?
僕たちの話を、優しく聞いてくれるY社長。
もしこの「土手からの視線」問題を解決してくれそうなら、
もう「この土地を買う」+「Y社に家づくりの契約をする」で進めてもいいぐらいの勢いでした。
僕は図々しく、(あわよくば今、ラフなスケッチで間取り提案とかしていただけないかな・・・)とか考えていました笑。
しかし、Y社長は、良くも悪くも、この場面でさえまだ営業らしいトークをしてくれません。
僕(社長、ほら、もう獲物は針にかかって、後はすくうだけでっせ)
Y社長「・・・」
・・・
・・・
結局、Y社長、動かず!笑
(イメージ)
Y社長は多分「押しつけの営業はしない代わりに、契約してくださった本当のお客様に注力する」のようなポリシーをお持ちなのかなと推測しています。
この川沿いの土地が売れないことを祈りながら、土地探しの旅は続くことになりました。
今日の一曲:なんとなく僕たちは大人になるんだ/安藤裕子(originaled by 銀杏BOYZ)